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医療デザインサミットSession3 患者・利用者の体験デザイン〜デザインで変わる患者満足度〜

こんばんは!

先週末に日本医療デザインセンター主宰のオンラインイベントが行われ、1度報告をしています。

いま思い返してみてもかなり楽しい会だったので、見ていなかった人向けに、資料を並べてどんな内容だったのか解説してみたいと思います、

リハビリテーション×デザイン

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このセッションの方向性として、いま患者に対して自分の行っているデザインの工夫についてを紹介するというものでした。

リハビリテーションをデザインの視点からどう変えて行くのか。そんな考えでこれまでやってきました。存分にお伝えしようと思います。

なかがわ しょうご①

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まずは自己紹介ですね。出身や年齢は軽く自虐とネタを挟んでつかみを取りにいきます。そして2児の父と子育てアピールしています。なんせ小児整形外科医ですから。さらにたたみかけるようにスポーツ歴を載せました。

実はフルマラソンはかなり取り組んでいました。

なかがわ しょうご②

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ここからは職歴です。筑波大学を卒業し、小児整形外科医となりました。医療大で4月まで働いていたはずですが、はるか前のように感じます。

デザインとの出会い

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そんな中川。なぜデザインと出会ったのか。

『出会った』ってところが良いですね。
次に続きます。

整形リハビリテーションにおける問題点

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整形外科、リハビリテーションには前から何度か取り上げている問題点があります。

言っても動かない(やらない)
良くなったら続けない(再発する)
痛みが出てから受診(治りづらい)

だれもが経験すること。これをデザインの力でなんとかできないかなーという話です。

1.『動かない』をデザインで変える

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さて、その方法は・・・

動機をデザインする

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動かない人に、その動機を作ってあげます。

動機には2種類あり、運動そのものに対するものと、通院に対するもの。おもしろければ自分でも続くし、誰かのためであれば重い腰も上がるだろう。そんな考え方です。

クリニックの新しいデザイン

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まだできあがっていない内装を初めて公開しました。楽しそうな仕組みを盛り込み、こどもが、そしてその親が過ごしやすくデザインしています。

2.『行きたくない』をデザインで変える

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ん。これってさっきと違うのか?話していて自分でも混乱しかけました。
(じつは上のスライドは通院ではなく受診が正解)

通院±αのデザイン

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通院だけだとおっくうだけど。他にこんなものがあれば通院も行きやすい。

通院ってこういうのがイヤだけど、それがなければ行っても良いかな。

これがデザイン。

3.『予防医療』をデザインで変える

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悪くなる前に。そこをなんとか。

「こどもと一緒に」をデザイン

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そこでできあがったのが今の形。小児整形+リハビリテーションの専門クリニック。遊びの中からこどもと大人が体を強く出来る。

ただいまそんなクリニックを準備中

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つくば公園前ファミリークリニック。

2022年5月6日の開院予定です。


中川将吾
小児整形外科専門ドクター

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