数百万年前、
男性は狩猟を生業とする
狩猟採集社会でした。
獲物の捕獲に成功した後は、
外敵に獲物を横取りされないよう
安全かつ確実に持ち帰るため、
最短ルートで帰宅する必要があり、
男性は上空から地上を見下ろした
地図を脳内に描きながら、
自宅までの最短ルートを
描いていたと考えられ、

農耕社会へと移行する
1万年前までの長い期間、
男性は脳内の地図を使って狩猟を続け、
空間認知力に秀でた脳へと進化しました。
つまり、男性は地図を読む能力、
空間認知力が高いことがいえます。

一方、
女性は主に木の実や植物の採集を
行っていました。
採集は大きな岩山の裏に果実が
豊富にあるといった具合に、
固定された目標を対象に移動していたため、
景色や目印を指標に移動する能力を
培ったと推測されています。
とはいうものの、多くの女性は、
苦労とストレスを抱えながら
地図を読んでいたと考えられ、
男女の脳は「生存」と「繁殖」の
2つを目的に数百万年もの進化を
続けてきました。

しかし、米国NASAの研究所で、
月面探索にアクシデントを織り交ぜた
シミュレーション実験が行われ、
男性のみのチームでは、
高い競争心がゆえに探索能力は
高かったものの、
人命救助が手薄になりました。
一方、女性のみのチームだと
互いを気遣いすぎるがために
探索が進まなかったそう、
最も効率よく探索ができたのは、
「男女混成チーム」で
探索と安全を両立することができた
ということのようです。

最近は仕事でもプライベートでも、
異なるバックグラウンドや価値観を持つ
多様な人たちと関わる場面が増えていて
共感力は人とのコミュニケーションに
欠かせない力の1つです。

心理学者「ダニエル・ゴールマン」氏は、
こころの知能指数といわれるEQ
（Emotional Intelligence Quotient）
の考え方で有名な方ですが、
EQとは「心の知能指数」を指し、
EQが高ければ高いほど自分の感情を
しっかりとコントロールでき、
相手の気持ちを思いやれる
「心の力」があるというもの。

EQの基本は、
自分自身の感情を知る情動の自己認識、
すなわち、
自分の中にある感情を認識する能力。
ハーバード大学の卒業生を対象に
10年間調査した結果では、
人は意外にも自分の本当の気持ちを、
自分でわかっていない場合が多いそう。

そこで情動の自己認識が求められ、
どのような感情の状態なのかを
自分自身で認識することが
一番大切な基準となり、
これは「メタ認知」「観察する自己」
などとも呼ばれ、

基本を含め、EQには５つの定義
というものがあります。

１、情動の自己認識
２、感情を制御する
３、自分を動機づける
４、他人の感情を認識する
５、人間関係をうまく処理する

ちなみに「共感」とは、
相手と同じ気持ちになる
ということではなく、
”相手はそういう気持ちなんだ”と
理解するということ、
立場が違うので、同じ感情に
なることはありません。

しかし、相手の立場だったら
こう感じるだろうとか、
こう考えるとか、相手の状況を
認識する必要はあり、
EQの根底にあるのは、
自分の感情を知り、
同じように相手の感情を
知るということで、
相手の気持ちを思いやれる
「共感」が必要になるというもの。

「相手の感情と同じものを
自分の中で経験する」
といった”情動的側面”と
「相手の立場に立って物事を見て、
相手の気持ちがわかる」といった
”認知的側面”の両側面が互いに影響し合い、
複雑な構造をしている共感性、

共感的関心とは、相手が自分に
何を求めているのかを察知する力、
相手が助けを求めている時には
すぐにサポートすることができますし、
難しい交渉事を進める際などにも
役立つ力です。

現実社会でも、
男女の脳の違いを理解し合い、
互いに協力し合うことで、
最高の男女混成チームを
創ることができる新しい時代の
流れに大きくシフトしています。

さて、
8/27（17:17頃）乙女座4度
7ハウスで新月を迎えます。
7ハウスの基本的な象徴は、
対人関係、人間関係、配偶者、
可能性を開く環境、ビジネスパートナー
社会的にデビューするときの援助者など
テーマは、
「外から見た自分を確立する」
（自分自身の肉体、アイデンティティ）

乙女座は地のサインの傾向を
持ちながらも非常に精神的で知性的、
支配星である「水星」は、
思考、推論、論理の応用、
関係性を作り出すこと、識別する能力、
思考と行動の両方における機敏さと
スピードを象徴しており、
乙女座のエネルギーは非常に能率的で
緻密であり、休むことなく、
終わることのない向上をまさに
目指していますから、

本当に純粋にピュアな気持ちで
この乙女座→「私自身」を
この世界でどう役立てていくか、
この「私自身の自己」というものを
世の中、世界とどう繋げていくのか、
「水星」というアンテナを通して
この２つを繋ごうとする意味があり、
実感できる確かなことを求めて
柔軟に対応して実際にこの現実社会で
役に立っていく、
乙女座は調整の星座ですから、
体調を整えつつ、あなたの内側の
センサーを磨く絶好のチャンスです。

風の時代に求められる特徴の
一つめは「絶対的自由」を
得ていくこと、
現代社会において、誰もが
「自由が欲しい」と願います。
それを得ていくための条件として、
「自立（自律）」が大前提に
なってきます。
それは魂（本質）の目的のもとに立つ、
という意味での「自立」です。
（その人の進化度に比例する）

２つめの特徴は「共生」です。
大自然の仕組みは循環システムで
成り立っています。
植物が不要な酸素を排出してくれる
おかげで、その酸素を吸って
人間も動物も生かされていて、
人間が排出する二酸化炭素のおかげで
植物もまた生かされています。
すべては循環することで
調和とバランスを取っていくのです。
自ら先に人や社会に循環を起こすことで
「自然界の利益の法則」が働き、
新時代の「恵財」にも恵まれていきます。

３つめの特徴は
「スピリチュアリティの進化」です。
日々の思い、考え、行為、
行動の結果を見て、軌道修正をして
再選択していくことで、
私たちの魂の進化・成長は促されますが、
進化を促す「因果律」という
宇宙の法則を理解しておくことは
最も重要です。
咲いた花が望む花（本質）と違うなら、
種（自分の思い、考え、行為、行動）が
そもそも違うということ。
大事なことは、結果をしかと受け止め、
何がこの結果の因となったのかを
よく観察し、気づき、受け止め、
軌道修正をかけていくことなのです。

これらのことを目指しながら、
何かに依存するのではなく、自立し、
自由で創造性に満ちた新たな文明の
礎を築いていくことが、過渡期に生まれた
私たちの役割のひとつなのかも
しれません。

今後、因果律からくる感情的なものに
振り回されなくなってくると、
「自分がどうしたいのか」を軸にして、
行き先やものごとを決めることが
大事になってきますから、行き先を示す
あなたの内側のハイハート（羅針盤）
との繋がりが必要になってくるわけです。
（※エゴの声ではなく）

人間の直観の的中率とは90%という
驚異的な数字です。
直観とは脳が過去にインプットしてきた
経験や学習のデータベースから、
無意識に答えを引き出してくる
超高速の脳の意思決定プロセス、
記憶という根拠に基づいた、
脳の『論理思考』の一種です。

2025年までの間に
私たちはどれだけ自分の内面と
ハイハートの声（直観）としっかりと
向き合い、つながっているか、
それをずっと宇宙（星）が
「こういうことに気づくんだよ」
と促してくれているからこそ、
今、大事なことは、
あなたの「感覚」「感情」、
そこを一番大切にして勇気を持って
何かに取り組んでみるということ
なんですね。

新月データの水星と木星の180度、
水星は「左脳」を、
木星はどちらかというと「右脳」、
このオポジション（180度）は、
土星の高い視差を使って客観的に
見ていくと『バランスを取りなさい』
というメッセージがわかってきます。
（→「左脳」と「右脳」のバランス）
自分の軸を持ち、ブレない主張を
持つことが次の時代を生きる意志力
になりますが、

8月に入り、4000年前に
一度あったくらいの牡牛座での
天王星と火星がコンジャンクション 、
そこにノースノード（ドラゴンヘッド）、
この３つのパワフルなエネルギーで、
『突然何かが変わるようなタイミング』です。
皆さんの中にもいろいろな激しい変化が
起こってきていることと思います。

ここから10月頃にかけて
とても大切な2022年の
新しい波が立ってくるとき、
いよいよ進化のための変化が
起こってきています。
大まかな星の動きと出来事について
箇条書きにて記載してみました。
お一人お一人にとって
とても大切になってきますので
意識してみてください。

『これからの大まかな星の動きと出来事』

◎8/20〜火星が双子座（風のサイン）入り
→これは大きなイベントです
　火星は2年に１回逆行。
　今年は金星と火星両方逆行します。
　2022/8/20〜2023/3/26まで
   逆行期間も挟みながら、
火星は双子座に７ヶ月もの長期滞在、
（普通は2ヶ月だが、その３倍以上滞在）

◎『2022年水星逆行期間』
　　水星シャドーフェーズ8/21 5:49～

　　9/10～10/2（天秤座→乙女座）
　　12/29～2023/1/18（山羊座）

　
＜逆行の基本的な意味＞

　　見直し・やり直し・振り返り
　　点検・復習
　　再燃・再浮上・再認識
　　再会・復縁・復活
　　中止・延期・遅延

◎２つの水星のエネルギーを使う

　→乙女座（陰）＝「識別能力・分析の水星：左脳」　　　　　　　
　→双子座（陽）＝「情報収集の水星：左脳」

　双子座は多くの物を見聞きし、
　情報の“種類”を多く集めることで、　
　結果としてすべてを比較し、
　それぞれの特徴や差、
　適するあり方を掴むもの、
　これは双子座が元来、好奇心旺盛で、
　どこにでも誰にでも入っていける
　身軽さを持つことにも起因します。

　
　双子座火星期間はなんでも
　取り組みたくなるので
　いろんな人と会ったり、学んだり、
　一応なんでも試してみることが
　多くなると思います。
　その中で水星逆行期間は、
　成功したことと、失敗したことを
　分けて考えていくために冷静になる
　時間があるということ。

　火星双子座が集めてきた情報を
　乙女座の水星を使って
　何が大事で何がいらないか、
　ちゃんと精査して自分の中で考えていく。
　（※火星、太陽、月も乙女座、　
　　双子座の支配星も水星なので
　　両方ともマインド（左脳：ロジカル）を使う）

◎火星が双子座入でとても忙しくなってくる

　何に対して忙しくなっていくのかは
　人それぞれに違ってきますが、
　とにかく、忙しい時間が過ぎていくことは
　間違いありません。
　この７ヶ月間はとにかく「自分軸」を
　作る時間を意識してみるとよいです。
　自分軸を作る＝自己中心的な考え方の
　尊重とも言えるかもしれません。
　もう、他人の足並みに合わせている
　時代ではないのです。
　自分のペースを大事にして、
　あなたなりの道筋を見つけてみてください。
　忙しいので体調に気をつけてください。

◎いろんな隠されていた
　古い時代の価値観が外側（表）に
　 出てくるエネルギー、
　 隠されていた真実がどんどんと
    出てくるようなことがありそうです。
　 見えなかったものが見えてくる。　
　 無意識に感じていた感情が出てくる。

◎土星だけが水瓶座に滞在（チャンス）
　2023年→陰のエネルギーが強烈に強くなる。
　海王星が魚座にいる陰のエネルギーが
　強いうちに意識して内側をしっかり見返ることで
　2025年以降、ほとんど全部 「陽」になる。
　（※反転する）
　2〜3年先のエネルギーを今、先取りして、
　火星が教えてくれるわけですね。

◎古い価値観のリレーションシップ
　
　金星→お金、リレーションシップ、
　金星と土星とオポジション（180度）、
　古い時代のリレーションシップは、
　子どものために、自分にはそれだけの
　稼ぎがないからと外側に理由を向けて、
　自分の本当の気持ち、
　どういう風に生きていきたいのか
　ということを無視して生きてしまっている
　など、自分を押し込めているところが
　体に関係してでくることがある。
　そういうことも含めて全部気づきになる。

◎8/24天王星が逆行スタートする
   2022/8/24〜2023/1/23まで逆行

　天王星は2018年に牡牛座に移動して
　この先2026年まで滞在を続ける予定、

　星が逆行するとき、
　その星が司る運命が調整期間に入る、
　つまり「変革」の調整です。
　逆行する前と後、逆行が終わって
　またもとに戻る時というのは、
　ものすごくエネルギーが溜まりますから、
　古くてしがみついて嫌だ嫌だといって
　いるようなものは手放すような形で
　稲妻のように壊してきたりもする、
　社会も個人もふだんよりも混乱が増える
　といった解釈もできますし、
　正しい方向に「変革」を向かわせるためには、
　より強い調整力が必要だからです。
　

　でもそれは本当の自分に気づける
　すごくいいチャンスですし、
　このエネルギーをしっかりと上手に使って
　歩んで前進してほしいなと願っています。
　8/25に水星が『天秤座』に入ることで、
   心の底にある「自分のニーズ」を改めて
   感じることができるはず。

双子座のテーマはすごく大事ですから
頭に入れておくと良いと思いますし、
8月下旬は体を整えながら、
心の声に耳を済ますと
新しい世界が開けてくるでしょう。

あなたをいつでも応援しています。
ありがとうございます。