lemon soda

母、妻。時々女。 子どもとか仕事とかそんな事を綴ります。 大人の思春期真っ只中かも。 …

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母、妻。時々女。 子どもとか仕事とかそんな事を綴ります。 大人の思春期真っ只中かも。 そんな自分も嫌いじゃない。

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チャーハンと赤だしと落ちこぼれた日々と

「燃え殻」さんの「これはただの夏」に引っ張らている事が否めないのだが、ふと、ある夏の日の出来事を思い出した。 私は東北地方の田舎から、異文化の中部地方にある専門学校に進学し、初めての一人暮らしをしていた。 田舎者の私は、日々絶え間なく起きる出来事に困惑していたし、地に足が着かない生活を送る状態が続いた。体も心も疲弊していたように思う。 あの頃は若さ故、乗り切ったのだけど。 専門学校には、大卒や社会人経験者も多く、彼らは高校卒業上がり私の様な者達に比べると何事にも真面目で、

    • どっちに向いても

      前向き、後ろ向き。思考や感情の表現には色んな言い方がある。 私は後ろ向き、つまりネガティブな方。 表向きはポジティブな印象を持たれやすいが、 それはかなり役者的で、体調が良い時は私の中の役者が爽やかさを演じてくれる。エネルギーを使い、明らかな疲労と息苦しさを感じる。それが滲み出ている。 場面変われば表情も変わり、死にたくなるような、消えたくなるような、逃げたくなるような、とにかく「自分なんていなくなっていいんだ」というわけのわからない独りよがりな感情に支配される。 「

      • noteの続け方

        noteが書けない…とは言い訳。 なんでもいいから書けばよいのだが…。 noteに遊びに行けない日々が続いている。 元々かなりズボラな性分。自覚あり。 最近、あまりスマホを見なくなってしまった。 依存的になりやすい私にとっては健康的なのかもしれない。 だが、なんとなく味気ない。 忙しい日常に浸ると、感性がカラカラに渇く事がはっきりとわかる。 育児、家事、仕事は生きていく上でどれも必要だとはわかっていてもしんどい。 家事なんて、ほぼしていないに等しいが洗濯物を箪笥

        • 「吉本ばなな」さんと話したい

          吉本ばななの「幸せへのセンサー」をAudibleで聴いている。 なぜ聴いているかというと、「三浦しをん」さんの「墨のゆらめき」を聴き終え、また三浦しをんさんが聴きたいなぁと思って検索していたら、なぜか「吉本ばなな」さんが現れたから。優しい絵のカバーに惹かれ、聴いてみる事にした。 私は最近「あっ、なんか聴きたいな」と思ったら聴く。それって当たり前じゃん?とも思うのだが、以前の私は基準が「私」ではなくてどこかの知らない人達が評価を出し、「売れてます!」とか「史上最高!」など書

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        記事

          ゆらめく節目

          ↑こちらの記事に詳細を描いたが、私は「右アキレス腱断裂」の診断を受け、手術をし、自宅療養の日々だった。 怪我をしてから3ヶ月が経過。 車の運転が可能となり、お陰様で現場に復帰している。 小さい事業所は相変わらず人間関係も業務も落ち着かずバタバタで、早めの復帰をせがまれていたからだ。 デスクワークから開始し、今は送迎の相乗り、利用児の身の回りの簡単なお世話が行えるくらいで申し訳無いが、どうやら役には立っているようだ…。 保育と福祉の現場は医療よりも過酷で人の出入りも激しい

          ゆらめく節目

          まぁるい、まぁるい、まんまるい

          「ねえ、おかあさん。りーちゃんプリキュアになれるかな…」 と鏡をみつめて呟く娘。 お風呂上がりにぽっこりしたまるいお腹を触っている。 「どうしたの、急に。」と尋ねてみる。 「だってね、こんなにね、お腹ぽっこりしててね、ぽっぺも太っててね、髪もサラサラじゃなくて、全然プリキュアみたいじゃないんだもん。」 サンタさんから届いた「某プリキュア変身スティック」を振りながら、「変身が出来ない」と悲しみに暮れていたのだが、娘なりに変身出来ない理由を考えていたらしい。 結論は「

          まぁるい、まぁるい、まんまるい

          湯けむりを愛す女

          「足が少しでも良くなるように日帰り温泉でも行かないか?」 と夫が言った。 「どうやって?家のお風呂もやっと入ってるのに」   夫はいつも唐突だ。そして無茶を平気で言う時があり、時々喧嘩になる。 「いつも健康で正しい貴方にはわからない」 …的な事を私は態度や言葉じりに皮肉を混ぜて言ってしまったりする。悪い性格だとは認識しているけど、どうしてもそうなってしまう。 こんな風に夫と歯車が合わなくなったのはいつからだろう…。 せっかくの提案にネガティブな反応を返してしまっ

          湯けむりを愛す女

          トットちゃんと、祈る日に。

          1日1日に映画を観に行った。 「窓ぎわのトットちゃん」が観たい!と4歳の娘に催促された。理由は「絵が可愛い」からだそう。 松葉杖と装具歩行での移動は正直しんどい。 悩んでいた。 夫に「いや、ずっと家に引きこもっているのもなんだから行ってみないか?」と背中を押され、行ってみる事にした。 不自由になるとトイレや移動の際に所々にある段差やスロープ、扉などに苦戦した。 動き回る子どもにも追いつかず、冷や冷やしながら、あくせくしながらスクリーンまでとたどり着いた。 「窓ぎわのトッ

          トットちゃんと、祈る日に。

          勝手に震えておく

          怒りが湧き出すと体が震える事がある。 「ワナワナ」とか「メラメラ」とかそんな擬音語の表現が合うかもしれない。 私の沸点は割と低い。 今年のクリスマスイブは散々だった。 事の起こりはイブの夜。夕食時の義理の母一言からだった。 「あなた(夫)来年厄年でしょ?厄払いしなきゃね。神社とか決めたの? あと厄払いのための品を買っておいたの。あなた(私)も職場の方に配るわよね、もちろん。」 私は正直、「は?なんで?」 …と言いたかった。おそらく「狐につままれたような顔」をしてい

          勝手に震えておく

          ONE OK ROCK LUXURY DISEASE ASIA TOUR 2023 お疲れ様。

          ワンオクのアジアツアーが、先日12月18日にシンガポールで幕を閉じた。 「お疲れ様。9月のタイから走り抜けたあなた達…お疲れ様。とても最高でとても素敵だよ!」なんて…在宅療養中のアラフォーはひとり呟いている。 SNSを通し、ツアー中の様子をInstagramなどで追っかけていた私…。 一応、メンバー達をみんなフォローしているから、それぞれがアップしている内容を眺めているのも面白かった。 とくに、ドラムのTomoyaの動画のツアー中の「男気じゃんけん大会」の様子は笑いながら眺

          ONE OK ROCK LUXURY DISEASE ASIA TOUR 2023 お疲れ様。

          いたみが伝えるもの

          ギブス固定が外れて装具をはいて足先にほんの少し荷重して歩行練習を始めている。 職業柄、ある程度の知識があるものだから、注意しながら自己判断で動きすぎてしまう。 担当医から「lemon sodaさんの場合、少々踵骨に近い部分で切れていますから、慎重にお願いします。無理はされないように。」  なんて念を押されてしまった。 理学療法を受けるように言われ、20代の可愛らしい子が担当になった。言葉を選びながら、荷重量を調整するようにと指導してくれている。触れ方が優しく、緊張している

          いたみが伝えるもの

          ちいさいせなか

          子どもは親が知らないうちに成長している。 そしていつの間にか親から少しずつ離れていく。 全く、私は身勝手で、子どもを「育てている」という錯覚をしてしまう事があるのだが、子どもは育っているのだと実感する。 その小さな体や心を震わせながら。 足を怪我をし、今までのように子ども達と触れ合えない中、ふとそんな事を思う。 私は先日、10年ぶりに地区のバレーボール大会に参加した。 体を動かすのは久しぶりだったし、体力に自信もなく、あまり乗り気では無かったが、「ひとが足りない」な

          ちいさいせなか

          koi

          恋とは? 恋には昔から不器用だ。 意識した瞬間、その人とは話せなくなる。 どこか遠いところに行ってしまう。 そんな不器用な女が、20代の頃一目惚れをした。 目と目が合って、あっという間の出来事で、自分でも驚いた。 何かが大きく周り出していく。そんな感覚だった。 強く惹かれて、そうなるまでに時間はかからなかった。 しかし、彼は多くの人を愛せる人だった。 彼は女友達も多かったが、私と出会った時、すでに彼女がいた。 私はそれを知りながら、彼女から彼を奪ってしまっ

          ポリシーですから

          昭和生まれとはいえ、物心ついた時は平成のど真ん中にいた。 中学生くらいになると色気付いた周りの女子達はハイビスカスを頭に乗せ、厚底ブーツとミニスカートを履いたお姉様、「コギャル」に憧れを抱いていた。 なぜハイビスカスを頭に? 厚底かなり歩きにくそう… ミニスカはパンツ見えそう… つまり、わたし自身ギャルには興味がない。 しかし、田舎の男はヤンキーに憧れて、田舎の女はギャルになる子が多い傾向にある。 休み時間になると、友人達はみんなギャル雑誌をキャッキャッと読む。

          ポリシーですから

          猫のように.

          実は動物が苦手だ。 残念な話だが、正直、どう関わればいいのかわからないし、衣食住を共にすることに抵抗がある。 わたしはかなりの田舎育ちだったから、野良犬に追いかけられる経験もあれば、野良猫達の情事の行く末を見届けた事もある。人間と似たようなドロドロのニャーマンドラマを繰り広げていたのだった。 うーん… この生き物には到底敵うまい…。 「お互い、別に生きた方が賢明だな。」 が私の持論なので、動物と一緒に過ごされている方を否定しているわけではないから誤解は無きよう…。

          猫のように.

          寝る、時々読む

          寝る事が好きだ。 朝から晩まで寝ていても大丈夫なタイプだと思う。 「趣味は?」と聞かれたら「寝る事です」と素直に言いたい。 ただ、ある程度大人になると、何処かで査定されているような錯覚を持ち、「寝る事です」なんて言ったらあまりいい印象は与えないだろうと思ってしまう。   あんなに寝る事を得意としていたのに、妊娠出産後、しっかり寝た試しがない。 義理の両親と同居してからは「ゴロゴロ」も迂闊に出来ない。義理の両親も夫もだらしない事を嫌う。 規則正しく、清く、誠実に生きて

          寝る、時々読む