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名前から湧くイメージってあるよね。

小説の登場人物の名前って、みんなはどうやってつけてるんでしょうね。

私は恋の短い小説では「あなた」とか「君」とか書くことが多くて、名前に悩まなくて済みます。

でも少し長めのを書くときには名前をつけるので、毎回頭を悩ませます。深く考えずにつけると同じ名前をつけてしまったり、女性だと「れい」がつく名前がやたらと浮かんでしまう。

「子」で終わる名前はちょっとレトロだろうなと思うので避けるんですが、かといってキラキラネームみたいなのにすると小説の雰囲気が壊れる気がしてつけられない。

少し前に書いた『月の視線』では「楓」と「康二」にしました。これはネットで人気の赤ちゃんの名前を検索して、そのなかから、キラキラすぎず、でも古くないと感じる名前を選んだつもりです。一緒に登場する「夏美」は脇役なのであまり深く考えずに思い浮かんだ名前をさらっとつけました。夏だし。

一昨日に投稿した『月の光に包まれて』では男性が「ゆうちゃん」です。ユウゴなのかユウスケなのかユウイチなのか特に決まってないけど「ゆうちゃん」です。

名前ってその人物の性格のイメージも作り上げてしまうので、わりと重要な気がするんですが、そのイメージ自体も自分だけが感じているものなので、みんなが描くイメージとは違うかもしれないんだけどね。

「楓」はさわやかで、少し控えめなイメージです。「康二」は強いイメージがあるけど、少年らしさが残ってそうな雰囲気もあります。昔の知り合いに康二という人がいて、ちょっとやんちゃだったのでそのイメージが残ってるのかも。「ゆうちゃん」は優しい雰囲気。

noteのアカウント名も、印象を左右しますよね。惹かれるお名前だと、ついそのかたのページに行ってしまいます。

「椿」は偶然つけた名前ですが、いい名前をつけたと満足しています。お花の名前で一文字だから覚えてもらいやすいし、呼びやすいと思います。あまい文章を書いても違和感のない名前ですしね。

中山さん(私の連載小説)の下の名前、どうしようかな、と2年近く迷っています。というか別に名前はいらないよね。中山さんは中山さん。でも中山さんに限っては、どんな名前がいいかな、とこうして悩む時間が楽しいのです。



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