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アナログゲームを運動へ繋げる💪🎮放課後等デイサービスでの集団遊び

こんにちは😊あなたの為のおもちゃ箱トトイ・トイです!
自分は、放課後等デイサービス(以下放デイ)に務めている理学療法士です。
理学療法士と聞くとリハビリの人や病院の人というイメージがありますが、自分のように放デイに勤めているタイプもいます。
放デイでは、子ども達の発達の遅れがどの部分にあるかを判断したり、その遅れている部分の発達を促す運動を子ども達と行っていたりしています。

子ども達に運動をしてもらう

大人の視点で上記ような発達を促す運動をしている。 放課後デイサービスに通っていると聞くと

とてもいい事だ

自分達にとって大切な事だ

と考えてくれる人もいるでしょう。
しかし、
子ども達視点で考えてみましょう。

他の子は家に帰ってゲームや友達と遊んでいる放課後です。
その大切な時間に連れてこられ、
やれ学習の時間
やれ運動の時間
たまったものではありません。

このように子ども達にとって運動が苦痛なものにならないよう、放デイでは、遊びの中に運動を取り入れます。
例えば、グラウンドを10週走れと言われれば嫌かもですが、
サッカーをしよう
ドッチボールをしよう
野球をしよう
なら行ってみてもいいなと思いませんか?
よく、理学療法士との運動を訓練という人もいますが、自分の場合は、
訓練でなく運動です。
もっと言えば遊びです。
同じ身体を動かすのなら楽しほうがいいですよね😊
なので自分は、

子ども達に運動させる

ではなく

子ども達に運動してもらう

もっと言えば

一緒に遊んでもらう

といった気持ちで運動計画を立てています。

集団遊びについて

放デイでは、よく集団遊びという時間があります。
この時間は、放デイに通っている子ども達全員で1つの遊びを行う時間です。
内容は様々で、かけっこをしたり、ドッチボールをしたり、みんなで大きなトランプ神経衰弱をしたりととても楽しい時間です。

自分はよく、この時間を使って子ども達に運動してもらってます。

しかし、ずっと同じことをしていては、楽しくないですし、全員が参加出来る楽しい遊びを考え出すのも難しいです。その為、放デイの職員は、永遠と頭を悩ませている現状です。

自論なのですが自分が楽しいと思えていないと人を楽しませるのは難しいと思います。その為、自分が楽しい!好きなことはなんだと考えました。

トトイの好きなこと、それはアナログゲーム(ボードゲーム、カードゲーム)です!

それを取り入れるためまずはアナログゲームがなぜ楽しいかを考えてみることにしました。

アナログゲームの楽しさ

アナログゲームが何故楽しいのか
色んな要素があると思いますが自分は以下の要素を考えました。

選択制と戦略性

アナログゲームの多くは、自分で何をするか選択して進んでいきます。自分や相手の選択でゲームが動く為、自分と相手の選択でゲームに多様性が生まれ、さらにどういった作戦で行くかという戦略性が生まれます。
こういったことが様々な対戦を作り、楽しいのではないでしょうか。

運と逆転

ただ、戦略や選択が上手いだけでは勝敗は決まりません。アナログゲームには、少なからず運の要素があります。中には、出来るだけ少ない方が面白いという人もいますが、運が絡んでくるからこそ逆転が起きます。
この逆転は、アナログゲームを多様な人が楽しめる物にしてくれている要素だと考えます。

見た目

見た目は大事です!見た目の華やかさは、これから楽しい世界が待っているよという見通しが建てられます。これは遊びです!と一目で分かれば意欲も湧いてくるものです。

上記の3つを取り入れた集団遊びを行いました。

集団遊び:賞金ゲーム!

準備

集団遊びを行う部屋を4分割にします。そしてそのうち1つのエリアをスタート、休憩所にします。
その後残り3つのエリアにミニゲームや運動を用意します。
今回のエリア
第1エリア:ミニサーキット
バランスストーン(飛び石)やうんてい、はしごでコースを作ります。
一周回るとクリアです。

第2エリア:ジャンケン場
職員1人が立っており、その人とじゃんけんをします。勝てばクリアです。
負けると職員の周りを1回まわって最後尾に並びます。順番が来たらまたじゃんけんができます。

第3エリア:ギャンブルボール投げ
エリアに止まる位置があり、そこに立ちます。そこからエリアに置いてあるカゴめがけてピンポン玉を投げます。入ればクリアです。
また大きいカゴととても小さなカゴがあります。

ルール

2人1組のペアを作ります。(4ペア)
10分間で各エリアに挑戦し、ミニゲーム、運動をクリアして行きます。

エリア1.2
クリアするごとに100円貰えます。

エリア3
まず、ボール1個投げるために100円払います。

ボールが大きなカゴに入ると500円貰えます。
とても小さなカゴに入ると5000円貰えます。

こうして貯めたお金をペアで合計し、1番お金を集めたペアが優勝です。

※お金は偽物です。勝利点だと思ってください

アナログゲームを取り入れた箇所

まず、各ペアにエリアの選択肢を持たせることで選択制と戦略性を取り入れました。ペアでどのように動くか相談もできますね。

次にミニゲームの中に運が絡む要素、逆転の要素としてエリア2:ジャンケンとエリア3:ギャンブルボール投げを取り入れました。特にギャンブルボールは、どんなに負けていても逆転できる、とても小さいカゴルールがあります。

最後にそれぞれの場所でエリア分けや道具を沢山使うことで見た目から楽しそうと思えることを意識しました。

ゲームプレイ

前半

各ペアが同時にスタートします。最初はジャンケン場に子ども達が集まります。簡単にお金を稼げるからでしょうか。
運動が得意な子は、ひたすらミニサーキットを周り、お金を稼いでいきます。

中盤

子ども達は、気づき始めます。みんなが集まっているジャンケン場は、待ち時間が長いことを!さらに順番がきてもお金が貰えるかは、運です。続々とミニサーキットやギャンブルボール投げに集まりはじめます。

終盤

お金の総数が不安な子ども達は、どんどんギャンブルボール投げのとても小さなカゴを狙い始めます。そんな中、高学年のペアは、ジャンケン場に人がいなくなっていることに気づき、ひたすらジャンケンでお金を稼ぎます。

最終的にジャンケンの追い上げで高学年のペアが優勝しました!

感想

子ども達の性格が現れとても楽しかったです。アナログゲーム的な、戦略、効率もありトトイも終始大興奮でした😊✨人気なので各エリアミニゲームを変えてまた出来たらと思います。また、高学年にエリアの管理、ミニゲームの決定を任せてみても面白いと思いました。

ここまで読んでくださりありがとうございます😊✨
とても長くなりました💦
次回は、自分の今はまっているトレーディングカードゲームについて記事が書ければと思います。

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