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一条高校の奈良育英高校に対するゲームプランを勝手に考える!~全国高校サッカー選手権奈良大会準決勝~

いよいよ奈良大会も大詰めになり11月5日(日)に準決勝を迎えます。

2023年10月29日時点




◼️まえがき

一条高校が県代表の常連校だった時代も徐々に薄れ、5年ぶりの選手権本大会出場は一条高校にとって是が非でも成し遂げたいタイトルの1つだろう。

でも現在の奈良県内王者に君臨しているのは、かつて2強時代と言われ互いにしのぎを削った現在、高校サッカー選手権奈良大会を連覇中のライバル奈良育英高校であります。

そのため奈良育英高校は一条高校にとって、現在どうしても越えないといけない最大関門なのであります。
ここまで今季リーグ戦でも一条高校の0勝2敗(1対3/0対3)と、チーム力に差を見せつけられており、奈良育英高校相手に準決勝をどう闘い挑むのか?そんな気持ちがいっぱいでなりません。

奈良育英高校戦との準々決勝において、戦略的撤退で勝つ可能性を高めるより、真っ向勝負を挑んで敗れた去った畝傍高校に代わり、今度は戦力的に奈良育英高校相手でも、真っ向勝負で勝てる可能性を見出だせる一条高校の準決勝において、奈良育英高校と畝傍高校の試合を観戦して育英対策が確信に変わってきたので、個人的な意見になりますが一条高校として、どんなゲームプランを立てれば良いのか勝手に考えていきたいと思います。

※説明用サッカーボードは作成する時間の関係上、1枚にあれもこれも詰め込んでいて、分かりづらいかもしれませんがご容赦ください。

◼️準々決勝ハイライト

プレビューの前に両校の準々決勝の試合ハイライトにXのポスト載せておきます!

【奈良育英高校 vs 畝傍高校】

結果は畝傍高校が奈良育英高校に対して普段通りのスタイルで真っ向勝負して来ました。

試合の流れをXのポストで確認します。

畝傍高校は真っ向勝負でも惜しいゲームに持ち込めたので来季の新人大会やインハイは楽しみですね!
奈良育英高校は横綱相撲の如くガッチリ必勝パターンで準決勝に進出しました。

【一条高校 vs 橿原高校】

一条高校の準々決勝は激戦になりました。
こちらも試合経過をXのポストで確認します。

ご覧の通り一条高校は薄氷を踏む様な試合展開で辛くも準決勝に進出してきました!

◼️準決勝プレビュー

一条高校はポジショナルプレーを目指したサッカーに取り組んでいると思っているので、奈良育英高校に対しても畝傍高校と違って真っ向勝負するゲームプランで考えていきます。

【両校フォーメーション確認】

奈良育英高校は準々決勝ではこれまでの様な前後半での交代選手もなく、ポジションも変更してくる事が少なかったので、この畝傍高校戦でのスタートメンバーとフォーメーションが現在のベストメンバーなんだと思います。
そのため注目の育英10番はSHという事で仮定して今回の対策を考えました。

準々決勝 vs畝傍高校戦


逆に一条高校は毎試合スタートメンバーは固定してくる事が多いので、ほぼ橿原高校戦でのスタートメンバーとフォーメーションがベストメンバーで間違いないかと思います。

準々決勝 vs橿原高校戦

【奈良育英高校に対する守備対応】

奈良育英高校は畝傍高校戦でもそうだった様によっぽどセーフティな状況にならない限り、自陣からのビルドアップはしてこないと考えた方が良いと思います。

番号はポジション番号です

育英GK①のゴールキックやパントキックからだと、育英10番⑪のいるサイドへのロングフィードを育英FW⑨が競り勝ち味方選手⑧⑩⑪に落として、一条陣内からマイボールスタートしてくると思います。

番号はポジション番号です

自陣に入ってきたボールの場合でも一条FW⑨のプレッシングを交わした育英CB⑤が、育英10番⑪のいるサイドへのロングフィードを同じく育英FW⑨が競り勝ち味方選手⑧⑩⑪に落として、一条陣内からマイボールスタートしてくると思います。

番号はポジション番号です

そのロングフィードに対して一条高校は育英FW⑨との競り合いに慌てず、きっちり同サイド育英陣内深くへクリア(④⇒⑨)するか、こぼれ球を回収して底循環から逆サイド(④⇒⑤⇒①⇒③⇒⑥⇒③)へサイド展開してビルドアップしていきたいところです。

番号はポジション番号です/例えばポジション⑪は育英10番のこと

もし奈良育英高校とのロングフィードの競り合いに負けて育英ボールになった場合は、両サイドへのスルーパス(⑪⇒③/⑪⇒②)はまだリスクが低いので敢えて 捨ててクロスボールで対応する事とし、育英10番⑪のカットインドリブルからのスルーパスに対しては、一条SB②若しくはCB④が育英10番⑪にマンツーマンで自由を奪いながら、Wボランチ⑥⑧もDFラインに落ちて5バックとして選手間を絞り万一のスルーパスもカットするなど、奈良育英高校の必勝得点パターンを簡単に創出させない様にしたいところです。

もちろん奈良育英高校はセットプレーからの得点も多いので、守備の判断ミスで準備不足から不用意なファールなどでFKやCKや最悪なPKを絶対に与えない様にしたいです。

【奈良育英高校に対する攻撃準備】

今度は一条高校の攻撃において準備しておきたい事を考えていきます。
今季は過去に新人戦やリーグ戦にインハイ及び今大会の選手権と一条高校の試合を観戦してきましたが、概ね左サイド偏重な攻撃スタイルかな?って気がしています。

番号はポジション番号です

具体的に言うと底からのビルドアップでは、一条両CB④⑤から左サイドの高い位置でポジションを取る一条SB③へのロングフィードでボール当てて、一条SB③が育英SB②を引き出してからインサイドに絞った一条SH⑪へパスを通してワンツーで一条SB③のオーバーラップを使うか、一条SH⑪が逆サイドへロングフィードによるサイドチェンジ(⑪⇒⑦)で両角深くに育英DF陣を押し込んでいくと思われます。

問題は一条高校は中盤が間延びして空洞化しやすく、真骨頂であるポジショナルプレーに支障をきたす事がしばしばあるため、奈良育英高校のMF陣にパスカットなどでボール奪われて、ショートカウンターされるリスクも高いところです。

あと育英10番⑪がプレスバックして育英DFラインに加わるため、育英SB②がプレッシングに飛び出してもスライドして4バックを維持できるという守備の特徴があるため、これまでの様な左サイド偏重の攻撃は上手くいかない可能性が高いと思います。

番号はポジション番号です

そのため、まず一条高校はポジショナルプレーを思い出して、中盤ゾーンに一条アンカー⑥、一条2ndトップ⑩、一条SH⑪を置き、構造をしっかり作った上で前進ルートを作る事で、両サイドからの攻撃を均等化して使い分ける事が可能となります。

これなら左からのサイドアタックだけでなく、右からのサイドアタックでも奈良育英高校に脅威を与える事が出来るし、それにより育英10番⑪を高い位置で固定する事で、育英10番⑪のプレスバックを遅らせる事が出来て、育英DFラインも3枚のままになるためスルーパスもこれまで以上に通しやすくなると思います。

この様に攻撃では中盤を省略してくる奈良育英高校の空きスペースを一条高校が上手く活用し得点を重ねて、複数得点でライバル校にこれまでの無念を雪辱して3連覇を阻止したいところです。

■あとがき

前回の準々決勝(奈良育英高校vs畝傍高校)では、畝傍高校が従来通りのスタイルで奈良育英高校に闘い挑んだので、プレビュー通りの様な展開にならず結果的には畝傍高校が力負けしてしまいました。

そのため今回の準決勝(奈良育英高校vs一条高校)ではプレビュー通りの展開となり、一条高校が奈良育英高校をねじ伏せて決勝進出する事を期待しております。

今回もまた最後まで読んでいただきありがとうございました。
もし差し支えなければ当該noteをシェアして拡散してくれると嬉しいですし、更にこの試合の事でなくても良いので奈良県高校サッカーの事など何でも結構なので、いろんなコメントいただけるとめちゃくちゃ嬉しいです。

これからも何卒よろしくお願いいたします。

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