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そんなんでいい日がある。

誰かが言った、
「私たちはホルモンの奴隷だ」と。

カフェの店員さんに気さくに話しかけちゃう私も、
急に方向転換してきた前の人へ憎悪の念を送っている私も、
全て私。

そしてそんな私を操縦している不可視な「ホルモン」なるもの。


2ヵ月間ほど生理が止まり、現在治療を受けている。

女性ホルモン含有の中用量ピルを一週間ほど服用し、生理を促進させる治療法なのだが、
2ヵ月間生理が無かったことで、あの「1~2週間前の感覚」をちょっと忘れていた。

ピルの影響か、あの感覚が戻ってきた。

強烈だ。

だるさ、眠気…そして食欲。

気分、食欲、体調の乱気流の中に放り込まれ、私たちになすすべは無い。

だるさを抱え、泥のように眠り、熊のように食べるしかない。


止まってた反動からなのか、今回の食欲は特にすごい。

朝、昼は正気だったのだけど、おやつに食べたチョコレートが引き金となり、あらゆるものを吸い込み始めた。

私が吸い込んだものへの供養の気持ちも込めて、今ここへ書き並べたい。

そして、いつかまた見返したときに「この時の方がやばいから大丈夫!」てぜひ思ってほしい。
そんな気持ちを込めて、食事の備忘録。

2023年9月14日(木) 晴れ

  • 高カカオチョコレート 4粒

  • ミルクチョコレート (低めに見積もって)10粒

  • ソイラテ 1杯

  • じゃがりこ 1カップ

  • もち麦ごはん 140g

  • 納豆 1カップ

  • モスチーズバーガー 1個

  • ポテトSサイズ 1袋

  • モスチキン 1個

  • ショコラバゲット 1個

  • チョコチャンククッキー 1個

  • 贅沢ルマンド 1個


これを17時~20時までの3時間、夢中で食べた。

ソイラテを作ったので、それに合う高カカオチョコレートを食べてみる。
もうちょっと甘いチョコが食べたくなりミルクチョコレートを冷蔵庫から引っ張り出す。
甘くなった気分を締めたくなり、じゃがりこをあける。

1カップを3分ほどで食べきってしまったことで「お腹が減っている」ことに気づき、ご飯をちゃんと食べようとお米と納豆を食べる。

それでも満たされない気分のところ、
ながら見してた映画でハンバーガーを食べるシーンを見てしまい、無性に食べたくなってしまう。

「さすがにまずいだろ…」と部屋とキッチンを行ったり来たり。

「でももし食べるならモスバーガーとかいいよね」とか思っちゃったら最後、来てたパジャマを脱ぎ外着に着替え、競歩でモスバーガーへ向かう。

ほかほかのモスバーガー(と、ちゃっかりサイドメニュー)を抱え再び競歩で家に戻る。

鼻息がものすごく荒い自覚があったけど、通りすがりの人にどう思われても良かった。
モスバーガーが食べられれば。


家について、マッハで手を洗い、パジャマに着替え、袋から出すときに一緒に出てきた香りを浴びて、全感覚を目の前のモスバーガーに集め…ガブッ…

生きてるってこういうこと!!!!!!!

この時食べたモスバーガー、本気でおいしかったな…


…でも、食欲は全く陰りを見せない。

むしろ「ほら、あれもいけるんちゃいますの?」と波に乗ってきた。

そして、ショコラバゲットにルマンド、クッキー。


ここまで来てようやく落ち着くことができ、やっと歯磨き。

でも正直、あとピザ1ホールとパフェもいけた、と思う。


この3時間で私が吸い込んだトータルカロリーを(心を殺して)計算してみたので載せておく。


  • 熱量 2,341kcal

  • タンパク質 71.34g

  • 脂質 105.10g

  • 炭水化物 273.26g

  • 食塩相当量 7.12g



そして、朝昼併せ一日のトータルかこちら。

  • 熱量 3,551.69kcal

  • タンパク質 131.08g

  • 脂質 141.68g

  • 炭水化物 436.21g

  • 食塩相当量 10.91g


現在ダイエット中の私が、だいたい2日間に渡って摂る栄養量である。


でも、反省はしない。

正直「そんな日もあるよね!」というほかない。

ホルモンの前で、理性はあまりにも非力だ。

そういう構造の力関係なので、しょうがない。


「あ、スイッチ入った」という時は、たくさん食べよう!

食べたいものを食べたいだけテーブルに並べ、
砂糖だの添加物だの塩分だの気にせず、
「これ全部食べていいんだ」という自由を感じながら、好きなものだけ食べよう。

そして「あ~食べた食べた」と丸くなったお腹をさすりながらベッドに転がろう。


そんなんでいい日がある。


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