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学級崩壊を経験した者として未然防止策を考える@こよちゃん

次世代ファミリーコーチのこよちゃんです。

 こよちゃんが 次世代ファミリーコーチングに出会ったのは 子どもがもう高校1年生の頃と少し遅かったのですが、出会ったおかげで 子どもは無事18歳成人、元気にやりたいことをやっています。
 次世代ファミリーコーチングに出会う前、こよちゃんのファミリーは表題の件(学級崩壊)などにも遭遇し、ほんっとにどん底でした。
ここまで幸せなファミリーになれているのは次世代ファミリーコーチングのおかげと心底思っていて 私と同じような状況の人を助ける側に周りたいと真剣に思っています。平日は毎日仕事をしている身なのでコーチングのセッションを開くことはなかなかできないので、まずは自分が保護者として経験した「学級崩壊」を語り、同じような状況下にある保護者・子どもたちのお役に少しでもたてればと思っています。どうぞよろしくお願いします。


1.学級崩壊をイメージできない方のために①解説記事のご紹介

この記事、とってもよくまとまっているので、このままご紹介します。「二重規範」が起きてしまう、保護者も意図せず加担してしまう・・こよちゃんも経験したことがアルアルで増えているのかな、と思える内容です。学級崩壊がイメージできない(学級崩壊なんて他人事と思える)方ほど読んでほしい内容です。

2.学級崩壊をイメージできない方のために②朝比奈あすかさんの小説「君たちは今が世界」のご紹介

学級崩壊の渦中にいる子どもたちがどのように感じているかはこの小説の描き方がすごいです。こよちゃんは、「渦中にあった保護者」なので何年もコレ読めなくて・・最近ようやく最後まで読めました。(保護者のこよちゃんは一種PTSD的に 当時の学級崩壊を思い出すと心がかき乱されてしまって読めない・・という状況だったのです。)最後まで読めて・・ようやくPTSDもなおったかな、って感じです。

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お忙しい方のために(少々ネタばれて恐縮ですが)小説のあらすじをご紹介。

「学級崩壊気味」と言われている小6のあるクラスの個々の子どもたちの目線で学校で起きている事柄が語られています。(各章、別の子どもがナラティブしていて・・同じ現象が多方面から見えてくる)

そのクラスでは・・家庭科のパンケーキ作りの実習の時にいたずらで洗剤が入れられます。家庭科の先生が知らずに食べてしまい吐いて泣きながら教室を去りますが、生徒たちは騒ぎ続けます。犯人を追及しようとした担任の先生は単独犯でないことを見抜いていましたが、本当のことを言わない子どもたちに苛立ち 「あなたたちはどうせたいした大人にはならない」「警察に被害届を出したい」などと言い放ちますが、その発言は学校内でも先生として不適切とされてしまい、その後 休職してしまいます。
その後に来た担任も 女王様的ふるまいの女子を抑えきれません。女王様の付き人的な女児は家庭では少し放任されすぎているようで、学業にもついていけていないのですが、助けの手が行き届きません。
朝比奈さんは小説家として読者に暖かいものを届けたいと思ってくれているのか、子どもたちの内面には未来を明るくする一筋の光が残っている様子を書いてくれていますので、大人もとても考えさせられると思います。ぜひ書籍をお手元にとって読んでみてください。(朝比奈さんは中学受験のさなかの子どもを描いた小説も書いていますが、そちらもすごいです。。)

3.こよちゃんが保護者として経験したこと

こよちゃんの子どもは小5のはじめに転校生として転入しました。2クラスある学校で、こよちゃんの子どもは1組でした。また、こよちゃん的には「実家に戻った」という状況でした。
 小5の終わりに、2組の子が音楽室のガラスを割り、学校を出ていくことがあり、そのことをこよちゃんも他の保護者から聞きました。こよちゃんは、その子のことを「すごい問題児」ととらえてしまい、「どの子?」と特定して確認しようとしたりしてしまいました。(※これ、今振り返ると、こよちゃんはとてもいけない態度でした。)
 2組では その子だけでなく、他の子も授業中に出ていく事象が多発しました。一人出るとつられて出る、一緒に出る、といった具合だったようです。他の保護者たちは 出ていく子どもをもインクルージョンしようと必死で、先生に協力したいと申し出て 子どもたちが学校から出ていかないように保護者が輪番体制で教室内で見守る体制となりました。(※当時こよちゃんは自分も自分の子も関係ないと思っていました。とてもいけなかったと反省しています。。)
6年生の運動会の組体操の練習は 男女が触れ合うのが嫌だとふざけあいが続き、練習時から保護者が多数参加することとなりました。(※こよちゃんは当時はまだ自分は仕事をしているので手伝えなくて当然と思っていました。これも今では反省しています。)
運動会はなんとかできたものの、心労がたたって、隣のクラスの担任が休職となり、保護者が見守っていてもなお教室を出ていく子どもが多発しました。
こよちゃんの子どもは「1組」だったのでしばらくは関係ないと思ってしまっていたのですが、2組から出てきた子どもに誘われて一緒に出てしまったことがありました。(授業中に図書館で遊んでいた・・というレベルなのですが。。)
そんな中で、1組の他の保護者から「1組で一番学級崩壊の引き金となりそうな子なのに、親が仕事をしていて見守りに来ないとは何ごと!?」的に糾弾されました。
当時のこよちゃんはPTAの委員も一生懸命やろうとしていたのですが、母の癌の入院に付き添ったり、家を改装していたり、本当に大変な状況だったのですが「親が入院して」というと、「よくあるPTAやりたくない言い訳」ととらえる人もいたようです。
PTA会長を3年勤めてお子さん3人いるとあるお母さんが、私に対していろいろと連絡をよこすようになりました。こんな感じです。
●●君(こよちゃんの子ども)は連合運動会の日に紅白帽を忘れました。誰誰さんが貸しました。ちゃんと御礼を言ってください・・とか
●●君(こよちゃんの子ども)は 卒業写真の撮影日に 髪がはねたままで学校に来ていました。前日にこの日は卒業写真の撮影だとお伝えしたハズなのにお母さまは何もなさらなかったのですか?●●さん(保護者)と▲▲さん(保護者)が●●君の髪をなおしました、御礼を言ってください・

当時のこよちゃんは・・残念ながら素直に御礼を言う気持ちになれず、
専業主婦のボスママが会社員で介護もしている私をいじめている・・という風にとらえてしまいました。
で、そのお母さんと少し対話させていただこうとファミレスでお会いする約束をしたら、そちらのお母さんは他のお母さんたちと6人でいらっしゃっていて・・残念ながらMTGは対話にならず、決定的に決裂してしまいました。その後、うちの子は 学級崩壊の要因分子的に他の保護者から言われ・・子ども間も大変で・・
クラスの人間模様は「関東大震災で朝鮮人が火災の原因だとして虐殺してしまった福田村事件」のようでした。

4.学級崩壊、未然に防止しよう 保護者のあなたにできることは何だろう

関東大震災100周年の今年、福田村事件のことがテレビで放映されました。こよちゃんは 福田村事件は 学級が崩壊することを恐れた保護者が多かったあの状況と同じだと思っています。これには学校との関係性によっては違うことを感じられる保護者の方もいるとは思うのですが。いろんな感じ方の保護者の方と話し合ってみたいです。(子どもを人質にとられていない立場で冷静・客観的に話し合ってみたい。。)
<当時のこよちゃんはとても苦しかったことのでやめてほしいこと>
・保護者会の後など 学校の場なのに一部の保護者だけで固まってコソコソ話をすること。他の保護者が来たときに シッ・・って言って急に黙る・・とかありましして。。こよちゃんなどはどんどん不信感がつのり・・状況がどんどん悪化していきました。

・先生がすべてを解決できると思わないでほしい。こよちゃん家は「学校ごたごたしているから休ませよう」という決断が早かったのですが、クラスが学級崩壊しているのを見て先生に働きかけを行っている保護者が多くて・・
先生も大変だったと思いますし、先生との接触回数によって保護者にも子どもにも情報の濃淡がうまれ・・あまりよくなかったような気がします。

5.公立小中の先生たちを助けられる大人になりたい

こよちゃんは当時の苦しかった経験を乗り越えることを意識して、地域活動を行っています。私と同じような状況にある場合には 学校に行かなくても学べる安心な場を提供したいと思っているし、先生たちは多忙すぎるので、先生に頼らないでも良い仕組みをつくりたい、保護者同志が不信にならずに暖かく交流できる場もつくりたい、そんな風に思っています。

最近良い本にめぐりあいました。和田中学校校長として公立中学校の改革を推進した元リクルートの藤原和博さんの最近の著です。公立小中がごたごたしているからといって中学受験で私立に行かなくてはとか海外の学校に留学しなきゃ、とか走りがちな現在をしっかり見据えたうえで、
公立小中の改革はできる、地域の大人と校長と「ロイヤルストレートフラッシュ」の人財そろえれば必ずできると訴えています。
こよちゃんは うちの地域のハートのエース的な「地域の大人」になりたいな、と思っているところです。次世代ファミリーコーチングで学んだ保護者の皆様もぜひご一緒に!

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