編入学試験までの流れ

どうもこんにちは。今回は現在私立大学の理系学部2年次に在籍している私が編入試験に合格するまでの流れを書き残します。大学編入というマイナーな道に興味がある人の参考になればありがたいです。

1. 編入を決めるまで

 私が初めに大学編入の存在を知ったのは大学受験が終わった後のことでした。第一志望の国立大学に受からず、ほかの大学への進学の準備をしている最中編入に出会いました。正直はじめのうちはもう試験なんて受けたくねえと思っていたので、その時は全く意に介さなかったと記憶しています。
 ところが話が変わるのが大学1年の春休み。一度はあきらめた国立をあきらめきれず、また人とは違うことがしたいという一心のもと、2月に本格的に編入をすることを決意します。
 ではなぜ浪人しなかったのか。理由は簡単です、共通テストが第二回は絶対に難化すると考えていたためです。単純にもう一年勉強漬けなんて嫌だし、と思ったら浪人なんてできませんでした。
 

2. 編入先を決める

 大学編入に挑戦することを決めたら次は受験先を決めます。私はそもそも大学生のため、受験できる大学、学部に限りがあります。例えば旧帝は軒並みNGです(一部例外あり)。また私は化学系の学部に在籍しているためできれば物理は使いたくないというのが本音だったので、化学科を募集している大学でかつ入試科目は物理がないところという条件で探しました。結果として挙がったのが、東京農工大学、電気通信大学、筑波大学、金沢大学、山梨大学、岡山大学、新潟大学、信州大学、茨城大学でした。このなかで農工大だけは物理が必須のため、のちに泣く泣くリストから外しました。そして精査を重ねた結果、私は山梨大学(理学部化学科)、電気通信大学(情報理工学域Ⅲ類化学生命工学プログラム)、茨城大学(理学部化学コース)、岡山大学(理学部化学科)の4校を受験することに決めました。

3. 試験対策

編入するぞ、と決めてから試験までおよそ4、5か月あったのでまず初めにどのようなスケジュールで勉強するのか情報を集めながら決めました。当たり前のことと思われるかもしれないですが、編入試験はマイナーであるが故とっても情報が少ないです。高専に通っていいて大学編入を考えている方たちがどのように対策をするのかわかりませんが、少なくとも大学から大学への編入を考えている私にはアクセス可能な情報が大学の公式HPや、先輩が書き残してくれているブログしかないので。
 具体的には、受ける大学を決めていたので過去問を公開されている分見てみて何が出ているのかを分析していきました。編入試験は基本的に傾向に忠実に出題されます。そのため、範囲を絞って対策することが可能でありそのような対策の仕方が必要となります。イメージとしては、国立の二次試験を思い浮かべていただければそれが近いです。
 以下具体的なスケジュールを記載しておきます。
3月 電気通信大学には数学があったのでその対策をするべく「編入数学徹底研究」を解いていく予定でしたがかなりさぼりました(笑)。
4月 さすがにまずいと思ったのと、大学の授業が再開したため隙間時間で勉強しつつ、夜まで大学の図書館で勉強していました。実際には、先ほどの「編入数学徹底研究」と、化学の対策として「演習で学ぶ 基礎の基礎」シリーズから無機化学と有機化学を図書館の本棚から引っ張ってきてやっていました。あとは大学の授業をしっかり聞いて、それを対策に充てていました。履修している科目がそのまま対策になるのはありがたかったですし、結局時間がない自分にとっては効率を求めるしかないですからね。
5月 相も変わらず4月と同じことをしていました。ただ、それに加えて過去問を解いていきました。過去問は大学のHPに掲載されている分を全部で3周はしたと思います。ただ、電気通信大学の英語と岡山大学、山梨大学に関しては掲載がそもそもなかったので受ける方は注意してください。また、5月の後半には面接が4校ともあったのでそれ用の原稿を考えていました。原稿を考えるときはやはりGoogleで「編入 面接」と調べて先輩のブログを参考に聞かれそうなことをまとめました。
6月 山梨大学の試験が6/11に、電通大の試験が6/23、6/24に、茨城大の試験が6/25にあったのでそれの対策に追われていました。直前期なので面接の読み合わせ(一人)をしつつ、抜けているところを埋め合わせるという生活でした。また、山梨大学の合否が試験1週間後には出ていたので確認しました。結果は不合格、よし!(某元プロ銀だかー風)。
落ち込んでいる暇もなく、大学の期末試験が近づいていましたのでそれも少しづつ編入の対策だと思ってやってました。つらかった…
7月 7/2に岡山大学の試験があったのでそれの対策をしていました。あとは6月の試験の合格発表がありました。結果はどちらも合格でした。岡山大学に関しては7月末、大学の期末が終わった直後に発表があり、それも合格をもらいました。
 参考までに書いておくとバイトは週3から週5で編入試験中も普通に行ってました。また、単位を82以上取らなければならなかった関係上、大学の授業は火曜から金曜まであって火曜は2から6限まで、水曜は1から4限界まであるような感じでした。(山梨大学の受験資格が大学2年次までに82単位以上習得見込というまあまあ鬼畜な条件だったため)
 

4. 終わりに

いかがでしたでしょうか。以上が私の編入までの道のりです。ほかにもそれぞれの大学での編入試験エピソードを書いていますのでよかったら参考にしてみてください。この記事を読んでいただいたすべての方に幸あれ。

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