見出し画像

しなやか

僕は君の腰のラインに恋をした。

いつも僕は君の腰のラインを見ていた。しなやかに反っている君の腰のラインはとても女性らしくて上品で美しかった。

君と会って話すときは君の目を見て話していたけど、君が席を立ってトイレとかに行くときにはじっと君の腰のラインを見ていた。

僕は絵が好きだからいろんな女性の美しい姿をたくさん眺めたことがあるけれど、君ほど美しい腰のラインの女性は見たことがない。

僕はきっと飽きもせず、君の腰のラインだけを眺められるだろう。

君が笑うときには明るい白い歯が見えて、目は少し垂れ目になって、髪がふわふわと揺れて、本当に幸せそうな表情になる。

僕もとっても幸せな気分になって、君のその笑顔を見つめ、一緒に笑う。

でも僕はそんな素敵な君の笑顔よりもずっとずっと君の腰のラインが好きなんだ。

君の腰のラインは僕にとってはまさに美の象徴で、見つめているとなんともいえない恍惚の気持ちが生まれる。

君の腰のラインは美しい。

こんなこと、君には恥ずかしくて言えないけど、僕は君の腰のラインに恋をした。

444文字

#短編小説 #超短編小説 #詩 #ライン

お気持ち嬉しいです。ありがとうございます✨