見出し画像

腸note

この冬の間に「腸内細菌」についてもっと詳しくなろうと、本を読んだり関連動画を見たり、生活の中で『腸活』なるものを実践している。毎日発酵食品をとるべく、キムチもつけ終えたところである。

普段からテレビはほぼ見ないし、世間で流行っているものには全然関心を示さないひねくれた人生を送っているので、世の中で『腸活』ブームなるものが起きていることを知らずにいた(もしやすでに過ぎ去っていたりして?)。腸内細菌の話を周りの人にしても、誰も「そんな話は初耳」という感じで聞いてくれるので、果たして本当に『腸活』ブームが起きているのかもよくわからないが、確かにスーパーのヨーグルト売り場にはやたらと菌の名前をうたった商品が溢れているけど、何か違う気がする。

私が感じる違和感は、管理栄養士の仕事をしている頃にも感じていたものと同じだった。「〇〇を食べると△△がよくなる」みたいな食品ブームを日本人は飽きもせず、何度も何度も繰り返し、忘れ去っていく。それに踊らされる人々と、振り回される食品業界。子育てをしながら、食を取り巻く環境がどんどん複雑化し、毎日食べているものがどこから来ているのか、だれがどんなふうに作っているのか、知らないことだらけであることに気づかされた。

そして、私は胃がんになった。子育てしながら、食べることには人一倍気を使ってきたはずだったのに。原因は食品というよりストレスだったことは明らかなのだけれど、食べることが大好きだった私は『胃』という臓器を一つ、失った。もう10年以上前のことなので、今は小腸が胃の代わりに働いてくれている(たぶん)。胃全摘の術後は、生きるためにそれまで以上に食について真剣に向き合うことになった。

前置きが長くなりすぎたけれど、そんなこんなで腸内細菌に興味を持ち、色々調べている中で見つけた、サントリーの『腸note』。最初知ったときは、この『note』と関係があるアプリなのかと思ったらそうではないらしい。腸にスマホのマイクを押し当てて「腸音」を測定し、腸の健康状態を把握する、というもの。これがなかなか面白いので、熱しやすく冷めやすい私は3日坊主で終わるだろうと思いきや、気づくと目標の1週間まであと1日!快挙!

腸内細菌についてはまだまだ人にうんちくを語れるほどではないけど、「腸脳相関」(「脳腸相関」ともいう)という言葉通り、腸と脳は互いに影響を及ぼしあう関係で、ここに腸内細菌が深くかかわっているのだ。人が健康に生きるためには、腸内細菌の多様性を維持することが大切なんだそう。だから「ヨーグルトを食べて腸活」というのは、たくさんある項目のうちの一つに過ぎないということ。

読み返したら『腸note』についてほとんど書いてないけど、皆さんもぜひ♡

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?