カズオイシグロの書き方

ノーベル文学賞も受賞した世界的な作家、カズオイシグロは、出世作である「日の名残り」をほぼ4週間で書いたという。

その時の書き方が面白くて、とにかく文体とか整合性とか稚拙な表現とかを構わずに、頭に思い浮かんだことをとにかく書くやり方だったらしい。

そして4週間後には書くべき要素がすべて揃っていたそうだ。

カズオイシグロだから、才能があるから、という話はさておき、このやり方は企画書を書くときも有効だと思った。

とにかく頭に思い浮かんだことを書く。根拠とかロジックとか事情とかどうでもいい。そんなリミッターを外してとにかく馬鹿な考えも足りないアイデアもすべて、できれば手書きで書く。

書ききったと思ったら、それらを俯瞰で見ると、結構な確率である筋道が浮かんでくる。

色んな言葉が繋がって、星座のように一つの形をつくる。

そんな企画書の方が書いててワクワクすることが多い。

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