見出し画像

青色申告書を無料で作成する方法 ②準備編

①の導入編でエクセル簿記をパソコンに入れたら、入力するデータの準備をしていきます。

その前に、日頃から事業関係のお買い物をするときには何を使って支払いをしていますか?

現金やPaypay、クレジットカードなどあると思いますが、事業で使うものを買うときにだけ使うカードを作っておくことをオススメします。

なぜなら、カードで買っておけば、あとでそのカードのサイトにログインしてCSVをダウンロードできるからです。

CSVをダウンロードしたら、それを加工してコピペで貼り付ければOKなので入力する手間が省けます。

今回このnoteを作ろうと思ったきっかけは、MFやfreeeなどのサブスクリプション方式の会計ソフトから脱却したかったから。

これらの会計ソフトは、口座やカードなどの会社と連携することができて、さらに自動で科目を予想してくれたりするのが特徴で、これが便利でなかなか辞められませんでした。

でも少しの工夫があれば、連携なんてなくったってイケる!と思い、それがこのカードCSVを使うということになります。

今、もし自分で普通に使うカードと事業用カードが同じであるなら、ぜひ1枚事業専用カードを作ることをオススメします。

事業専用といっても屋号とかを入れる必要はなく、普通にもう1枚ご自身の名義のカードを作ればいいだけなので、これを機にぜひ。

ちなみに私はオリコカードを事業用としています。このカードは通常時のお買い物でも1%のポイントがつき、オリコモールから経由してAmazonや楽天でお買い物をするとさらにポイントが貯まります。

そして貯まったポイントはAmazonギフトカードなどに交換できますのでオススメです。

では、これからデータの加工方法について、主な支払い媒体で解説していきます。

用意するもの

まずは必要なものを用意しましょう。


①領収証

まずは、1年間貯め続けた大量の領収書を引っ張り出してきましょう。

毎年この領収証の山を見ると「毎月ちゃんと分けておけばよかったな」って思いますよね。

私は超面倒くさがりなので、ひとつのファイルに領収証をポコポコと入れていたのですが、今年からAmazonで買った良さげなファイルを見つけたので、これに月別で入れていくことにしました。

これ、自立するのでとても便利です。自在に伸びるので、領収証がたくさんある方でも大丈夫。

ラベルは、セリアでアルファベットのはんことラベルシールを買って作ってみました。

こんな感じで月別に領収書を入れています。

と、月別にしろと言っていますが、正直月別にしなくてもいいです。どうせ入力してソートをかければいいので、そのまま並び替えずとりあえず見やすいように上下揃えておくくらいでOKです。

②カード明細のCSV

クレジットカードを使った支払いは、CSVでダウンロードして加工します。

ほとんどのクレジットカードは、WEB明細をCSVでダウンロードすることができますので、まずはカード会社のサイトにログインしてデータを取得しましょう。

もしCSVがない場合は、領収証から手入力します(後ほど説明します)。

③Amazonや楽天などのお買い物データ

事業で使うものをネットで注文することも多いと思います。AmazonはCSVデータにする機能がないのですが、Google Chromeの拡張機能を使うとCSVを作成&ダウンロードすることができます。

同じく楽天市場での購入履歴のCSVも拡張機能が便利です。

Amazonの拡張機能の場合は、PCの購入履歴の上部に表示が出てくるのでわかりやすいのですが、楽天の場合はCSVにしたい範囲を指定してから拡張機能のボタンを押すことによりダウンロードされます(詳しくはリンクの使い方をご参照ください)。

ネットでのお買い物のデータを取り扱う際に気をつけなければならないのは、②のカード決済とダブって登録をしないようにすることです。

Amazonなどは、個人的なモノも買っている可能性があるので、内容を確認しながら仕訳をする必要があります。

そのため、カード決済で引き落とされたAmazon決済は仕訳で入れないようにして、Amazonや楽天の詳細から仕訳登録するようにします。

④銀行口座のCSVデータ

事業に関わる口座を持っている場合には、CSVをダウンロードしておきます。個人的な取引があっても仕訳で排除できるので、専用にする必要はありません。

ただ、会社との取引が多かったり、お客様から振込での入金が多い場合には、屋号を付けた口座開設をオススメします。

比較的簡単に屋号付きの口座が開けるのはGMOあおぞらネット銀行です。

⑤データ入力用シート

CSVでダウンロードできたものは、CSVを利用して仕訳を入力していきますが、現金払いなどのCSVがない取引を入力するための簡単なシートを用意します。

日付と科目(コードをあとで入れます)、金額と摘要の4つの列を用意します。フィルタも設定しておきます。

⑥クリップや付箋・チャック付きファイル

以前まで、領収証はA4の紙にペタペタと貼っていましたが、どうせ税務調査も来ないし見直すこともないので時間の無駄だと思い、クリップで月毎に留めることにしました。


月毎にクリップでまとめています

そしてそれをチャック付きファイルに入れています。100円なので1年に1個用意して7年間保存します。


100円ショップで買ったA4チャック付きファイル
1年分の領収証を全部ここに入れちゃいます

以上で準備は完了です!
いよいよ次回から仕訳の入力をしていきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?