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ごみを出さないゼロ・ウェストってなに!?

ゼロ・ウェイストとはごみを出さないこと。ごみの無駄をリデュース(減らす)こと。

妙高市では9月28日に上勝市ゼロ・ウェイストセンターで、妙高市SDGs普及啓発実行委員アンバサダーの大塚桃奈様より「日本初ゼロ・ウェイスト宣言自治体 徳島県上勝町とごみについて考えよう」のウェブセミナーを行いました。
その内容をレポートしていきたいと思います。

①なぜ今ゼロ・ウェストなのか
ごみとはどんなイメージを持ちますか??ネガティブなイメージを持つと思います。家庭から出る衣類のごみは年間50トン、食品ロスは年間522万トン、プラごみは年間850万トン出ているとされています。
日本はそれらのほとんどを焼却している。使って捨てるを見直す時期に来ました。

②なぜ上勝町でゼロ・ウェイストなのか
日本で最も美しい景色に選ばれました。
しかし、以前は大きな穴をあけてそこにごみを自由に捨て野焼きを始めるような町でした。これを何とかしなければならないと思い、ごみと向き合うようになりました。焼却場がなかったので他のところでごみを焼却しなければならず、コストがたくさんかかります。お金を使ってごみを燃やすということです。そのため、資源回収をなるべくしようと試み、2003年にゼロ・ウェスト宣言をしました。
宣言内容は以下の通りです。
・2020年までに焼却、埋め立て処分をなくす最善の努力をする。
・一人当たりのごみの量を1/2にする
・処理コストを60%削減、リサイクル80%達成
その結果、新しいビジネスが生まれ、移住者の増加、地域がブランドになりました。

ゼロ・ウェストの実例
・リデュース・リユースカルチャーの習慣化
 生ごみは水分が含んでいるので、水を燃やしているのと一緒。
 各家庭にコンポストを設置し、肥料にしています。
 「まだ使えるもの」は小学生が考えたリユースショップへもっていく。
→結果、行政はごみの回収をしないで、各家庭がごみステーションにごみを持っていくことに。リデュースにはインセンティブがあり、ごみを持っていくとポイントがもらえたりもします。
・関係性が見える資源化
 ごみステーションを一か所にすることでみんなの顔を見ながら捨てることができる。ごみは洗って持ってくるため嫌な臭いはしません!
 45種類の分別になるためめんどくさくなってごみも減っています。



・資源になるごみは、町の収入になる
 例えば、紙だけで9種類あり資源になる。1キロ数円となり、町の収入になって住民に返ってくる。
 資源になるごみの場所には1キロいくらになるか記載し、よりごみが資源になると実感できるようにしています。
現在はどうしても再生できないものが20%あり焼却している。

③個人でできるゼロ・ウェスト
今あるものを大切に使う!コンポストを使う!整理整頓!
整理整頓することで物がよく見える!

ごみをなるべく出さない生活なんてできるのか??と思っていた田中でしたが、実際に行っている町があり実現可能なんだなと思いました。
ごみの分別種類が多すぎてごみを出したくない気持ち、よくわかります!笑
めんどくさいってネガティブなイメージの言葉ですが、これに関してはいい意味でとらえられちゃいますね!
めんどくさいからごみを出さないように工夫しよう!
捨てる時は徹底した分別をしよう!
日本中に広まってゆけ~~~~!!!

妙高市SDGs普及啓発実行委員アンバサダーの大塚桃奈様


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