見出し画像

X-メン:フューチャー&パストより  シーン1

この映画を見た人なら誰しも記憶に残っている
シーンだと思います。私はこのシーンが大好きです。
ある種、私にも言えることであり、勇気とは何かを示しています。
まずはそのシーンの会話を書いてから紐解いていきます。

簡単に説明だけ最初にします。
ミュータントの遺伝子から人間の科学者はセンチネル
と言う対ミュータント用のロボットを開発し、
ミュータントを絶滅に追い込みます。

しかし、ミュータントでは無い人間にまで
センチネルは攻撃をし、人間もミュータントも
絶滅の危機に立たされます。

それは遺伝学上ミュータントに成りえる人間たちも
ミュータントと判断し、2023年に生き残った
ミュータントたちが集まり、最後の希望を託して、
プロフェッサーを過去に送ろうとしますが、
過去に行くには、精神的にも肉体的にも
破壊されるダメージを受ける事を知り、
超再生能力を持つウルヴァリンを
過去に送り込む事になります。

最初の間違いを止める為、
1973年に彼は送られます。
しかし、当時のプロフェッサーこと、
チャールズは、他作で起きた時に、
歩く事が出来なくなり、
ハンクの作った薬を飲んで歩けるようには
なりましたが、副作用で能力が使えなくなります。

その時、未来のチャールズは、過去に精神だけを
飛ばして、自分に語り掛けて、説得を試みます。
これはそのシーンになります。
ここでは、
未来のチャールズを「老」とし、
過去のチャールズを「若」とします。

————————————————————

”若”「未来はこうなるのか、
エリックが言った通りだ。人間のせいで……」
  
”老”「我々が導けばそうならない」

”若”「信じるのか?」 
 
”老”「誰かが道を誤っても希望が絶たれたわけではない、
わずかな助けで救えることもある」

”若”「私は以前と違う。心を開いたが、あやうく破滅しかけた」 
 
”老”「恐れる心をセレブロが感じ取った」
 
”若”「声が聞こえるんだ、多くの声が——苦しんでる」
  
”老”「君が本当に恐れているのは自分の苦しみだ。
恐ろしいかもしれないが、苦しみは君を強くする。
君がその苦しみを感じて受け入れれば、
自分でも想像できないほど強くなれる。
それこそが私たちが持つ最大の能力なのだ。
苦しみに負けず、耐えるという能力。
その源は人間に備わった最高の力であり——希望だ。
頼む、チャールズ。いま一度、希望を持ってくれ」

————————————————

自問自答をする場合、
こんな感じに皆さんもなると思います。
私も自分自身に言い聞かせる時は、
会話にはなりませんが、心の中では
自らに言い聞かせるようにしています。

映画の良さは、映像と音楽、
そしてその世界に没頭できる想像力
だと私は思っています。
現実で深く傷ついた時は見ないほうがいい。
音楽とかのほうが気が楽になれます。

私がいうのもなんですが、
人間は弱い時は誰にでもあります。
そういう時は誰かに話すのが一番いいです。

独りで抱え込むのは非情に長い時間をかけて、
じわじわと心が闇に蝕《むしば》むように
後々辛くなります。

それは自分では感じなくても、周りの人には
伝わります。疲れた顔つきや目に、そういった
負の力が自然と出てきます。

だから私は人に相談された時、自分事以上に
しっかりと考えて、解決策を見つけます。
自分は耐える事が出来ますが、耐える辛さを
知ってるだけに、同じような想いを頼って
くれる人に味わって欲しくないからです。

この映画はアクション映画ではありますが、
この会話のシーンにはアクションは一切ありません。

自分と向き合うこのシーンは、
いつ見ても真の勇気と、希望というものを
教えてくれます。

私が迷子になった時に、
今では助けを求めるものの1つとなっています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?