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01 どうやって償うのか

 性被害を受けたと見なされた本人が、法廷で「先生はそんな事をしていない」と宣誓して証言しても、担任がわいせつ犯として刑務所にいれられ、自分もわいせつの被害者であると見られていた事を知った時、周りの大人達はどうやって償うのだろう。  

 子どもが母親にうれしそうに話した事が母親のLINEで複数の保護者に拡散され、パニック状態に陥った。その内容で問い詰められた子どもが曖昧な返事をしたために、周りの大人の善意だけでなく大人の思惑で子どもが被害者の烙印を押されたケース。

 わいせつ事件の報道が頻繁に流れていれば、我が子を心配するのは当然のこと。そして保護者は勇気を出し、万が一を考え、事実を知りたいと、隠匿などの不信感がある学校や先生に相談せずに、直接警察に被害届けを出すことも、致し方無い事。

 しかし、検察による証言の強要、または捏造がある日本の司法。特に検察は事実による真相の究明ではなく、被疑者を犯罪者にするためだけにあらゆる手段を講じる。

 司法面接や証人テストにおいて、禁忌とされる誘導質問による子どもの誘導。一生消えない偽りの記憶による子どもへの影響を知りながらも、検察のストーリーを植え付ける。さらに、物証として第三者のDNAが付着していると言われ、確信して被害届けを出させた手前、後戻りができなくなった警察・検察は被疑者ではない第三者のDNAである事実が判明しても保護者に知らせることもない。

 法廷では洗脳の難を逃れた子どもが被害事実がないと証言しても、その法廷での証言より、信頼できるとされる検察官が作文した面前調書のみで、子どもはわいせつ事件の被害者という烙印が押される。

 保護者が保身の為に隠しても、いつかは必ず自分の子どもに知られることになる。子どもがこの事実を知ったときの状況を想像さえしたくはないだろうが…

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