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しあわせな、ホットケーキの味

今日、急に思い立ちホットケーキを焼いた。 普段めったに食べないのだが、消費したい牛乳があったのと、ずいぶん前に買い置きしていたホットケーキミックスの存在を思い出したからだ。 そもそも私はホットケーキミックスを常備してはいない。 ある日スーパーで見かけた「しろくまちゃんのほっとけーき」のデザイン袋に惹かれ、使う習慣もないのに衝動的に買ったのだった。 私のような人は多いかもしれない。あの絵本はなんとも魅力的だ。 しかし、なぜ今頃。 ホットケーキミックスを売るのであれば、あの絵本の

    • おばちゃんが涙もろいワケを考えた。

      歳をとって涙もろくなった。 よく聞く話である。 「犬も歩けば棒に当たる」と同じぐらい、聞き古されて ろくに意味も考えずスルーしてしまうほど、よく聞くセリフである。 が。50を過ぎて、所謂おばちゃん真っ只中の私は ここ数年実感が激しく、このセリフをスルー出来なくなっている。 思えば最初の異変は、テレビ番組を見て泣くようになったことだ。 私は若いころ、「はじめてのおつかい」という番組があまり好きではなかった。 偶然目にすることがあっても、すぐにテレビを消すか、チャンネルを変えて

      • そんなつもりではなかった、ある日。

        私はここ1年半、お気楽主婦だ。 決して世の主婦の方たちのことを、お気楽な人たちなどとと思っているわけではない。 体調不良を理由に仕事を辞めてからというもの、体は嘘のようにラクになったし、体の健康に比例するのか、心も前向きになって新しいことにチャレンジしてみたい気持ちが芽生えたり、精神的にも良い兆候が見られるようになった。 今まで、思っていた以上に心も体も疲れていたのだということに気づいた私は、やっと手に入れた自分の心の健康を保つことを理由に、 しばらくは「次の職はどうしようか

        • ビバ!女子旅

          コロナがすこし落ち着き、各地で旅割キャンペーンなるものが開催されるなど「対策をしたうえでなるべく外出しましょう、経済を回しましょう」というムードになってからしばらくたったある日。近所に住む夫の妹①(夫には妹が2人いる)から突然、神奈川に住む妹②のところへ遊びに行かないかとお誘いを受けた。 そのころ、体調を崩し休職中だった私。このまま仕事を続けるか、それとも辞めて少し養生するか、悩んでいた時期だった。 一緒に話しを聞いていた夫が、私の代わりに二つ返事で「いいね、行っといで!」と

        しあわせな、ホットケーキの味