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第47話 先人に学びソレを活用する アイザック・ニュートン 自然哲学

❝もし、私が人より遠くを見ているとしたら、
 それは先人の肩の上に立っているからだ❞

彼ほどの人物でも過去の先人たちに敬意を払っている事は
この言葉でお分かりになるだろう。彼は皆、過去から学びソレを
自分の時代で活用して色々な法則等を見つけたりしたのだ。

私が知る限り、このように有名な先人たちは皆、先行した過去の
人々に敬意を払って生きている。本などから彼らは学び、それを
活かして研究等に打ち込めた。

何故そこまで敬意を払うのかは、人の人生は、人として生きるには
短すぎる。その為、研究や法則理論、数々の哲学等、先人たちが命を
賭けて一生分の生き様を、僅かな記録や言葉として残してくれている
お陰で、彼らもまたそれを後人へと引き継ぐ事が出来るからだ。

我々が考える事等は、既に過去に考えられていて、
その結果も残されている。彼らは皆、それを活用しているからこそ、
新しいモノや理論を打ち立てられるのだ。彼らがこの世界に功績を
もたらしたのは、先人のおかげだと言っても、それが事実なのだ。

皆、それを知っているからこそ、自分の研究等に打ち込めた。
それは現代でも変わらない。時代や文明を超えて、
本当に大切なモノは伝え残されるのが、この世の真理である。

だからこそ、彼らの言葉の数々には重なるものも多くある。
それは生きる世界は違っても、人間の真理に違いは無いからだ。

このニュートンの言葉には感謝がにじみ出る程、それを伝えている。
自分が今あるのは、過去の人のおかげだと言っている。
だからこそ哲学の世界というものは、実に奥行があり面白い。
しかも絶対に、人間の私生活等に関わりがあるものに限られたものしか
哲学の世界には無い。「もしも」の世界が無いのも哲学の定義の1つだ。

神の存在証明も読んだ方ならお分かりになったと思うが、
しっかりとした理論をつけて、神の存在は確かにあるものだと
示している。我々、日本人の多くは無縁の世界ではあるが、
世界からすれば日本は異常だと思う人も多いと思う。
彼らは皆、それぞれの神に対して心底から服している。

だからこそ哲学の中にも神に関する哲学も存在する。
世界中の人にとって、神聖なる現実的な人知を超えた存在だと、
認めているからだ。

彼らのような存在が後世に伝えてきたから、今がある。
我々も誰かがそれを担わなければならない。
それが人の世だと、私は思う。

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