会社のライフステージ(衰退期)

衰退、、ということは
継いでくれる人もいないし、業績もいまいちだし、これから伸びていくことも考えにくいし、、
収束を考えていかないと。。

会社精算は、簡単ではありません。。。
多くの手続きがあります。。。

では、どのようなことを片付けていかないといかないといけないか。

まず
相続対策問題
・社長個人のお金を会社のために使っていた場合は個人資産であってもすべて相続対象
個人用と法人用を分けておくことが大切です。
そうすることで相続手続きを、スムーズに行えます。

・自社株については、もし事業が順調で社歴が長いのであれば自社株評価が高くなる。多くの会社は、経営者が自社株保有も多いので結果的に相続税問題につながります。

・借入問題。事業を行なっていく上で、借入がある会社は多いです。では、その借金はどのように借りましたか?
連帯保証人となっている場合が多い中で、相続といってもプラスだけでなくマイナスの場合も多くあります。

ここからが注意点がありまして
仮に連帯保証人になっている借入があり、その相続を受ける場合、相続放棄ができるのはあくまで社長の主債務のみで保証債務は家族の債務のため、相続放棄とは無関係、つまり返済を免れない可能性があります。

こういったことが一般的に考えられます。

では、こういったことがクリアになった場合
実際に廃業しますと。
どんなことに注意すべきなのか

後継者がいない、M&Aも進まないなどで廃業を決意する会社が多い中で
従業員や取引先、金融機関、自身の老後の生活などを考えて準備しておくべきです。しかも精算手続きは簡単ではありません。
株主総会を3回ほど実施したり、解散確定申告、精算確定申告を行ったり多くの業務があり面倒です。

そういった中で、特に
従業員との関係です。
会社の従業員は雇用契約を結んでいるため、解雇の場合には30日前に通告する必要があったり、30日に前に通告することが難しい場合は30日満たない部分に対して給与の支払いが必要になったりします。

会社を廃業するのにも手間がかかります。
もしかすると、M&Aする方がいいかもしれませんね。
それも基本的に時間がかかるので、早め早めの動きが大切なのではないでしょうか?

以上、衰退期になります。
これまで創業期から衰退期までお話させて頂きました
それぞれのライフステージで多くのオーナーが抱えていること、それをまとめてみました。

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