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ボードゲーム プレイ記 「クイックショット、CABO、フォルム・ロマヌム、keyflower」#4

やったゲーム


クイックショット(https://boardgamegeek.com/boardgame/368837/quickshot
CABO(https://boardgamegeek.com/boardgame/271321/cabo-second-edition
フォルム・ロマヌム(https://boardgamegeek.com/boardgame/302/forum-romanum
keyflower(https://boardgamegeek.com/boardgame/122515/keyflower

三行で

keyflowerは安定して面白いが、苦手な人に厳しい
クイックショットとCABOはアブストラクト系の軽ゲー
フォルム・ロマヌムは、古いものの要素が凝縮されている

クイックショット プレイ記

ゲーム概要


最初に1~8の各5枚ずつのカードから、ランダムに5枚配られます。
その後、カードを1枚ずつを出して、4ラウンド以内に最後の一人になるか、4ラウンド目で最も高い数値を出すのを目指すゲームです。
カードを出す際は、先のラウンドで勝利したプレイヤーか、ラウンドで最も強いカードを出したプレイヤーが親プレイヤーとなります。親プレイヤーは最初にカードを出し、他のプレイヤーは裏向きでカードを出し、一斉に表にします。

この際、カードの番号が重複していると裏向きになって効果が無効化されるのが、ゲームのポイントとなっているゲームです。

プレイ記録

最初に配られる手札

6人でプレイ、カードが頻繁にかぶるため、5の裏向きのカードは全員脱落が結構頻繁に発生しました。

親が5を出した時に、4・5を脱落させようと2で被った人が全滅する展開が一番多かったように思います。

感想

プレイ記に書く事があんまりないくらい、超薄味のゲームです。また、この手の小箱系のゲームでは多いですが、考えたところで結論としてわからないので、運ゲーの性質が強いです。

考えるのが苦手な人と遊ぶのにはいいかもしれませんが、それならまずボードゲームじゃないほうがいいんじゃないかなというような感じを受けました。

3点先取で行いましたが、6人でやるとなかなか勝ち上がりまで進まず、考えるの苦手系の人もいましたが、後半は結構飽きてたような気がします。(未確認)

CABO プレイ記

ゲーム概要


パッケージ

0~13のカードが存在し、0と13のみ2枚ずつあり、ほかは4枚の構成です。最初に4枚のカードが裏向きで配られ、2枚のみ内容を確認できます。その後、以下のどれかの行動をとり、自分のカードの合計値を低くすることを目指すゲームです。

  1. 山札からカード1枚引き、引いたカード内容を確認して、自分のカード1枚か、同じ数値(出す前に確認不可)の複数のカードと入れ替える。

  2. 山札からカード1枚引き、引いたカード内容を確認して、そのまま捨て山に置く

  3. 山札からカード1枚引き、引いたカードが能力付きカードの場合、カードの能力を使用して、捨て山に置く
    能力は三種類あり、「自分のカード1枚の内容確認」「他人のカード1枚と自分のカード1枚を入れ替える」「他人のカード1枚の内容確認」があります。

  4. 捨て山の一番上のカードを、表のまま自分のカード1枚か同じ数値(出す前に確認不可)のカードを入れ替える

※同じ数値のカードを複数出す時、裏向きで複数出した後に内容を確認します。もし同じ数値ではなかった場合、表向きでカードを戻し、交換しようとしていたカードも自分のカードに加えます。
※同じ数値のカードを複数出す時、3枚以上出す場合は追加でカードを1枚裏向きで取得する必要があります。

自分の手番に、自分の合計値が最小と思った時に、カードを引かずにCABOと宣言することで、他のプレイヤーは一手番ずつ行動を行い、合計値を確認します。実際に自分の合計値が最小だった場合、失点0となり、他のプレイヤーは合計値分の失点が溜まります。自分の合計値が最小ではなかった場合、合計値+10の数値を失点します。

プレイ記録

自分のカード(この時は右2枚のみ確認し、左2枚は内容不明)

4枚のカードを手早く確認し、いけそうなタイミングで早めにCABOを宣言するゲームですが、慎重派が多かったためほぼ勝ち確定までみんな粘る展開に。
このゲームは100点以上失点するとゲーム終了ですが、全員が粘ると自分と同様に全員の合計値がどんどん減っていくため、成功したところで大した失点にならないため、ゲームが長期化します。

逆に、早々にCABOを宣言すると成功率があまりにも低い事と、誰か一人でも最後の1手番中に自分のカードと他人のカードを交換で、見たカードに高い数値を送り込むとほぼ失敗するので、誰も交換を引かない事を祈るゲームでした。

感想

記憶力ゲームとしては結構面白かったように思いますが、頑張って覚えた内容が交換カードを引かれると台無しになるのが、あまりよくないように感じました。
交換を引ける確率はそこまで高くないものの、妨害がうまくいったときの合計値の増加と失点の追加で、結構なスピードで失点が溜まってしまうので、プレイヤーの行動としては何も間違っていなかったのに理不尽負けがあるので、一生懸命やるほどストレスがたまるゲームだと思います。

また、大逆転要素で、13・13・12・12の4枚の状態でラウンドが終わると、その回の失点が0点になり、他のプレイヤーは50点加算という逆転要素があるんですが、条件がかなり無理なので、即勝利でもいいように思います。

個人的な意見ですが、こういったほとんど無理な条件の逆転要素(逆転できるとはいっていない)があるゲームは、ゲームのバランス調整に対する甘えに思うので、あまり好きではないです。(逆に、大富豪の革命のようなまあまあ起きる、大きい影響を起こす変化の要素のほうがいいと思います。)

フォルム・ロマヌム プレイ記

ゲーム概要

ゲームボードは7x7のマスで構成され、さらに区画が7個用意されています。

ゲームボード

プレイヤーはそれぞれ、コマを1個ずつ置いていき、置けるコマが無くなったら、既に置いてあるコマを別の場所に移動させます。

縦・横・斜めの列か、区画が埋まり、誰か一人の置いたコマが最多になった場合、その縦・横・斜めの列か、区画での得点計算が行われ、一度得点計算をした場所では、もう得点計算が発生しなくなります。
ある箇所について、最多のコマが複数人いる場合、膠着状態となり、縦・横・斜めの列か、区画が埋まっていても、得点計算は行われません。

また、コマが最も少ないプレイヤーには減点が発生するため、自分の減点を避けながら得点を得ることを考える必要のあるゲームです。

ゲーム終盤の、もう無意味にコマを動かすしかできない、完全膠着状態となった場合は、強制決算が行われ、最多のコマを置いている人全員に点数を与えて、ゲームが終了します。

プレイ記録

6人でプレイし、それぞれまずは適当に配置していったものの、減点を避けたい思惑から、全員コマを使い切るまで、膠着状態になり続けていました。

コマがなくなると動かざるを得ないので、ちょっと動かしてしまうことによりゲームが動き始め、誰かが得点を得ると、他の人は得点を得ている人が減点する場所での決算を狙い始め、減点がかさんでいる人には点をあたえてしまっていいから、自分が勝てないけど現在トップを減点させてやろうというような、かなり直接的に攻撃をしていくゲームに。

最終的に得点を得られる場所も、減点させられる場所もなくなり、最終精算に向けてどうにか滑り込もうとしていく中でゲーム終了。

勝てた人も負けた人も、なんだかんだで大きな点差にはならず、全員あとちょっとだったという気持ちで終わることができ、途中の苦しい思いをぜひみんなとやりたいと、その場で自分用に購入を決めている人もいました。

感想

運ゲーを連続でやった後だったので、いわゆる零和有限確定完全情報ゲームの戦略性と、コマを置くか移動するだけという内容のシンプルさがちょうどよかったようです。
どうやって勝つのかは非常に難しいゲームですが、逆にゲームに慣れていない人に向いているゲームなようにも感じました。

とはいえ、この手のゲームは考えるのが苦手な人はとことん嫌いなゲームなので、出すタイミングは選ぶ必要がありそうです。

keyflower プレイ記


パッケージ

ゲーム概要

3色のミープルを使って、自分の村を発展させていくゲームです。最初はランダムに8個のミープルが配られます。

自分のミープル(残りの色と数は非常に重要なので非公開情報)

ゲーム中に出来ることは、ミープルを使ってタイルや、追加のミープルの競りを行い、競りに勝つことができると、タイルを自分の村につなげたり、より多い人数のミープルを追加することができます。

もしくは、自分の村でも、他人の村でも、競売中のタイルでも、タイルの上にミープルを置くことで、タイルの内容の仕事を行うことができます。

競りの場合は、1個以上の好きな数の同じ色のミープルを置きます。仕事の場合は、最初は同じ色のミープル1個、次回は同じ色のミープル2個、最後は同じ色のミープル3個と、ラウンド中に3回まで同じ仕事をする事ができます。

競りを行うときも、仕事をするときも色の制限があり、最初に置くプレイヤーは好きな色のミープルを使うことができます。

競りでより多い人数で入札するプレイヤーは、より多い数の全て同じ色のミープルを出す必要があります。

競りの様子

仕事の場合は、既にあるミープルと同じ色の、より多い数の全て同じ色のミープルを出すことで仕事をすることができます。

仕事をしたミープルは、その村のプレイヤーが回収するため、自分の村が使われた場合コマが増え、他人の村で使ってしまった場合、自分のコマが減り相手のコマが増えるジレンマがあります。


仕事の様子と最終盤面

こうして、村の拡張と仕事をしていき、最終的に村のタイルや資源から得点を獲得し、最も得点が高いプレイヤーが勝利します。

プレイ記録

6人でプレイ、今回はこのゲームをやるのがメインで、戦略系のゲームがやりたいという事でKeyflowerをこちらが選択しました。

このゲームはルールはそこまで多くない(説明すれば理解できなくはない)ものの、考えるべき点がものすごく多く、本気でやれば各プレイヤーの取得したミープルのカウンティングもできるゲームです。

実際のところ、実はそこまで本気のストラテジをやった経験がなかったようで、このゲームでは難しすぎたのでちょっと失敗だったかもしれません。

ゲームは、春夏ラウンドで他のプレイヤーが競りにがんばりすぎ、秋に競りをしていると仕事もできない状態に。こちらは春夏に他の人が頑張りすぎていてろくにタイルを取れませんでしたが、秋の単純得点タイルをミープル1人で多く獲得できました。

得点タイルはやはり効率はかなりいいので、安く買えてアップグレードも破綻しないとそのまま勝てるので、特に苦労することなくゲームに勝利。

感想

競りゲームは、不慣れな人は無駄に高い金額で買ってしまうので、3人以上はやめといたほうが……とはいったものの、こちらももうちょっとゲームのコツを話しておくべきだったかもしれません。

とはいえ、ゲームとしてはやはり何をすべきかわかっていなかった人はおらず、ちょっとレベル感を見誤ったというのもあり、このゲームをやりたいといっていた人には負担だったようです。(あまり得点が伸ばせていなかった)

どちらかというとアグリコラをやりたかったけど、付き合いでやってくれた2人もいましたが、そちらはそこそこの点数となっていたので、楽しめていたと思いたいところです。

総評

ボードゲームで、6人でもできるゲームはありますが、やはりダウンタイムが長くなってしまうか、ダウンタイムはないものの、もう何やっても変わんないようなゲームになってしまうので、やはり4人でやったほうがよかったなという反省がありました。

また、6人でプレイとなると、ゲームの経験値やレベルもバラバラになってしまうため、全員で楽しめるとなるとやはりなかなか難しいです。

ディクシットとか私の世界の見かたをやるのが一番向いている人数だなと痛感する回でした。










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