運転を辞めさせること
最近、父親が高齢者なので、車の運転をやめさせたいがどうしたらいいでしょう?
そんな話を相談されます。
とても難しい問題です。
僕は、父は79歳で亡くなりましたが、70歳過ぎたころからその話を父にしてきました。
結果的には運転を辞めるという事はなかったのです。
何度喧嘩したかわかりません。
70歳と言えば、まだまだ現役で仕事もしています。
そんな父に運転を辞めるようにいうきっかけは、糖尿病でした。
父は、食に関してはとてもグルメで、グルメと言えば聞こえはいいですが、節操があまりになく、好きなものは好きなだけ食べるという人でした。
大好きなものは、エビとカニで、尋常なレベルじゃなく、食べる人で、日曜なんかは朝から日本酒とエビを100本以上は食べていたでしょうか。
二条市場で新鮮なエビを購入し、一尾300円もするようなオオエビを朝からずっと食べてるわけです。
そんな食生活で糖尿病にならないわけもなく、しかもインシュリンを打つことになってからも自分の健康にはまるで興味はなく、というより糖尿病が痛いとかかゆいとか症状があればいいのですがほとんと症状がないことから、最終的なところに進むまでは好き勝手振る舞いをするというのが糖尿病の人のほとんどの人の病気の進行の仕方なのです。
一度意識を失って倒れてから、血糖値を調べると3000とかあり、もはや専門医もびっくりするレベルです。
いつ意識が無くなるかわからないので、入院をすることになるのですが、本人は数日入院しただけで強く退院を希望。
担当医に、俺に逆らうのか?と脅しをかけたりして担当医から僕の手には負えませんので、病院を変えていただきたいと息子の僕に懇願されるような状態でした。
退院はやむなしでしたので、退院後意識を失う事があると、たくさんの人に迷惑をかけるかもしれないと思い、車を隠したのです。
僕が乗って帰り、父の退院前には車を売り払ってしまいました。
そうすると、その事実を知り大けんかになりました。
父の性格上、新たに車を購入するだろうと予想して、自宅近所の車のディラーに出向き、父がきても車を販売しないように3~4カ所を回りました。
ところが、何カ所かいって息子が手を打ったことを知り、行っていないところにキャッシュで車を買いにいったのです。
続きます。
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