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NY国連本部ビルにある平和の鐘と浦上天主堂から移された聖アグネス像

トップ写真 ニューヨークにある国連本部ビル


国連本部ビルについて


皆様、GWはいかがお過ごしでしたか。

連休中、お休みさせていただいていたnote。
また今日から書いて行きます。
お暇な時間に呼んでくださいね。

連休明け1回目の今日。
ニューヨークにある国連本部ビル。
訪れて知ったことについて。
ご紹介させていただきます。

正式名称、国際連合本部ビル。
社会科の教科書で習ったとおり、
ニューヨークはマンハッタンにあります。

1945年10月。
当初は51か国の加盟で設立。
日本が加盟したのは1956年12月18日。
80番目の加盟国として加入。

51か国でスタートした国際連合。
現在は193か国が加盟しています。

テレビで見る国連総会や安保理会議。
等の会場も、ここ国連本部ビル内。

安保理が協議される議場

国連本部見学ツアー


実は、国連本部ビル。
一般にも開放されており、
有料ではありますが、
ガイド付きで、中を見学できるのです。
時間は約60分くらい。
料金は25ドルか30ドルだったような。
すみません曖昧で。

このツアー。
おススメの理由。
なんと、
日本人の国連職員さんが案内してくれます。
もちろん言語は日本語。
途中、質疑応答もあって、
とても充実したツアーです。

厳重なセキュリティ検査を潜り抜け、
待合所と言ってもかなり広いフリー空間。
そこのベンチで、
日本語ツアーの案内があるまで待機。

待合のベンチ前の写真 女性の人権についての写真かな


そこから、国連職員さんの案内で施設を回ります。
私たちが参加した組。
日本人が15人くらいでした。

日本語ツアー参加者

月の石 見たことありますか


まず最初に説明を受けたのは、
月から持ち帰った石。

説明を受けるまでは、
全く興味なかった黒い石。
ですが、月の石と聞くと、
私は見たことなかったので、
突然、興味津々。(笑)
日本語の説明なければ、
スルーするところでした。

月の石 世界の財産だそうです

美術館や博物館。
言語の壁が無くなり、
展示物に対する説明や、
質疑応答ができるシステムがあれば、
もっと楽しくなるでしょうね。

平和の鐘


次に、国連本部内の庭に設置されている鐘。
平和の鐘といいます。

日本国連理事であった中川千代治氏。
世界中のコインを集めて平和の鐘を作りたい。
そう、国連加盟国へ訴えます。

戦時中、寺の鐘も鉄不足で軍に差し出されてたんですね

賛同した加盟国、ローマ法王。
他、子どもたちから、
60か国分のコインを集め、
そのコインを鋳造して作られたのが平和の鐘。

世界中のコインで作られた平和の鐘

この平和の鐘には、
宗教の壁を越えた、
平和への願いが込められているのです。

今でも、
春分の日と9月21日の国際平和デー。
この鐘が鳴らされています。
国際平和デーの日には、
国連事務総長が、
国連幹部、各国常任代表等の出席の下、
世界平和を祈念して鐘打式を実施しています。

1994年には、
平和の鐘40周年行事が行われ、
出席した、
当時の国連総長ブドロス・ガーリー氏は、
このような言葉を残しています。

「日本の平和の鐘は鳴るたびに、
明確なメッセージを送ってきました。
平和は尊いというメッセージを
すべての人々に送り続けているのです。
平和を願うのに
これで十分ということはありません。
平和には努力が必要です。
それも長く、つらく、困難な努力です。」

浦上天主堂から聖アグネス像


平和の鐘他、各国から寄贈されている展示物。
全てに平和への思いが込められています。

その中にあり、
すぐに足を止めて見入ってしまった展示物。

長崎県の浦上天主堂の聖アグネス像。
背後には、きのこ雲と言うのか、
原爆による雲の写真。

長崎の原爆によるきのこ雲と聖アグネス像

一目見て、長崎に落とされた原爆の写真。
理解できました。

国連職員さんの説明によると、
聖アグネス像は被爆当時、
前向きに倒れていたそうです。

「後ろからの爆風により倒れた。
後ろを見てみてください。
前方よりも傷みが激しいのが分かります。」

聖アグネス像の背中 ひどい火傷

教えていただき、背後を見ると、
はっきりと分かる背中の傷み。

アグネス像展示の前方には、
広島へ投下された原爆によって解けた瓶。
等が展示されていました。

広島の地図と破壊されたもの

これほどまでに威力がある兵器である核兵器。
使ってはいけませんよ!
そんなメッセージが込められている。

現在、
国連に加盟する193か国を代表する人たち。
みんな、この悲惨な展示物を目にしている。
はずなのに・・・。

複雑な心境になりました。

国連はなんのためにあるのか


世界の中で、唯一の被爆国である日本。
核兵器のない世界へ。
被爆国である日本が発するメッセージ。
とても重要なのだな。

そう感じると同時に、
大国と言われる国の偉い人には届かない。

国連という組織の意義。
についても疑問を感じてしまいました。

争いから平和へ向かう絵だとか 

そこで、この後、見学した安保理議会場にて。
職員の方へ質問。

その質疑応答に関しては次回。
お伝えさせていただきます。

最後に中川千代治という日本人


国連本部ビル内から庭を望む 平和の鐘と日本庭園


平和の鐘を提案した中川千代治さん。
素晴らしい方が日本に居たこと。
誇りに思います。

全世界のコインに込められた平和への願い。
一つの鐘に詰まっている。

中川さん自身。
大東亜戦争にてビルマ戦線へ出兵。
自らも生死の境を彷徨った経験から、

世界人類を平和の中へ。
そう願い、
人類の終戦紀元となることを願った。

中川千代治さんの思いは、
世界の偉い人たちには、
まだ、伝わっていないようです。

右から小さい黄色〇 国際軍縮に使われるお金 右から2番目 国連予算 右から3番目 政府開発援助 大きい黄色の〇 世界の軍事費

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本日も最後までお読みいただきありがとうございます。




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