自分で自分の小説につっこんでみた。

人の書くものはツッコミどころが満載だけど、これは自分のものにもあてはまる。

なにしろ当の本人が書きながらも微妙だと思う部分もあるからだ。

私は小説家ではない。

エッセイストでもない。

そもそもこのnoteをはじめたときにはペンネームも定まらず、何を書くかも不安定で、日記調にするか、ちょっとかっこつけて何かモノを知っているふうに書くかとか、そういうのも今でもまだ決まっていない。

「エッセイ」と「コラム」の違いをネット検索したりもした。コラムって批評家が書くっぽいものと説明があったので、じゃぁ私の書くものはエッセイなんだろうとハッシュタグは「エッセイ」にした。

「日記」にしてもよかったんだけど、ちょっとカタカナのほうがかっこいいと思ったから。

さて、今のところ方向性は定まらないままだけど、その日の気分で書けばいいやと思うので、ちょっときつい人間なのかと思う文章もあったり、いや、真面目そうな人だなと思う雰囲気もあったりで、結局多面的な部分もそのままここに現れる。

小説をここで書くつもりがあったかというと、そこもまた深く考えていなかった。

小説を書く力があるかも見えない。

だいたい小説家をめざすような人は数百冊こんな本を読みましたー、とか今までにこんな経歴がありますー、どこどこの編集してますー、とかなんか凄そうな人がほとんどで、

noteで出会うそれっぽい文章を書く人の出だしのたかだか2パラグラフほどの文章の中に漢字の読み方と意味を3つほど検索しなくちゃいけないような私みたいな人間は「小説家めざします!」なんて言えるはずはない。

それって、ちょっとおかしな話。

それでもなんとなく創作意欲が突然わいて、おそらく完成したという意味では処女作ともいえるものを1つ書いてみた。

書いてみたら、意外と1つの話にまとまった。

このぐらいの長さなら書けるんだ。

はじめての公開は正直はずかしいという感情がメインで、「スキ」を4ついただいたことがうれしいような安心したような。。

ほかの日記調の文章を読んでくれたついでにこの短編小説もどきも読んでもらえて、まぁまぁなんとなく「スキ」をくださったのかもしれないけれど、それでも処女作公開なわけで、なかなか記念すべきことだ。

10月8日の体育の日だな、覚えておこう。

できばえはともかく、なんや、私も一応書けるやん、という感想。

●調子にのって

そして思わず2作目も公開。

そんなわけで世にでた作品2つですが、ちょっとつっこんでみます。

以下の2作品です。

「一夫多妻制でもいいのに」

「僕とマルコとユキと白鳥」

もしご興味がある方は先にその作品を読んでもらってから同じツッコミを感じたかどうか試してみてください。いや、別に作品を読んでいただきたくてこういうひっぱりをしているわけではありません。

もしよかったら、という話です。

そしてここから。

つっこみます。

●第1作目

まず「一夫多妻制でもいいのに」

細かいのは面倒なので、一番書き終わって引っかかった部分だけを書きます。

この話は妻が別の男性のもとへと行ってしまったというありがちなストーリーです。

なんとなくこじんまりまとめていますが、

いなくなった妻を見つけだし、妻のいるアパートを訪れ、見知らぬ男性のそばで「女性」の顔をした妻に衝撃を受ける、みたいな結末です。

そのとき男性は悟ります。

「私は妻を女性として見ていなかったんだと瞬間的に感じ、そのあとザーっと妻を妻としてしか扱っていなかったたくさんのシーンが頭の中を流れた。」

と独白し、まぁほぼほぼおしまい、という結末。

私のつっこみとしては

こんな瞬時に霧が晴れるように妻が自分のもとを去った理由がわかる男性っていないよね?

これだけすぐにわかる人なら妻に逃げられたりしないはず。

空蝉って・・・

つっこみおしまい。

●第2作目

2つ目「僕とマルコとユキと白鳥」

一言でいうと、犬のマルコを愛しすぎて、妻のユキを見殺しにしたというストーリーです。

そしてつっこみます。

こんな普通の公園の池で死なないでしょ?

いくら泳げないとかいっても横のボートにユキはしがみつくとかするでしょ?

そばでうようよしているボートの誰かが助けるでしょ?

この公園の「池」で死んじゃうという設定は「海」あたりに変えようかとは思いましたが、書き直すのも面倒だったのでやめました。

白鳥ボート内での位置関係もどうもしっくりきません。

マルコを抱えていた男性が左側にいるとして、右側にユキがいるとします。

水がかかったのは左側のマルコなのに、ユキを池に落とすためには右側にいったんマルコが移動しないといけない。

水は左側からおそらく飛んできたんだから、水を飛ばしたボートは左側にいるはず。

なのにマルコはわざわざ右側のユキのほうへ飛び移ってけたたましくボートに向かって吠える。ボートは左側なのに、どこに向かって吠えてるんだ?

それに白鳥のボートってけっこう安定性あるので普通は人が落ちないよね?

あぁ、無理があるな、と書きながら思っていましたが、まぁ仕方ない。

というのも書いていた時間が遅かったんです。

設定を海に変えるのもなんか面倒だったし、ボートはやっぱり白鳥にしたかった。

さらに、体調が良くなりつつある夫が今にも「早く寝たらどう?!」と文句を言ってきそうで仕方なかったんです。

以上、まだまだたくさんつっこめそうですが、細かいところはお見逃しください。

●考察

以下、考察、という表現で正しいのかわからないけど、まぁそんな感じの締めです。

この2作品の文章の特徴として

基本的にはどちらかというと、できればひらがなを使っています。

難しいと思われる類の漢字を私自身がおそらく知らないという理由もありますが、私の語彙力は平均的だと感じています。正直、少しは平均以上かも、と思っていますが。

その自分の語彙力でちょっと難しいと感じる漢字は、ほかの人も難しいと思うのではないかと感じるのではずしています。

一つでもわからない漢字があると、読み手の流れが止まります。

止めたくないから簡単な言葉を選んでいます。

「僕は翻って」とかは「僕はくるりと振り返り」あたりにしたいな、みたいな話です。

ニュアンスが変わる場合もあるかもしれませんが、まぁ自分のイメージとマッチする範囲で言葉を選んでいます。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

2568文字

#小説 #ツッコミ

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