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高橋ユウの20代は夢迷子 その4「私は夢見るフリーター」編

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若いってすごい。

すっかり体力も衰え、ホルモンバランスも悪くなって精神的に不安定になりがちな日もある今、この生活はできる気がしません。

今は最低賃金も上がり飲食店でも時給1000円以上貰えるようになりましたが、当時は飲食店の時給が750円とか850円。本当に生活していくには無理な金額だったんです。なので時給1000円のマンションギャラリーでの入力作業をしていた頃はプラスアルファでコンパニオンをし、その後、大学の研究室の事務作業(パソコンで論文を打つお手伝いなど)に切り替えたあとはやはりそれでもお金が足りなくて、マンションギャラリーの受付の派遣バイトや結婚式場のテーブルセッティングをしたり、食事を運んだり片付けたりするバイトをしていました。本当に極貧だったので、彼氏どころか友達と遊びに行くこともできず、たまに大学時代の友人に誘われて会うと一杯600円もするコーヒー、そして〇〇ちゃんが結婚するからお祝いを1人3000円出していいもの買おうよというお祝いカンパなどもあって、これが恐ろしいほど家計を圧迫するのでこの超極貧の2年ほどの時期は本当になるべく誰とも会わず過ごしました。とにかく早く芽を出して、この生活から抜けたかった。だから頑張れたのだと思います。この頃、実家暮らしの友人が「うちにご飯を食べにおいでよ」とたまに誘ってくれて、本当に嬉しかった。みんなでホットプレートで餃子を焼いて食べたのが今でも思い出に残っています。


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