お疲れ様です、ゆーがです。
以前のTwitter(Xと言った方がいいのか)にてアンケートのご協力ありがとうございました！！

1番多かった昔話を今回はしていこうと思います。

そもそもどこから遡るか？

考えた結果、現場のアイドルオタクになった時からにしようと思います。
この前にAKBの握手会に行ってた時代や、
コンカフェに通いつめてた頃とかメイド喫茶に行くためだけに秋葉原に行ってた時とかもありましたがアイドルオタクでは無いだろうと判断したので、、

ちなみにそうすると2018年まで戻ることになります。
(もう５年前…)
その時の心境や覚えてることを徒然なるままに書いていこうかと。
どうして単推しになったのかなどもお話できたらいいなと思ってます。

注意。

もしかしたら気を悪くされる方がいらっしゃるかもしれません。
なんだゆーがってこんなヤツだったのか！(　ﾟдﾟ)､ﾍﾟｯ
っとなってしまうかもしれませんがそれはしょうがないと思います。
正直僕は褒められた人間では無いですし、何かしらの実績があるわけでもありません。
本音を言ってしまうといつかバレて何かが起こるのが怖いというのもあります。

すごーく細かいことを言うと初めてライブと言うものに行ったのは覚えてる限りで2016年11月でしたが何もわからず友人に誘われて行くことになったのに加えてコンカフェの方が楽しいと思ってました。
(※厳密に言うと一緒に行こうと言われて行くことにしたもののその友人が仕事の都合で来れなくなり1人で行きました。)

ちなみに今回長文です。
上記した通り気を悪くされる方がいらっしゃるかもしれません。
感動できるようなお話もありませんしただの時間の無駄になる可能性もあります。

それでもよろしければお付き合い下さい。

では時を戻そう。

・始まり。

記憶が間違って無ければ、本気でアイドルオタクをやりたいと思うようになった火付け役のライブが2018年の4月。
当時通っていた2ねん8くみさんの周年ライブでした。

この時は推しと呼ぶ存在がおそらく4人(もっといたかもしれない)いてうち2人が千葉の子だったんですが、姉妹店が千葉にあるということもあって千葉店から生まれたグループ、つまり僕の推しの子(陽向あいみちゃんと南にこちゃん)も来仙することに。
この年の時点で3年ほどのお付き合いがある方々でした。
久々会えるとなって浮き足立ってたと思います、今で言うニヤニヤするんじゃねーよのあれです。

確かこの時はまだライブで「湧く」という事が全く分からずただただライブ会場の真ん中あたりで突っ立ってました。
最前辺りで叫ぶオタクの人たちを見て、あの人たち何してんだろう…推し見ないで叫んでるけどなんで？って心の底から思ってました。今じゃ考えられない。

その後はお決まりの特典会。
推しの列に並んでチェキ撮ってを何ループか…
実は昔はチェキループたるものをしてましたがある日を境にやらなくなりました、その話はもう少し後で。

これが初めてのライブだったわけです。
なんだめっちゃ楽しいなって素直に思いました。
千葉から来ていただいたオタクの皆様とも仲良くなって。
でもこの時はまだ推しと話せる時間も少ないし物足りないな…って心のどこかで思ってて、コンカフェオタクだったから。
でもなーんか引っかかる部分があったのと、コンカフェの推し子が卒業したので仙台に推しがいなくなり。

・駆け出し。

同年5月、仙台でライブがあって再び行くことに。
いや関東に推しいるなら遠征しろって？もう少し待ってください。
この時もまだそんなに湧いてなかった気がするけど、わかるところだけ少し湧いてた記憶も…
まだ物販とか交流メインだったのでめっちゃオシャレして行ってました、周りスニーカーなのに自分だけローファーとか自殺行為すぎる。
この時で自分の推しの子があいみちゃんとにこちゃんだけに自然となってました。
というか他のグループのライブを見たり初回無料でチェキ撮る事はあっても推すことが無くなったって感じです。
自惚れかもしれませんが本気度が上がり始めたんでしょう。

少し月は空いて7月。
久々のライブが楽しみすぎてあまり眠れないまま参戦。
確かコンカフェにはほとんど通わなくなってました、ライブ楽しい。
この時にあいみちゃんから来月生誕祭があるとのお話を聞きます。
千葉校に行きたかったし、あいみちゃんのためならとの事で行くことを決意。

・初めての遠征、初めての生誕祭。

あいみちゃんの生誕祭。
結論楽しかったけど、悔しさもありました。
被害者ヅラをする気はありませんし自分の積極性が無かったのもありますが生誕実行委員会？たるものに混ざれませんでした。
大好きなあいみちゃんの生誕祭に参加できたので楽しかったですが同時に自分の非力さを痛感することになります。

冷静に考えれば納得ですよね。
だってライブで死ぬほどコールするわけでも無ければ、物販でイキってTwitterでオレすごいでしょアピール、挙句の果てに推しは複数いるわけで。
誠実さが無かったんですね、そりゃそうだ。

・通っていたグループの解散

それから仙台でライブが何回かあって、中には物販だけ参加したものもあり。
その後、まさかの推しがいるグループが解散することに。
衝撃的でした、こんなことが本当にあるのかと。
まさか自分が見ていたグループが…となんかまぁよくわからん感情になるわけで。
この時複数のグループが解散して合併することになったのであいみちゃんはアイドルを続けることになるわけです。
変わらず推す！と思ってましたがにこちゃんがタイでアイドルをすることになります。
にこちゃんも決して嫌いになったわけでは無いですが、簡単に会いに行ける距離じゃないし上記の生誕祭で学んだ事もありこの子の推しであることを公言することをやめました。
もちろんこれが正しかったとは思ってません、もしかしたら推し続けることで何かが変わっていたかもしれません。
実は2ねん8くみ千葉校に行くキッカケを作ってくれたのがにこちゃんだったんですがその話までし出すと2015年まで振り返らないといけなくなるので機会があればにしておきますね。
きっとこの時から単推しを決意したんだと思います。
単推しを決意と言うより推しは1人でいいのかもしれないと思い始めたというのが正しいのかもしれません。

・再会と成長

12月。
久々のあいみちゃんとの再会、新グループになってから初めて会いました。
単推しになって初めてのライブ、少しづつ湧き方とかも覚えてきてなんならコウタさんに最前に出されて放置されて現場オタクとして成長？させられていくわけです。
めちゃくちゃ大変だったし分からないことだらけでしたが正直心境としては気が楽でした。
単推しは損をするなんて言われてますが僕にとってはそんなことなくて、むしろその言葉の意味がわからなくて。
1人だけの推しを愛せるなんて最高じゃんと思うわけです。
あいみちゃんとの距離も縮まってより仲良くなって、この時からきっとガチ恋を拗らせてたのかなと。
この頃から他のアイドルグループを見て勉強したり、ダイエットや美容、立ち振る舞い方の研究を始めます。

・インプットとアウトプット

何においても重要だと思ったのでオタ活の中で行なっていく日々が始まります。
ほかのアイドルグループを見たり実際に仲のいい方がいる現場へ行って湧き方の勉強、定期的に自撮りや某アプリを活用することで美意識を高めたり、女の子とお話するのが苦手なのでこの年に流行っていた現代ホスト界の帝王ローランド様のYouTubeやホストTVを見て対応を研究して物販で実践、お家に帰ってきたら復習と改善点をまとめて次に活かしてまた実践。
僕はここまでやらないと女の子とお話できないくらい女の子とお話するのが苦手です、キャラクターとかではなく。
ありがたいことにこの当時、飲み仲間(アイドルオタクではない人達)から「ゆーがくん見てたらアイドルオタクのイメージ変わったわ！」と言って頂ける機会があって。
最高に嬉しかったです。
やっぱりまだアイドルオタクって世間的に偏見が多いから。
もう1つありがたい事に僕のことをゆーがくんではなく、王子と呼んでくれるアイドル方までいらっしゃってやっと自分の対応や振る舞いに自信が持てるようになっていきます。
今でもそう呼んでくれる方がいるので本当に感謝というかなんというか…幸せものですね。
職場の人たちからはアイドルにお金をかけるなんてやばい、搾取されてるだけだよ？とまで言われ指さされて笑われたけどそんなの気にならなかった。

ーーそんな感じで順風満帆にオタ活が進んでいきます。

正しくはいつまでも続いていくとまた思ってました。ーー

・考えが変わった、そして新たな出会い。夏。

2019年の7月。
あいみちゃんの在籍していたグループの主催ライブが仙台で行われた日。
チェキに関しては考えが変わって、推しと1枚撮ればいいなってなりました。
(2部制の場合は1部1枚、2部で1枚って感じ。)
アイドル側からしたらお金を落とさないオタクだと思われても仕方ありませんよね、でもチェキって枚数じゃなくて質だと言うように変わりました。
もう1つ、たくさん湧いたりはしゃいだりするようになったので物販メインにならなくなったというのも大きかなったのかなと。
元々あいみちゃんが在籍してたグループのKiREIは人数も多かったので稀にほかのメンバーとも撮ることはありましたが基本的にはあいみちゃんとだけ撮ってました。

そんな時です、とあるグループの子と出会います。
シェリーガールズプロジェクト(後のアンフレディア)の音羽リイナちゃん。
初遠征か２回目の仙台遠征の時だったはず。
その時言われた一言が、

「私、チェキ撮らないと東京に帰れないの…」

自分にはあいみちゃんいるし正直撮りたくないな、適当にあしらえば諦めてくれるだろうと思ったが吉日。
全く諦めて貰えず…
最終的には撮りました、圧敗。
この時の印象はマッチ売りの少女ならぬチェキ売りの少女ってだけでしたが何故かライブ後も頭から離れず。

・悲劇と言うべきか運命と言うべきか。

ある日のこと、
あいみちゃんはある企画を行うことになります。
俗に言うダイエット企画です、達成できなかった場合グループから卒業。
冗談だろと思いましたがドッキリでもなんでもなく。
あいみちゃんにだけダイエットさせるのは嫌だったので自分もダイエットに本腰を入れることに。
まだこの時は実家暮らしだったので最寄り駅の一つ前の駅で降りて徒歩で帰ったり、仕事ある日の昼食は炭酸水だけで家で筋トレもしました。

でも、結果は失敗に終わります。
アイドルは続けることになりますがグループから卒業が確定するわけです。

・結果として最期になってしまった日。

9月、あいみちゃんがKiREIとして最後の仙台公演。
この日はいつもいじってくる人達もいじって来ずで多分1人だけお通夜みたいな雰囲気出てたのかもしれません。
あいみちゃんの事を愛していたので自分の通っていた高校の制服の第二ボタンを渡しました、好きな気持ちに変わりはなかったしまた会えると思っていたから。
後悔はしてません、本心だったんで。

・解放感に浸って甘えてたただけなのかもしれない

それから何かを忘れるように仙台の現場に参加する日々が続きます、オタク仲間や先輩がいる現場で湧いてその後飲みに行って。
荒れ果ててたのかはわかりませんがお酒飲みすぎて記憶が2回ほど飛んだこともありました。
KiREIのメンバーから心配されることもあったり。
11月、あいみちゃんKiREI卒業。
卒業公演には行きませんでした、というか行きたくなかったのかもしれない。
この日は上記したシェリーガールズプロジェクトの仙台遠征があって、そっちに行きました。
正直楽しすぎた、ただ自分は逃げてただけなんだと思うけど。

・ついに気づく、心の奥にしまおうとしたけど

僕はあることに気づきます。
心のどこかであいみちゃんから避けたかったのかもしれない。

何故か？

自分はいつの間にかあいみちゃんのことをアイドルとしてでは無く、1人の女の子として見ていたから。

あいみちゃんはアイドル、自分はアイドルオタクで。
一線を超えては行けない関係で。
大袈裟かもしれませんけど良くも悪くも真面目な性格が裏目に出たんでしょう。

でも結果、ダメだった。

僕はあいみちゃんを1人の女の子として好きだという事実を変える事が出来ませんでした。

クリスマスイブ。
仙台でのライブ後にかずぴょんさんに相談した。
ガチ恋に関して沢山論された、コッコちゃんで泣いてしまった。

・再始動できると思ってた

シェリーガールズプロジェクトのライブに何回か参戦してるうちにリイナちゃんとどんどん仲良くなって。
この子を推したい、そう思ってました。
悪く言えばあいみちゃんへの恋心からの逃げ道を見つけたのかもしれません。
直接この想いをリイナちゃんに伝えたくて、まだ推しますとは言わない事にしました。
同時にもうガチ恋なんてしないと決意します。

年が明けて2020年3月。
シェリーガールズプロジェクトの遠征が3月14日に決まっていたので、その日に想いを伝えようと。
色んな人に相談した、昔からの友人にもお酒を交わしながら。
なぁなぁに推すのがどうしても嫌なので。
しかしある大きすぎる問題が起きます。

・誰がこんなこと予想した？

コロナウィルスの襲来。

イレギュラーなんてものでは無かった、オタクとして再スタートを切りたかったのにこれか。
よーいドンでスタートしたと思ったら大ゴケした気分でした、でも自分の想いは変わらなかったのでTwitter上で推し宣言します。
もはやライブも自粛ムードが続きます。

・急に2足の草鞋を履くことになる。

オタクとしての再スタートがコケて始まってしまった訳ですが、当然感染症が酷くクラスターだなんだと世間がニュースに取り上げたり、マスクの転売が相次ぐ頃。
6月、彼女が出来る。
職場の方で事実上初めての恋人、素直に嬉しかった。
この時から僕のアイドルオタクと恋愛の二足の草鞋生活が始まりリイナちゃんと彼女の両方を愛する日々が始まります。
…自慢げに見えますね、ごめんなさい。
ただお付き合いしていた方はアイドルオタクに関して偏見もなく趣味の範疇でしょ？との事で伸び伸びオタクすることが出来てました。
その後も感染症はありながらルールの中でオタクを楽しんだり、彼女とひとときを過ごしたりという日々が続きます。

1人の女の子として好きでいれる存在の大きさはこんなにも偉大なのかと思いました。

・翔んで2021年

あけましておめでとう、飛びに飛んで3月まで。
この月にお付き合いしてる彼女と来年の6月に同棲することが決まります。
告白した時以上にこの話をした時は緊張したなぁ…
書き物を良くするから、誕生日にはダメ元で万年筆が欲しいと頼んだら何も言わずに一緒に見に行って買ってくれた。
嬉しすぎてこの日色々と書き殴りすぎた。

・オタ卒

同棲が決まったこともあり貯金の意味も兼ねてオタクを辞めることを決意します…というのはまた逃げ道の名目、悪い癖。
感染症も相まってライブは2020年に比べればあるもののまだ数は少なくて。
リイナちゃんは関東のアイドルだったのでやはり現地でのライブが圧倒的に多かったため、このご時世で行ける訳もなく。
そんな中で「リイナちゃん推しです！」というのが嫌だったのでいい機会だと思い、オタ卒。
でもツイートを見たりすることはあってもいいね押したりリプしたりすることはなく卒業はしきれてなかったかもしれません。
7月末、イービンテラスの無銭ライブを最後にアイドル関係のイベントに参加しなくなりました。

・全ての思い出を断捨離

彼女と本気で向き合いたくて今まで撮ったチェキ、もらったフライヤー、Twitterのフォロワーさんの1部、勉強や簡単なオタク日記を書いてた手帳その他全てとサヨナラします。
今考えればこれはやりすぎだったかもしれない。
でもその分彼女との時間を大事にできたり、物は最小限でいいと言う気づきを得られたりしたので後悔はありませんが正直、この時の自分は死んでるようなものだったのかもしれません。
仕事に行って帰ってきて、休みの日はゲームしたり飲み仲間と会って遊んだり、コウタさんとご飯に行く時に今のアイドル現場のお話を聞くのが楽しかったりもしました。
この年は心の底から笑えてはいなかったと思います、でもそれで良かったんです彼女のことが大好きだったから。

・厄月だったのかもしれない、皆消えた。

僕は心のどこかで、勝ち誇った気でいたのかもしれません。
鼻が伸びまくって天狗になっていた。
実はアイドルオタクがやりたいのに出来ない日々に嫌気がさしていたんでしょう。

そんな時です。

祖母が急性胆嚢炎で緊急搬送されます。
あんなに元気だった祖母のぐったりしている姿は初めて見た。
全てが募りに募って、柄にもなく病院で大泣きしてしまいました。
手術の同意書に書くサインを自分の名前なのに間違えてしまったり。
結果として担当医の方の尽力により祖母は今とても元気です、本当にその節はありがとうございました。

ーーこれだけで終われば良かった。

その後、僕は自分の性格と天狗になっていたせいで友達を全員失います。
上記した飲み仲間の方々。
失ったものは返ってきませんがそれでも数ヵ月後には彼女との同棲開始だったので悲しさは特になかったです。
昔から友達がいなかった自分にこんなにも長年友達がいたこと自体が奇跡みたいなところがあったので。
僕は友情に永遠はないと思ってるので仕方が無いとは思ってますがこんな僕と仲良くしてくれた事実に変わりは無いのでもう言えないけどありがとうと言いたいです。

・どうしてこうも歴史は繰り返されるんだろうか。

6月、長く住んだ地元を離れて独立。
ここまでずーっと僕と一緒に暮らしてくれた母親には感謝しか無かった。
上手く行けば結婚するかもしれないと引越し前夜に話してました、母親はそりゃあもう喜んでくれて。

しかし肝心の引越し先でトラブルが多発します。

僕は彼女と2人で同棲する時のお話をしていたと思ってました。
家賃、水道光熱費のこと、当日の動きやここにこれを置くよ、これ持っていくよなど。
でも向こうの家族がこの話に参入していた事を僕は全く知らず、棚を増設したり聞いていない物や家具を持ってきて家で組みたて始めます。
挙句の果てには持ってきたベッドが置けず、「あなた荷物多すぎない？置けないんだけど。」と言われ家電にまで文句を言い始めます。
もっとビックリしたのが、当の彼女が作業せずずっと棒立ちしてたこと。
力仕事しろとかそういうことではありませんでしたかこの時僕はひとりで盛り上がってただけなのかもしれないと気づくことになります。

僕は我慢の限界を超えそうだったんで言ってしまいます。

「お気持ちは嬉しいんですけど、僕誰と住むんですか？この家に。あなた達と暮らす訳じゃないんですが。」と。

向こうのお母様の明らかに面白くない表情を今でも覚えてます。
無事作業は終わりましたが、持ってきた物の大半を持って帰って貰います。
ちなみに彼女は7月3日に今僕が住んでる家に来る予定だったのでこの日は荷物の搬入だけって感じです。

・何も怖くなくなった。

7月3日。
彼女から連絡が来ます。

「こんな家には住めません、一緒に住む気ある？」

意味がわからなかった。
その夜、向こうの母親も交えての話し合い。
そしてお母様から幾度とない言の葉が飛び交います。
持っていくからねと言ってたお酒が冷凍庫に入っているのが気に入らない、グラスを冷凍庫で冷やすのもありえない、あなたの母親の教育悪いんじゃないの？、なんであなたのお母さん呼ばないの？大事な話し合いなのに、この子からお金を搾取しようとしてるのでは？、この子いくら貰ってるか知ってるの？あなたが養いなさいよ。
せっかく持ってきたものに文句言わないでほしい、なんで〇〇(引っ越した地域名)にしたの？もっといいところあったでしょ？お寺とかお墓多くて嫌なんだけど。

もはや向こうの母親からのワンサイドゲーム。 
言い返す気にもなれませんでした、というかもう心のどこかで面倒くささが出てたのかもしれませんがその場を納めます。

自分の悪さに気付かされました、全部自分のせい。
あいみちゃんを1人の女の子として好きになった時も勝手に突っ走って自爆して、彼女との同棲のお話もちゃんと向こうの意見を聞いていたつもりがまたひとりで暴走してただけだったんだと。

その日の夜。
彼女から一通のLINE。

「どこまで行っても交わらないですし、価値観の違いもあります。お別れしましょう。」

長文だったので全容は覚えてませんがこんな内容でした。
もう引き止める気も何かを言う気にもなれませんでした。

「わかった、かち合いたくないだろうから荷物は明日取りに来てください、悪いけど持ってきたものは全部持って帰って下さい。払ってくれた初期費用も全部お返しします。」

とだけ返しました。
今住んでる家の初期費用は彼女が出してくれたのもあり、後で何か言われるのも嫌だったので全額に色をつけて返しました。

そのあと母親に連絡した、まさかの電話がかかってきた。
祖母が運ばれた時以上に泣いたかもしれない。
でも母親のことを悪く言われたことだけは言えなかった。
悲劇のヒロインぶってるみたいで嫌なのですが僕は片親です、父親はネグレクトかつ虐待してくるような人だったんでもう記憶からはほとんど消してます。
そんな環境でも僕をちゃんと育ててくれた母親にはその事実を伝えられませんでした。
(この記事見られてたら終わるけど。)

友達もいない、彼女もいない、職場では煙たがられてる、趣味もない、協調性もない。
もう、何も怖いものが無くなったわけです。
ちなみに電子レンジだけ向こうの家から持ってきたものだったので、フラれた後日お金にぎしりめてヤマダ電機に買いに行ったのはいい思い出。

店員さん「電子レンジ買い替えですか？」 
ゆーが「フラれたんで持って行かれました、回らないやつください。」
ヤマダ電機の店員さんマジでごめん。

・今度こそ再始動…出来ると思った

8月、チフの日。
偶然この日が休みだったのとどうせもう彼女もいないしということで行ってみることに。
あんまりタイテもみないで行ったから正直知らないグループばっかりで。

そんな中ある子と再会します、音羽リイナちゃん。
グループ名が変わったところまでは知ってたけどその後会うのは初めてで。
仲のいいオタクの方が「リイナちゃーん！ゆーが来てるよ！」なんて。
数年ぶりにチェキ撮ってお話しました、素直に楽しかったし何に？って感じだけど報われた気がした。
またリイナちゃん推しになることを決意します。

待たせすぎよ、本当にその通りだね。

今度こそ僕はオタクとして再始動出来ると思いワクワクして帰りました。

その後は特にライブもなく(まだ感染症が酷くて遠征どころではなかった)、配信を見たりする日々が続いて年が明けました。
でも楽しかった、またオタクができてるという事が嬉しくて仕方がなかった。
1月、アイドル新年会。
仕事があったので物販だけ参加しましたがリイナちゃんとチェキ撮ってお話して。
今年は沢山オタクできる…と思ってました。

・そしてまた転んだ、でももう痛くなかった

アンフレディアが解散する事が決定します。
なんかもう気持ちを表すなら、「無」
前々からの反省点があるので僕は解散したらリイナちゃん推しを辞めることにしました。
おそらく、あいみちゃんを推していた(愛していた)時より色々あったと思います。
好きな気持ちから逃げるように推して、感染性がやって来て、彼女が出来て勝手に他界してその後フラれて戻ってきて。
ちゃんと推すことが出来ませんでした。

・Tan.San.Sui.？

アンフレディア解散発表があってから少し経ったある日。
Twitterのタイムラインにミクチャの配信ツイートが流れてきます。

Tan.San.Sui.ってグループでした。
なんだそりゃ？…仙台のアイドルグループらしい。
何故か僕はその配信を見に行ってました。
すごく可愛い子が配信してた、きこちゃんって言うらしい。

これが僕と今推してるきこちゃんとの初めての出会いでした。

・今度こそ、いいよね

2月末、アンフレディア解散。
リイナちゃん推しを辞めました、また推しがいない日々。
Tan.San.Sui.の配信やきこちゃんのSHOWROOMを見るうちに僕はきこちゃんのことを気になりだしてました。

正直まだこの時推すかはめちゃくちゃ悩んでました。

真面目か！と突っ込まれればそれまでなんですけども。
でもやっぱり自分の気持ちに嘘は付けなくて。
今回は逃げるために推す訳じゃないし、心の底からアイドルとして好きな子に出逢えたから推したいと思ってました。

でもやっぱり配信とかで推しだよとか推しますって言うのは嫌で。

(何回目なんだこれ。)

3月14日にHMVで定期公演があるとのことで行くことにしました。
そこで言おう、今回は感染症拡大とかやめてくれよ…イレギュラー起きるなよと念を入れてました。

・お帰り、俺。

3月14日、Tan.San.Sui.の定期公演。
完全初見だったので見る側なのにめっちゃ緊張してたと思います。
実際に見るきこちゃんは画面越しで見るより可愛くて。
ライブ中も、「なんて言おう…なんて言えばいいんだ」と考えてたのはいい思い出。

初めてのチェキ撮影、まさかのゆーがだとバレてました。
人が緊張してるのにニヤニヤすんじゃねーよって言ってきてた人たちちゃんと全部聞こえてますからね？
でも嬉しかったです、なんか戻ってこれた気がしてたから。

そして。

「推していい？」

ごちゃごちゃ色々考えてたけど、シンプルに伝えるのが1番かなと思って。
きこちゃんもすごい喜んでくれました。
めちゃくちゃ笑顔になったのを覚えてる、マスクしてたから自分は隠せてたけども…マスク無しならすごい顔になってたと思います。
色んな方に、その節は本当にありがとうございましたとつたえたいです。
実にオタクをやめて復帰するまで約4年かかって、現在。

・終わりに

少し前回の記事に繋がる部分があるんですが。
もう1つの僕が推し変する理由、それは好きになりすぎたらです。
迷惑をかけたくないから。
多分これは間違いなんだろうなぁ。
本当にこの約5年振り返って色々あったと思いました。
中には傷つけてしまったり仲違いしてしまったり人もいます、ごめんなさいとありがとうをいくら伝えても足りません。
なんならフラれた彼女にもありがとうと思ってます、何故ならフッてくれてなかったら今頃きこちゃんに出会えてなかったから。
そして当の自分は今めちゃくちゃ充実してます。
大好きな推しがいること、素敵なオタク仲間がいること、そして自分の好きなことが出来ることが楽しくて。
この気持ちは嘘じゃない。
これからもしゅわらーとして頑張っていきます。

あ、でも結論。
オタクに恋は難しい。