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あと11日 先輩方へ

先輩方へ


どーも!100日間ブログをアップする生活をしてみて思ったことは『本当に大変』だと思ったせいしろうです!
#でもやる!
#今しか書けないこと
#今しかやれないこと

今日は

先輩方へ

というテーマでお話します。



先輩方というのは、もちろん我ら杵藤地区消防本部の先輩方のことを指しており、そんな尊敬するみなさまとの半生を振り返りたいと思います。



まずは、杵藤地区の先輩方15年間大変お世話になりました。
みなさまのおかげで今私はこの決断をしていますし、このようなブログを書いています。


私が消防の世界に足を踏み入れたのは19才のとき。

学生気分も抜けない甘ちゃん坊主でした。

消防士なって3ヶ月後には
寝坊遅刻をする男でした。

要はほんとに社会を舐めていた生意気野郎でした。



そんな中、武雄消防署に配属になり、消防とイロハをいろんな先輩から教えていただくことになります。


まずは雑用。
掃除、飯、洗濯、コーヒー、お茶の準備、多岐にわたって後輩がやります。

そんなやることリストを一つ一つをメモにとり、メモを見ながら雑用をこなしていっていたあの頃を懐かしく思います。
#大野さんありがとう

そして、徐々に事務仕事や現場での動き方、飲み会での動き方や作法、そして遊び、仕事の通し方、この辺も全て先輩達から教わってきました。

光冨さん沢山仕事のイロハを教えてくれてありがとうございました。
あなたのお陰で沢山行動できる人間になりましたし、挑戦できるパワーを貰いました。
これから杵藤地区を良い本部にしていくかは光冨さん次第だとも思っております。


てつさん沢山プライベートでの遊びを教えてくれてありがとうございました。てつさんが色んな人を紹介してくれたお陰で私は自分自身に自信がつきました。本当にてつさんな居なかったら今の自分はありません。


私はすごく調子に乗りやすい性格です。
器の広い先輩達には今まで大変失礼な態度をとったり、失礼な発言をしてきたと思います。
申し訳ございませんでした。




特に、消防士になって3年くらいが経過してからは、本気で消防と向き合うが故に沢山の先輩と議論を重ねました。
ときには、熱くなったり、喧嘩っぽくなったり、見切られたり、うざがられたりしました。

確実に先輩と議論をした回数と時間の多さ選手権では全国一位だと思います。

職場でも休憩中でも休みでも飲み会でも、ここで議論が必要だと思ったらトコトン話し合っていました。


しかし、そんな私であっても先輩達が最後までしっかりと向き合ってくれたから一つ一つの事案に結論を見出すことができたと思います。感謝してます。


そしていつしか、先輩と話すのが愉しくなりました。
先輩の飲むのが愉しくなりました。

楽しくではなく愉しくです。
#意味が違うんだよ


要は先輩と議論している間は、微妙な雰囲気になったり、怒られたりするけど、

『今の自分は本気で消防に向き合えてる。』

と思いながら堂々と生きることができました。


だからこそ、しょうもないバカ話ももちろん好きですけど、熱い話に付き合ってくれる先輩が大好きです。


朝まで語れる先輩が何人かいますが、
その先輩達を本当に尊敬しています。

また、一年後くらいに話したい。
#一年ください



1人1人にとてつもない、エピソードがありますが、最後に最近あった嬉しいエピソードを話したいと思います。


それは、先輩達数人と飲んでる時でした。

まだもちろん退職を伝えていない時期です。

その時、ひょんな事からフルハーネスの話になりました。

フルハーネスの話は過去にしているのでそちらを見て欲しいんですが、要は私はそこである先輩に対して熱くなってしまいました。

フルハーネスに限らず、自分が知らないことを知らないからと言って否定せずに、ちゃんと調べてから議論しましょうよ。

ということを言いたかったんです。


そしてその勢いのまま、他の先輩が別の話題をしているところに噛みつきました。
#野犬か!

別の先輩は、救命士の方で出動したときの出動報告書についての話をしてました。


うちの本部は、救急の報告書を現場で書いてそれを決済に回して、更にその書いたやつをパソコンに打ち込んでそれを印刷して決済に回すといったやり方をしています。


救命士ではない、私からしたら

『なにしてんの?』
としか思えなくて


1000年前から救命士の人に


『二つもいらんくない?』

と言ってきました。

しかし、全員から帰ってくるのは


『ほんといらんて思う!まじ変えた方がよかよね!』

でした。

それから1000年間誰も行動を起こさず、
毎回毎回、2枚の報告書を時間をたっぷりかけて作っていました。

#何か間違ってたらすいません
#私にはそう見えてました
#でも今からいう結果からして間違ってないと思います


話を戻します。


そんな話をしていた先輩に私は

『必要やと思ったら変えるために動いたらよかやなかですか、こんな居酒屋で愚痴ったところで1ミリも変わらんでしょ。もうここでこの問題を解決するために行動するって約束してくださいよ。』

と恐ろしいことをいいました。
#酔った勢いじゃないよ
#ちゃんと覚えてるし本気でそう思ってたしその先輩なら変えれるって思ってたんだよ
#にしても時代が時代やったら有明海の潟に埋められてるわ


まぁその時は、既に退職を決意していて、誰にも言ってない時期でしたので、その辺でもブーストがかかったんやと思います。


そこから月日がながれて4ヶ月後。


消防の同僚の結婚式でその先輩と再会します。


もちろん、退職するというのはその先輩も知っています。


『実はさ、あの日せいしろうから言われたこと実際に動き出しよるさね。』



そうなんです。


その先輩は、救急出動報告書のあり方について自分なりに根拠などを調べてまとめて、上司に必要性を訴えて、次回の会議のために準備をしているとのことでした。

私はその先輩に抱きつきました。


本当に嬉しかったんです。


これで救命士さんの時間と負担が少しでも軽減されて住民サービスの向上につながるんです。

この先輩がしていることは、表面的には一つのことかもしれませんが、その先にはたくさんの職員の時間確保に繋がっています。


そのたくさんの職員の時間を有意義に使うことにより、消防力は向上し、救えなかった命を救えるかもしれません。

大袈裟に聞こえるかもしれませんが、
この先輩は間接的に多くの命を救ってるんです。

私はこのような先輩を心から尊敬します。

これから最近あった先輩に対する尊敬話です。
#岩橋さん尊敬してます
#これからも沢山よろしくお願いします




15年間で数えきれないくらい先輩達にはお世話になりました。

私を面白く調理してくださった先輩、
他の先輩に紹介してくださった先輩、
プライベートで遊びを教えてくれた先輩、
叱ってくれた先輩、
こんな全ての先輩に感謝していますし、
尊敬しております。

最後の2年間は片桐さんと共に頑張ってきました。
片桐さんには沢山失礼なことを言いましたし、沢山意見を伝えました。しかし、その全てを受け止めてくれて、少しでも良い方向に向かうように動いてくれました。
来年はとうとう3年目に入りますね。
全力で救助隊を引っ張って行ってください。

牧瀬さん、最後まで気にかけてくれてありがとうございます。一緒に勤務したのはもう10年も前ですね。牧瀬さんの愛情と人柄の良さには何度も助けられました。これからも心は繋がってます。



話をまとめます。

こんな田舎町から

『日本の消防を変える!!!』


と本気で言い出すやばい奴が現れたのは
偶然ではありません。


確実に杵藤地区消防本部の素晴らしい先輩達が

超絶勘違い生意気男の気持ち

を理不尽にへし折ることなく、
上手いこと伸ばしていってくださったお陰です。

冒頭でも言いましたが、先輩達のおかげで
今このような決断に至っています。

よって、日本にfire fighters calendarの歴史を根付かせるために動き出す奴が杵藤地区に現れたのは必然です。



私をこのように育てていただきまして大変ありがとうございました。


15年間で培った何くそ根性とメンタルでこれから全国の消防士さんと共に新たな世界を作っていきたいと思います。



いつか
『あいつ、うちの後輩だったんだぜ!』
とスナックのママに自慢できるように一生懸命頑張っていきたいと思います!
#ミルキーウェイ




本当に本当にありがとうございました!


小田聖志郎

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