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【ワンピカード】フラシ優勝 CS大阪予選27位 4ドローカイドウ入サカズキの解説とCS大会レポ

割引あり

1. 自己紹介

こんにちは。ぴろ(@piro_onepiece)と申します。
普段は京都でワンピカードを楽しんでいます。

noteを書くのは3回目で、1回目は2段環境での黒単サカズキ、2回目は5弾環境での青黒レベッカのnote(↓)を執筆しましたが、どちらもかなりの好評を頂いており非常に嬉しい限りです。


さて、私は先日(11/11)に行われた大阪エリア予選に出場し、青黒サカズキを使用して無事に決勝大会の権利を得ることができました。
この2ヶ月はほぼ毎日ワンピカードをしていたため、調整に付き合って下さった方には本当に感謝しかないです。改めてありがとうございました。
(佐々木海賊団、さもたろ海賊団、佐々木一派、大徳寺・西七条メンバー、京ファミ勢etc……)


とはいえ、リーダーサカズキなんてこの環境で山のようにいるため自分がnoteを書くまでもないとは思っていました。というか書く気は全くありませんでした。
しかし、4ドローカイドウ入りの構築について言及されているものは少なく、自分の構築についてかなりの質問があったため、急遽このnoteを執筆する形となりました。

そのためこのnoteではサカズキの基本の動きや対面の動きなどは省略しており、4ドローカイドウについての解説noteという形を取っております。
採用を検討している方や、入れたがあまり上手く回せないという方、またミラーやエネル対面での勝率で悩んでいる方などは是非読んで頂けたらなと思います。

2. デッキリスト

使用:TCG+


こちらがCS大阪エリア予選に持っていったデッキリストになります。
一般的なサカズキの構築と違う点は

・10カイドウ、しらほしの採用
・氷河時代の非採用
・3コス枠の非採用
・2000カウンター枠でのヴェルゴの採用

こんな所ですかね。
クザンやボルサ、サボの枚数等も人によって異なりますが、この辺は完全に好みです。

この構築は10カイドウを軸にして考えており、10カイドウの採用理由から、他全ての採用・非採用理由に繋がります。
採用理由や使い方などは後程詳しく解説していきますので、まずはエリア予選での9試合がどのような試合展開だったか、日誌感覚で記述していこうと思います。興味ない人は全然飛ばしてもらって構わないです笑

3. 大阪予選-レポート

1戦目 : 紫単ルフィ 先攻 〇

相手
後2:マゼラン
後3:クイーン
後4:パウリー

自分
先2 : ブランニュー
先3 : リーダー効果+大噴火+犬神紅蓮でマゼラン除去、6000リーダー×2

先2ブランニューをプレイでき、相手の後手2マゼランに対し、しっかり大噴火+犬神紅蓮の回答を用意できていた為6000リーダー×2。相手の後3の動きが欠損しており、パウリーが1ターン遅れたためこちらの強い動きでそのまま押し切った形になりました。

また5000.7000で殴れる時も6000.6000で殴り続け2000カウンターを要求し続けた所、相手が序盤で2000カウンターを欠損し、中盤以降のアタックが非常に通りやすい試合展開になりました。

2戦目 : 紫単ルフィ 後攻 〇

相手
先2 : うるティ→ページワン
先3 : 7000リーダー×3
先4 : 9カイドウ
先5 : シープスホーン、11000リーダー

4ローをチラつかせる殴り方も上手く、相手が強プレイヤーであることを肌で感じました。そのため相手の構築にシープスホーンorタップノットが入っている可能性を警戒し、そのケアを出来るように考えながらプレイしていきました。

先2うるペーから先3で総殴りをしてきた時点で少し怪しい部分はありましたが、最速で9カイドウを投げ、マンシェリーを無視して顔をガン詰めしてきたため、ロングゲームをするつもりはなく、シープスホーンorタップノットをハンドに抱えていることをここで確信しました。
先4のターンは6000リーダーとカイドウの10000リーダーが見えていたため、2000カウンターが欠損しているフリをして6000リーダーを受け、10000リーダーも受けてライフ0に。あえて盾を受けることで相手に次のターンリーサルをさせる択を取りました。
そして返しのターンでシープスホーン+リーダー効果での11000アタック(最大値)を守れるカウンター値を用意し、大噴火+レベッカ→ヒナ+犬神紅蓮でカイドウを除去。
想定通りシープスホーンでレベッカをレストにしながらの11000アタックが来たので、守って返しに詰めて勝ち。

相手が強プレイヤーだからこそ最適解を取ってくることを信用した形になりました。

3戦目 : 緑単ウタ 後攻 〇

後攻4ターン目まで4クザン、4ルッチをを引けず、相手の先4最速7ルフィ→ブルック→ウソップの3面展開に対して2面処理が出来ず、かなり苦しい展開に。
また執拗に6000アタックを続けるも2000カウンターを7~8枚程度抱えられており、ひたすら切られる2000カウンターに絶望していました。それでも根気強く2000要求で殴り続け、2000カウンターが枯れてからはしっかり勝ち筋を掴む展開に持っていきました。

ただしサーチでの逆光、私は最強×2の回収も見えており、急なリーサルもかなり警戒する必要がありました。最後は相手が逆光×2+私は最強を持っていれば負けの盤面でしたが、相手は逆光と私は最強1枚ずつしか無く、6000リーダーからリーダー効果で拾いにいきました。リーダー効果でめくれたカードは、新時代。終わったかなと思いましたが3枚見ても逆行は引かれず、なんとか耐え。

勝った試合の中では1番ギリギリの戦いでした。

4戦目 : 紫単ルフィ 後攻 〇

相手
先2 : ピンズ
先3 : 7キッド(効果使わず)

自分
後1 : ブランニュー
後2 : 4クザン
後3 : クザンアタック時7キッド下げ+4レベッカ→ヒナ+犬神紅蓮で7キッド除去、リーダー8000でピンズ

相手の先3が7キッドだったため4クザンが除去されず、そのままクザンが暴れて危なげなく勝利。
7キッドの効果は使用しなかったため、パウリーも採用しているが引けず、7キッドを置くしかないハンドだったのかなと思いました。
ラッキー。

5戦目 : 青黒サカズキ 後攻 ‪✕‬

こちらの動きもかなり強く、後攻で最速10カイドウも置けた試合展開でしたが、それを上回る相手の強いムーブに返されてしまいました。
相手が先1でリーダー効果を使わなかったためその時点でかなり強いハンド、また先3のリーダー効果でルッチを切ったためあと2枚以上ルッチがハンドにあることも分かっていましたが、その想定以上にプレイもハンドも強く、最後は1000カウンター足りず負けてしまいました。
結果論的には10カイドウを2連打すれば確実に勝てていたため、1枚目を投げたターンのリーダー効果で2枚目を捨ててしまったのが最大の分岐点・敗因になりました。調整、大会を含めミラーで10カイドウを投げた試合で負けた事が無かったため、1枚で充分だという奢りがでた部分かなとかなり後悔しています。

ただお相手は非常にフレンドリーな方で試合前後も気さくに喋ることが出来ました。悔しさは残りましたが、同じ学生ということもあり仲良くなれたので良かったです。
共に決勝大会の権利は取れているので頑張りたいですね。

6戦目 : 黄単カタクリ 先攻 〇

前日にサボの枚数を減らしたため1番当たりたくない対面でしたが、京都にカタクリ使いが多く経験値を多く積めていたので対面には自信がありました。

試合展開としては、後攻を取られペロス→ゲダツ→7マム→10マムとかなり理想的な動きをされましたが、なにぶんトリガーに恵まれました。トリガーキャラは3回出てきたものの、雷霆を1枚も踏まなかったためブロッカーが残り続けたのは大きかったです。雷霆を踏んだら負けていたタイミングが2ターン程あったので、かなり冷や冷やしながらの割り切りアタックを通して勝った試合になりました。
4ゾロは採用してなかったみたいなのでそこもラッキーでしたね。

終盤にはサボを引けていたため、リーサルの手打ち雷霆やアマルをケアしながら詰め切りました。

7戦目 : 黄単エネル 後攻 〇

昔よく行っていたリモート鯖にいたマジンガーキティさんという方との対戦でした。HNが違っていたので全く気づきませんでしたしなんなら初対戦でしたが、とても親しみやすい方で終わった後も気さくに喋ることができました。

本人のTwitterで上がっていたので言いますが、構築としてはごりごり引きこもり型のエネルでした。マム軸で斬切餅も採用しており、7ボルサが最高打点のアグロサカズキを絶対に殺すデッキです。10カイドウ型にしてなければ絶対に負けてました。
しかし10カイドウはミラーとエネル対面をみて入れているため、予定通りマリガン基準は10カイドウで無事引けたためキープしました。
10カイドウがバレてライフを殴られるのが1番嫌だったため、あえて面を横にしたり4クザンに斬切餅を打たせ、ハンドとライフを削ることなく最速で10カイドウを着地させました。そして4ドローの中には2枚目の10カイドウ。前日で3枚に増やしたのが大きく功を奏しました。
お相手もしっかり対応してきましたが、12000キャラが2体立ち、ハンドは14枚。流石に危なげなく詰めていくことができました。

アグロサカズキに強い引きこもりエネルはかなり増えると思っていたので、自分の構築を信じてよかったと強く思いました。
というか実際エネルはかなり多かったので、むしろもう少し当たりたかったですね()

8戦目 : 青黒サカズキ 後攻 〇

2回目のミラー。よく考えたらこの環境で2/9しかミラーやってないのおかしい。前回の1次予選で1/9しか白ひげに当たらなかったことを思い出しました。

試合内容としては、相手が犬神紅蓮での除去+高打点でライフを詰めてきたため、こちらのライフは序盤で1に。しかしその分相手の盤面は弱くなるため、こちらはレベッカ→ヒナ+ルッチやマンシェリー+レベッカ→ヒナ+ルッチの理想ムーブを押し付け、盤面有利から危なげなく勝利まで待っていけました。
最速で10カイドウを投げることも出来ましたが、相手が紅蓮を2~3枚絡めて詰めてきている場合は10カイドウを投げるのにリスクが伴うため、今回の様に盤面有利を保ち続けた方が強いですね。
ただしコンボパーツが欠損していたり守り札が多い場合は上記の状況でも10カイドウを投げた方が強いこともあるので、10カイドウを投げるタイミングや盤面については詳しく後述します。

9戦目 : 赤単白ひげ 後攻 ‪✕‬

‪まさかの京都で1弾環境の時から知っているAKIさんという方との対戦でした。7戦目といい世間狭いです。

試合展開としては、2000カウンターが欠損し、最速5ルフィを絡めた序盤の6000連打をかなり苦しく受けてしまう内容に。6000アタックを2回ライフで受け、1回は1000カウンター2枚で守ることになったため、かなり序盤から苦しい動きとなってしまいました。
ミラーを重く見て前日に2000カウンターを11枚から10枚に減らしたのがここで初めて裏目に出たな、、、と痛感しました。とはいえマリガン込で後攻4ターン目まで2000カウンターを1枚しか引かないのは流石に苦しすぎましたね。リーダー効果と併せて8ドローしてるのに…
そのため守りの動きを強要され、7ボルサを最速で置くことが出来なかったため火力不足にも陥った印象でした。しかし何とか立て直し、ラストは犬神紅蓮2枚絡めてのリーサル。ハンドに1枚でも非カウンターがあれば勝ちでしたが、ラディカル×2、2000カウンター×2、1000カウンター×2でジャストガードされて負けてしまいました。

後で構築を拝見すると非カウンターを限りなく減らしたリストになっており、流石だな〜と感じました。
もちろん負けは悔しいですが、一緒に決勝大会に上がれたことは嬉しい限りです。


以上が大阪エリア予選の大会レポになります。
決勝トナメに上がれなかったのはめちゃくちゃ悔しかったですが、エリア予選の感想を一言で言うと「死ぬほど楽しかった」です。
やはり大型大会の一戦一戦にかける緊張感というものは、中々他では味わえないものですね。

さて、以降が解説パートになります。
前述しましたが、このnoteは4ドローカイドウの採用理由、強みと使い方を解説するものとなっています。
そのため対面はミラーとエネル対面しか記載していません。前回までのnoteのように各対面での動きを全て詳細に書いている訳では無いので、そこはご留意して頂けると幸いです。

では、解説に入ります!

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