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恋愛系の物語についての好き嫌いを語ってみる

Audibleにハマっている事を以前記事にした。

私にとって朝と夕方の通勤ドライブに欠かせないものである。

「恋愛モノ」…は正直苦手な方。

少女漫画は好きだったが、ガッツリの恋愛系にはのめり込めなかった。

私にとっての恋愛とはいつも「片思い」であり、「両思い」ではない。

だから、「両思い」の展開にあまりついていけない。

友達から聴く「両思いだったみたい。」的な話も、嬉しいような、羨ましいような、不思議なような、そんな感覚だった。

恋愛はいつも私を綺麗にはしてくれない。

恋愛をしている時の自分はあまりに醜くて嫌いだった。

「恋は女を綺麗にする」なんて嘘。

「それは自分本位だからだよー」とか「本当に好きじゃ無かったんだよ」とか言われればそうかもしれないが、「じゃ、私が悪いの?」という臍曲がりな負のループが生まれるから、恋愛トークに積極的に混ざれなかった。

「この熱はいつまで続くのだろう」などと俯瞰する自分がいる。熱は冷める。
それはお互いにだ。それが怖い。

こんな可愛げのない感覚の持ち主の私が、最近のAudibleで真剣に拝聴したのが恋愛小説だった。

とあるセレクトショップに訪れる女性達の仕事と恋愛模様を描いた作品。

不器用だけど、可愛くて、愛しい。
「わかる…」とアラフォーの口元から言葉が漏れる。


漫画だとハチミツとクローバー🍀が再燃してしまい、漫画だけでは飽き足らず、アニメを夜中一気見した。

人を思いやる事、優しくて切なく繊細な心の機微、押し付け合わない気持ちの掛け合いがくすぐったくてたまらない。

好きって苦しいもんなんだよな…と。
苦しくてもいいんだよなと思える。

「好きな人がいれば綺麗になれる!」自分じゃなくてもいい事を肯定してもらえている気がする。

今恋愛がしたいわけではないし、なんで今更恋愛小説を熱心に拝聴したかは自分でも謎だ。


だけど、心に優しさを灯してくれたように感じる。

これから、もしかしたら誰かに恋をするだろう子供達に「恋はいいものよ」と伝えたい。


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