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国立科学博物館

皆さんは、同博物館がこの夏、クラウドファンディングで1億円の寄付を募ったのをご存じだろうか。
結果、8億円の寄付が集まったという。私もこのことをネットニュースで知った。
一番驚いたことは、目標額の8倍に当たるお金が集まったことだが、その寄付をした数である。
ひょっとするとNHKの朝ドラの影響もあったかもしれない。
日本人らしいといえば日本人らしい😁
博物館のイメージは、一見無駄な感じがする。特に自然科学の重要性や本質を学校で学んだ覚えがない。
しかし、初めて博物館に行った時の驚きは今でも覚えている。
恐竜や鯨の実物大の標本があるかと思うとどれも同じに見える昆虫標本が整然と整理されていて、この様な細かなことが出来ることを驚嘆した。
世の中には一見無駄な学問を追求する研究者を評価しない傾向がある。
それらの研究者と知己を得る機会が何回かあった。
彼らの共通項は、それぞれの研究内容に触れると嬉々として熱弁を振るわれる。最後に、意地悪く、「その研究は社会にどのように役に立つのか」と問いかけると大概は口籠る。
でも私はそういう彼等が好きだ。
ノーベル賞を受賞する研究者も凄いが、市井の誰からも評価されなくとも自分の信念で研究する研究者も凄いと思うのです。
そして、一見無駄と思えることに心寄り添える日本人が好きである。

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