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七五三

娘から孫の七五三詣りの写真が送られてきた。
神前の家族ショットも送られてきた。
その中に当然、私の姿はない。
仕方ない。
好きで単身赴任の道を選び、無趣味な私にとってはシゴトが趣味なのだから。
こんな私を家族は諦めてくれているのだろう・・・
セカンドステージで、大半の仲間が現場から去っていった。
それだけファーストステージで最善を尽くしたのだろう。
これ以上シゴトをすることで、命を縮めたくないという思いもあるのかもしれない。
しかし、帰省した時に出会う先輩や同輩はいっぺんに老けこんでいる。
話の内容は、健康面と孫の話である。
その老け込んだ姿を見ながら、黙って相槌をうつ。
そして、心の中で自分の未来の話が出てこないことに、どこか寂しさを覚えた。

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