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会いたくなって、飛んだバイト

が素晴らしい。
yutoriという4人組ロックバンドの新曲である。9/6(水)にリリースしたアルバム「夜間逃避行」に収録されている楽曲だ。
このyutoriというバンド、弱冠20歳前後の4人で構成されたバンドであるが、とにかくライブパフォーマンスが一級品である。Vo.Gt.の佐藤古都子の歌唱力とフロントマンとしての風格は椎名林檎を彷彿とさせる確かな実力がある。Gt.の内田郁也のギターテクニックも圧巻であり、若手随一と感じさせられる。その演奏を支えているのが、Ba.豊田太一とDr.浦山蓮のリズム隊だろう。安定感抜群でありながらも若さ溢れる大胆なパフォーマンスを見せてくれる。
そんなyutoriの新曲、「会いたくなって、飛んだバイト」が名曲である。yutoriの魅力は多くあるが、リリックの切なさが大きな魅力の一つだ。大好きな人と結ばれないやり切れない想い、自己嫌悪などの感情を形にしてくれるが、この曲も例に漏れずそんな曲となっている。
サビの歌詞「最低なんて 言わせないで 過去すら美化していたいのに」。未だに未練がましくて好きでいたい、嫌いになれない弱々しい感情をこれでもかと表現している。
「あの頃の日々に 縋ってしまうから 全部消したはずなのに 消したはずなのに まだ覚えてる まだ思ってる」この部分も同じ未練を綴っている。辛いときに縋ってしまうような大失恋を経験した人であれば誰でも共感してしまうような歌詞ではないだろうか。
引用しようと思うと全編言及したくなるほど魅力が詰まっているが、全ては書ききれないので、これを読んで興味が湧いた人は是非、聴いてみて欲しい。この曲はMVも公開されているが、こちらもカッコいいのでおススメである。

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