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動機付け面接 4つのスピリット PACE



"動機付け面接"は、行動の変化を促すための心理学的な方法論で、P.A.C.E.はその4つの基本原則を表しています。P.A.C.E.は「Partnership(パートナーシップ)」、「Acceptance(受け入れ)」、「Compassion(共感)」、「Evocation(喚起)」の頭文字をとったもので、それぞれには以下のような意味が含まれています。

  1. Partnership(パートナーシップ): これは面接者と受け手との間の協力関係を示しています。動機付け面接では、面接者は専門家や教師というよりもむしろガイドやパートナーとしての役割を果たします。面接者は、受け手が自己啓発を通じて自己理解を深め、行動変化に向けた道筋を自分で見つけることを助けます。

  2. Acceptance(受け入れ): 受け手を無条件で受け入れ、その価値観や意見、現状の行動を尊重します。これは、受け手が自分自身を安心して表現でき、問題を開放的に議論できる環境を作り出すための重要な要素です。

  3. Compassion(共感): 面接者は受け手の立場に立って考え、その視点から問題を理解することを試みます。共感の表現は、受け手が受け入れられていると感じ、自己開示を促す強力なツールです。

  4. Evocation(喚起): 面接者の役割は、受け手自身の中にある動機や能力を引き出すことです。受け手自身が自分の中にある理解や解決策を見つけ、それを発言や行動に変えていくことを助けます。

動機付け面接のプロセスはステップバイステップで進行します。まず、パートナーシップを築き、受け入れと共感を通じて信頼関係を構築します。次に、質問や反射を用いて受け手の中の動機や理解を引き出す喚起のステップに移行します。そして、その動機や理解を具体的な行動計画に繋げていくという流れです。

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