見出し画像

「神椿代々木決戦二〇二四 」DAY1 V.W.P 2nd ONE-MAN LIVE「現象Ⅱ-魔女拡成-」を観測

2024年1月13日。この日、多くの観測者が体感した決戦「現象II-魔女拡成-」
観測者歴約5年の男の現地での体験〜ライブ後までの記録をここに記す。
※この記事は神椿代々木決戦二〇二四のDAY1「現象II-魔女拡成-」についての記事です。DAY2「怪歌」については次の記事となります。自分がこの体験を忘れないため、観測者の皆様の共感を得るための長文記事です。


決戦前日まで

SINKA LIVEという新機軸のライブシリーズが2023年のV.W.Pの各メンバーで開催された。

花譜の長期シリーズ「不可解」の幕引き、大きな巣立ちの場所でもあった「不可解参(想)」。
これがSINKA LIVEのEp.0と明かされた。

続くヰ世界情緒は「Anima II」で神椿市という新世界で才覚と鍛練の相乗のパフォーマンスを見せた。

幸祜は「PLAYER II」で内に秘めていた過去とそれらを超えた強さを証明した。

春猿火は「シャーマニズム II」で確かな成長と高難易度な楽曲、パフォーマンスへの挑戦をやり遂げた。

理芽は「NEWROMANCE II」で拡張された表現力と人間らしい心情をさらけ出した。

2〜3ヶ月に1回という頻度でとてつもないハイレベルのバーチャルLIVEのバトンリレー。アンカーが何なのか。それはある夏の深夜明かされた。

神椿代々木決戦二〇二四「現象II-魔女拡成-」というそのライブに向けてのリレー。多くの観測者にとって2024年1月13日が特別な日となった。

12月の理芽ライブが終わるといよいよ本格的に近づいてきたという気持ちになり、追い打ちのような前夜祭YouTube無料ミニライブ「覚醒前夜」も催行。

あらゆる媒体での大々的な告知、テレビ出演、追加情報のたたみかけ。
師走という名の由来がごとく、一気に決戦へ向けての加速を感じた時期だった。

1月になるとX(旧Twitter)などでの観測者の動きも盛んになり、物販やキッチンカーなどの追加情報も出揃い、あっという間の2週間だった。
オールナイトニッポンやANIPLEX出演もしっかり見届けた。
そして来たる、1月13日――

当日~開場

AM8:00の代々木第一体育館

出発~物販

いよいよ当日。武道館の経験から、やはり2時間くらいは早く現地に行こうと考えた。
東京に隣接する県在住の筆者にとって、前泊するかはかなり悩んだ。
結局、物販での散財を加味し、前泊はせず、早朝から出発することにした。

初日に物販を買いきるつもりだったので、缶バッジやラバーやアクキーをつけたバッグと空のリュックを持ち、不可解パーカーを纏って出発。

8:00原宿駅着。人生初の代々木第一体育館に向かう。
歩き出して間もなく、目的地は目に入った。
おそらく多くの観測者がフォトスポットにした歩道橋を渡り、静かな5台のキッチンカーや物販テントなどの横を通り、既に長蛇の並び列に並んだ。

「デカくね???」

ちょっとまて。ここで2日間もライブやるの??
という遅効性の実感とワクワクを感じ、ひとり静かにテンションバグらせていた。

会場周囲をぐるりと囲うような列で約2時間の待ち時間。
交流が苦手な人間ゆえ、いつも通りのソロ参戦。
周りには友達同士やSNSで繋がっただろう仲間たち、カップルや保護者同伴など、楽しげな様子でなにより。
社交性のなさと一人の楽さでいつもソロ参戦を自分で選んでいるが、観測者の増加につれ少し羨ましくなってはいる。

早朝から数回の列整理をしてくださったスタッフの方々に感謝。
10時が迫るにつれ列はどんどん伸び、8時時点の3倍は伸びただろう。

そして10時になった。

遠くからV.W.Pの楽曲が聞こえ始め、ついに列が動き出した。
待ち時間で何を買うかは電卓を用いて決めていた。
33,000円を超えるとランダムのノベルティが5種コンプになる……ならば!
ということで過去最高の散財を決意。

たとえば、多数のコンテンツが集結する大イベント並みのレジ数でハイペースで捌かれる行列。
KAMITSUBAKI STUDIOの成長速度は本当に凄いと実感した。

そして自分の番。
冬向けのアイテムが少なかったので怪歌パーカー、ライブパンフレット、V.W.Pお弁当箱、ペンライト等々を購入した。

ノベルティもコンプし、数量限定のショッパーも獲得。
なかなかの額ではあるが、後悔は無い。

物販購入後はそのままプレミアム指定席チケット特典引換と、花譜のYouTubeメンバーシップ特典引換を行った。

この時点で10:40くらい。
既に予想を超える盛況がある区画で始まっていた。原宿門付近でのオリジナルフードメニュー販売キッチンカーは、5台とも長い列を作っていた。
ソロ参戦なので分担はできない。
コンプリートを目指した戦いが始まる。

1食目 春猿火の心のように温かい肉まんピザまん

他のメニューの奇抜ネーミングが目立つが、これもなかなかに自信家で面白い。
小一時間はかかったが、やっぱりフード系を先に食べたくて1食目はこれにした。
ちょうど自分のところまでがすぐ出せる範囲だったのはプチ奇跡だったかもしれない。

無事購入し、一度代々木公園のやや奥のベンチまで移動。
次を買うためにすぐ並ぶと冷めてしまうし、体育館の敷地内よりベンチで座って写真撮ったり食べたかったからだ。
なのでこの後のメニューもこのムーブを繰り返していた。

写真を撮り、いざ実食。

本格的な店の肉まんピザまんはなかなか食べる機会がないのもあり、期待以上に美味しいと感じた。
ピザまんは人生で3食目くらいだったので感動すら覚えた。
お昼ご飯でもあるのでボリューム面はどうかなと思っていたが、なかなかちょうど良かったと思う。

2食目 W.B.M -White Butter Magic-

置きにいってるな感を感じてしまうまともなネーミング。
見た目もかなり正統派でみんなが好きなやつというイメージ。

単純に現着した観測者が増えてきたのもあるが、提供に時間がかかる様子な幸祜カレーの列に匹敵するほどの行列。
理芽チュロスが一時的売り切れだったので覚悟して並んだ。

長い闘いの後、獲得し、また公園ベンチまで行き実食。

厚めなクレープにたっぷりのクリーム、アラザンがまぶしてあって、シンプルながらボリュームもある。
白一色なのに満足感が十分にあった。
クレープも普段全然食べないので、いい機会を貰った。

3食目 ラブみ強メチュロス

愛称リメチをもじりながらギャル語みたいなノリの秀逸なネーミング。
一度販売停止し、再販売時刻が分かっていたので、早めに向かうと既に列はできていた。
さすがにまだ長蛇にはなっていなかったのは運がよかった。

購入、のち公園ベンチ。
一日のうちにこんなに歩道橋を超えて行き来することはないだろう。

箱を開けてみると、写真のままのクオリティで驚いた。
大きなハート型のチュロスにホワイトチョコのコーティング、青のチョコチップ。
見たらわかる。おいしいやつ。

チュロスは日ごろ焼くこともあるが、それだけにいつものそれとはモノが違うとすぐ分かった。
人間が悦ぶ食感と甘さ。

敷紙もあまり汚れないのも嬉しいポイントだった。

小雨からかばいながら堪能した。

まだ小雨だった。

雨~開場前

15:30頃。
明治神宮前駅のコインロッカーに物販の荷物などをしまうことにした。
だいぶ身軽になり、駅から出ようとするとき、人がどんどん駅に入ってきていると気づいた。
外はいつの間にか大雨。
もちろん天気予報見ていたので雨もしくは雪の予報は知っていたが、昼過ぎまでいい天気だったから油断していた。
折り畳み傘をひろげ、原宿の商業施設で雨宿りがてら少し時間つぶし。

元花譜展の場所に立ち寄ったり、似合わないオシャレショップをみたり、忘れかけていたたペンライト用の電池を買ったりした。

会場に戻るころには雨が弱まり、上手く回避したかに思えたが…

開場時間30分前くらいからまた悪天候になり、プレミアム席はアリーナなので別口からなのだが、入場並び列は傘の集団になった。

開場10分前には雪になっていた。
カイロや防寒はしていたが、それでも最後の試練かと思った。

そして、17:00。入場が始まった。

開演前


この前の通路をよくカメラさんが通っていた。配信でもその映像が分かる。


代々木第一体育館の圧倒的な広さは、想像を超えていた。

武道館では全体の3~4割くらいはステージや設備になっていたが、今回は、代々木第一体育館の奥行きを十分に残して、キャパも視覚的な広さも格段に上がっていると確信した。

席は19列23番。
なんと前の方、中央で且つ目の前に通路という最高に当たり席だった。
シークレットブーツとはいえ、アリーナ席の最大の懸念の身長足りなくて見えない問題がパスされた。

あと、開場前にポストされた、理芽幸祜の匂いこすりつけ席も近い。
匂いはさておき、V.W.Pがリハで自分の席近くにいたというのは不思議な感覚だった。

開演前の会場内の撮影は認められていたので、写真を撮ったり無言でハイテンションになっていた。
前回と違って、証明とスモークでステージの仕掛けや形は何も見えない。
恐らくどこからも見えないようになっている。

ここで入場特典のリーフレットを読んで、筆者はこの代々木決戦での最大の収穫の一つをした。
これについては、「怪歌」のレポで書きたい。良ければそちらも。

以前の「不可解」などではピアノでクラシックが流れていたが、最近はj-pop系のアレンジが流れるようになった。
こういうアーティストの出る部分以外の要素の変化も追い続けているものとしては面白い。

そして現地の特権のひとつ、開演前アナウンスはKAMITSUBAKI STUDIO所属の雨宿りのSoodaさん。
アナウンスながら親しみを感じさせる口調で和んだ。

18:00。
開演が少し遅れる情報がでたが、余計に心臓が高鳴った。

そして、眼前のモニターについに何かが映し出された。
ピンク色の円が音も無く突如出現し、細かに振動を始めた。

そして、幕が上がる。

オープニング

ノイズ演出のように、波打つ音波のようなアニメーションが途切れてはまた動き出す。
次第に激しく、乱雑になり、不穏さを感じさせる。そして60カウントが始まり、観測者達は手拍子で気持ちを高めていた。
0になり、拍手と歓声の中、オープニング映像が始まった。

5つの鍵、五人を思わせるようなアニメーション、怪歌のビジュアルに近い花も見うけられた。
そしてここで誤算。
「魔女」のイントロが聞こえだして、フラッシュバック的に涙が出始めた。
武道館で「魔女」のイントロで決壊した思い出と、ここまでたどり着いたという報われたような気持ちで、またしても「魔女」にやられた。

5人の色の宝石が集まり、巨大な花のような形に。
そしてタイトル「SINKA LIVE SERIES EPSODE V 現象II‐魔女拡成‐」

大歓声と拍手が会場を湧きたてた。

〈第一部〉WE ARE V.W.P

それぞれの名前の文字が含まれた朗読パートがはじまり、「僕らで、現象を始めよう!」の声で演奏が始まった。
真っ赤なライトがいよいよステージの全貌とバンドメンバーを照らす。
下モニターに5人、上モニターで映像、その両脇には……樹??アーティストをメインで映してくれるサブモニターがサイドにある。
そして、長い決戦の狼煙が上がった。

1 共鳴

バンドの演奏が自己紹介のように、各楽器の引き立つ旋律を披露し、そして聞き覚えしかないピアノのパートが残る。

2秒で「だよなぁ!」と心の中でドヤ顔叫びをし、彼女の第一声「My name is 花譜」で本当の叫びを爆発させた。
1人ずつゆっくりと名乗り、それに呼応する一同。
「We Are V.W.P」
驚きのジェットフォグがステージ全体から噴射され、声出し全開の「共鳴」が始まった。

両脇の樹は透過LEDが前面にあると判明。
最近見かけるようになった技術も大規模に惜しみなく使うところが本当に凄い。

武道館の遠景から変わって花魁鳥の5人を眼前に見れる嬉しさ、それぞれ特徴的な身振り手振り、そしてパワーが増した歌声にひたすら引き込まれた。

ここで声出さなきゃ後悔する!くらい声を出した。

2 輪廻

メンバーそれぞれの声出し煽りが目立った曲。

間奏の
花譜「ヨヨギゼンインデコエダシテェーー!!」
とか
1サビ前の
春猿火「ヨヨギウタッテー!」
とか
なんか全体的にカタコト気味に感じたのは筆者だけだろうか。

ライブアレンジのストリングスのかっこよさ、乱れぬ歌声は音源を超えていた。

3 玩具

「現象」で一番好きになった5人曲の新曲が「玩具」で、唯一現地チケット外したので、ついに直にライブで体感できて感無量だった。

ハイテンポバージョンで完璧な演奏でボルテージをさらに上げてくる。
序盤にして腕がしんどかったのを覚えている。
またしてもストリングスのかっこいい演奏が際立った。

理芽がセンターで、サビの1部分をずっと担当するパート分けが本当にしびれるし、初めて聴いた時の嬉しさが蘇った。
ラストのキメもかっこよかった。

4 秘密

開幕ラッシュはまだ続く。
フォーメーションチェンジして幸祜がセンターに。

ヰ世界情緒の熱いメッセージに危うくまた泣きそうになりながら、幸祜ソロがはじまり「PLAYER II」での話も思い起こされた。

ロックサウンドが本領発揮すると同時に、ステージでは火が吹き上げ、開場を暖めた。
武道館より盛大に吹き上がり、アリーナ19列でも温かさが伝わった。

間奏ではハンドクラップや、手の振り下ろしも幸祜主導で行われた。

ヰ世界情緒のかっこよさ、幸祜の繊細な歌声がつよく印象に残った。

MC1

いつもの歌とのギャップを感じるパート。

「We Are V.W.P~~!」の大はしゃぎヒーローポーズ
ヰ世界情緒の喋り中の両手パタパタ
お決まり水飲み
「YouTube LIVEはここまで」に「えぇ~!?」と叫ぶ現地観測者の団結

ひととおり和むと、すぐさま次の曲へと動き出した。

5 変身

「Anima」で初披露の初のセンター交代の曲、ヰ世界情緒センター。
メロディが個人的に大好きで、全体を通して満足感がすごかった。
理芽が良い。要所で本当に良い。
春猿火の2サビ前のパワーも最高だった。

6 再会

続けてヰ世界情緒センター曲。
ストリングスの上質な旋律で一気に張り詰めた空気に、花譜の歌いだしが完璧すぎて、本当に小さく「あぁ…」と言ってしまった。

ラスサビのヰ世界情緒の高音の張り上げは鳥肌がたった。
どうしてこんなにも狂いなく歌えるのだろう。いや、狂っているからこその産物なのか。

7 定命



しばしの静寂の後、あの「デデッデデッデ」が真っ赤な照明の明滅と共に響いた。
筆者は1stデデッデで反射「V.W.P!!」した一人である。

春猿火センターも嬉しかったなあとまたも回顧しながら、全力で挑んだ。
「ワン・ツー!!」も楽しかった。

2番のヰ世界情緒「混ざりあえないね」のあざ笑うような言い方、春猿火「生きていくのはもうたくさんだ」や「ひっくり返せ!!」のシャウト、ライブという瞬間的上振れをたくさん感じた一曲だった。

余談。主にMVが上モニターには映るわけだが、
代々木第一体育館の特大モニターに突如映し出される南島原市の大自然!!にちょっと笑った。

〈第二部〉仮想世界より

暗闇と静寂に朗読が響き渡る。反響が会場の広さを改めて教えてくれた。
演奏が始まり、再び5人の姿が現れるやいなや、シームレスに姿が変わった。


魔女特殊歌唱用形態 花魁鳥(戒) (エトピリカ かい)

色合いと模様が大きく変化した花魁鳥の姿から、次は何を始めるのか。

8 魔的



赤い新衣装に統一された二人。
最近披露機会に恵まれてきている「魔的」が始まった。
上品な演奏と花譜理芽の培ってきたコンビネーション。
笹川真央ワールドに一気に空気が変わった。

短縮バージョンでも、クライマックスのおいしいところはしっかりくれるのが本当によくわかっている!と思った。

9 素的



身構えていた。
理芽が残った瞬間。
もしや…いや、拡成前夜でもうやっていたし…いやでも魔的もやっていた。

幸祜が動き出し、理芽の横へ…………。

「神椿全体の中で一番好きな楽曲は?」という難題が出されたとき、もちろん1曲に絞るのは難しいが、最終候補まで確実にあるだろう楽曲がこの曲だ。
「現象」を配信で観ていた時、この曲の初披露が最高すぎてしまった。

2回目の落涙はここだった。
豊洲で最後の望みの機材解放席先着チケットもとれず、この曲を直に感じたかったという悔しさをここまで連れてきて良かったとすら思った。

「眠れ花のように」のギターのエモさ、すこしぶったような二人の声。
「さみしい」の祝福のようなハーモニーと詞の切なさによる混沌。
1楽曲の中でこんなに最高が更新される曲にはなかなか出会えないと思う。

10 不的



なんとまた理芽残り。新鮮な赤の衣装のヰ世界情緒が隣に。
総当たりか…?という予想が生まれる。

イントロのナガイさんのスラップベースには痺れた。
ギターベースドラムのロックサウンドから弦楽器主体のバラードへ曲調が大きく変化するのが、ライブだと強調されていた。
笹川真央ワールドのゆったりと沈みゆくような歌声が心地よかった。
直前に「素的」だったので、ラストの共通旋律がより効果的だったと思う。

11 私的



残るは春猿火。
新曲の「私的」が披露された。
イントロからクールで、落ちサビからラスサビへの曲調の変化は「不的」と近いものがあった。
テンポダウンして5連譜か、変拍子か判断が難しいリズムが独特で、二人のユニゾンが映えていた。
アウトロのストリングスとベースがかっこよすぎて、ステージの右と左を交互に見ていた。

12 飛翔

笹川真央の世界を締めるのは拡声曲「飛翔」。泣けるコード進行と弦楽器の演奏がこの曲の魅力を存分に見せつけた。

2サビ前のギターのサウンドも生演奏で聴かせてくれて、個人的にこの日のバンド最高の演奏だったかもしれない。
5人の優しい歌声に沈められていくような、これまでの4曲で取り込まれた心をいよいよ奪われるような。

神椿最強ヒットメーカー笹川真央×V.W.Pは今後も続いて欲しい。

〈第三部〉ヴァーサス

「魔女集会」や「神椿フェス」でもあったアーティスト登場ムービーが映る。
事前発表もされていた、VSが始まる。

13 此処で咲かせて

幸祜vsCIEL
アルナイルの幸祜と、フェスぶり花魁鳥衣装のCIEL。もう加入しちゃえ!

映画大好きポンポさんの主題歌でデビューしたCIELが、代々木の舞台に登場。

戦場に似合う重厚な曲で、バスドラムやギターベースの低音が内臓を揺らす。
2人の相性がすごく良かった。
揃えるときと分かれるときのクオリティの差がなく、恐れを感じない大胆さ。
戦火の中で高め合う歌声で、VSの開戦となった。

14 絵画のように美しくいたかった

理芽vsguiano
Child foods endの理芽と、上ステージにまさかのせり上がりで登場のguiano。

左右に動き、上ステージを広く使って、バーチャルとの対比を魅せてくれる。

ソロ→ユニゾンでサビというシンプルながら、やはりguiano節。フレーズ後の音楽までノリが良い。

ぐいりめの親和性に早くに気づき、この大舞台まで持ってこれた神椿のすごいひとみんなすごい。

15 異世界転調リクエスト

ヰ世界情緒vsVALIS
アイドル情緒(衣装名調べた限り分からず…)とアバターのVALIS。
NINAが残念ながら活動休止のため、ヰ世界情緒含め6人のパフォーマンスとなった。

VALISと並ぶと身長差のある情緒が、VALISと並んでダンスと歌唱をする、貴重すぎる時間だった。
歌声ブレずに6人の個性も出てて、何度も観返したくなる演目だ。

V.W.P×VALISで幸祜だったり、ヰ世界情緒がダンスで混ざるのはいつもと違う一面が見れて楽しい。
そしてこうなると、ダンスせず指揮者になった花譜が際立つのも面白い。

ちなみに筆者はVALISではRARA推し。

16 friction(Remix)feat.梓川

春猿火vs梓川
昭和三色春猿火と梓川。
力強い声の2人の相性と、この曲のこの2人っぽさがマッチしていて、ずっとやってきたようなレベルのパフォーマンス。
ライトは赤と青がそれぞれパートの時は会場を一色に染め、合わせるときは赤と青が左右で分かれていた。
最後の声出し煽りの叫びは、距離はあるものの生身で正面から発せられていると分かる圧だった。

17 千年奏者

花譜vsAlbemuth
ピンク色の開星鴉(開)花譜とAlbemuthの存流と明透。

これまでのvsとの違いは、三者三様という感じの声質というところか。
クールな楽曲へのアプローチにそれぞれの個性があり、それでも合わせるとより強さが増す。

Albemuthの二人のポテンシャルや表現力が代々木の大舞台で存分に発揮されていた。
同時に、花譜の世界との混ざり方、その世界を自分色に染める力も改めて証明されたように思う。

ぶつかり合い、高めあっている。これがVSか。

〈第四部〉THE PARTY

「パーティーを、始めよう!」
という声が響くと、会場の映像と照明が暴れだす。

18 V.W.P DISCOTHEQUE

武道館で初の試みだったディスコも神椿フェスやSINKA LIVEでも定番となり、やはり今回もやってくれた。
武道館や豊洲PITでもそうだったが、暴れ狂うレーザーや映像、とめどない楽曲のラッシュは、現地で体感すると全然違う。

ELEVENPLAYの4名が今回も登場。
階段を下りたり、ステージのいろいろなところで立体感のあるノンストップのキレキレパフォーマンス。

V.W.Pの楽曲が続き、「魔的」はおかわりみたいな気持ちになり、4ビートアレンジの「魔法」にテンションが上がった。

約9分の間踊り続けたダンサー、腕を振り続けた観測者。
ナイスファイト!

19 プロトコール

武道館でもやったでしょ!目が足りないんだって!のやつ。
まずオリジンVALISの登場に驚き、さらに音楽的同位体全員登場でもう大変。

VALISのダンスも余すところなく見たいし、同位体の歌唱と動きも気になるし、V.W.Pの活躍も見逃せない。

19列の距離だと、
誰と誰がハモっていて?あ、今はこことここ?あっなるほど同位体とオリジナルが基本的に前後か同時に?
現地ではこれが限界だった。
配信で見返し必須。

紅白の10人とカラフルな5人の代々木の大きなステージを埋め尽くした。

20 機械の声

バラード調に一変し、タイトルだけでどんなことが詠われるか想像できそうな曲のはじまり。
同位体がオリジナルと交互に歌を繋いでいきながら、なかなか残酷なことを言う。
人を代表する5人は、そこに魂を見つけて叫ぶ。

花譜の音楽的同位体の開発からこの日まで、白い5人も急速に躍進した。

花譜の「大好きだ 大好きだ ボクは機械の声が好きだ」からの、人間の本気が人間のVALISのダンスとともに機械に訴えかけるような、迫力。

「現象II」でしか体験できない感動がそこにはあった。

〈第五部〉覚醒1

不穏な朗読。
いやどこか聞いたことある。
今までのSINKA LIVEだ。
回想が始まる。

21 描き続けた君へ

「Anima II」の回想。変異体「カラーリリィ」のヰ世界情緒が披露。

短縮バージョンになるが、劇的に力を増していく歌声に圧倒された。

歌以外にも絵を描く多芸なアーティストヰ世界情緒への、クリエイター賛歌のような力強い歌詞。
生みの苦しみも、与えられたものの昇華も、柔軟に、真摯に向き合い、人の心に残してきた。

香椎モイミさんとヰ世界情緒の渾身の作品を直接届けてくれた歓び。

22 百年


「NEWROMANCE II」の回想。Special metamorphose 「Counter-Clock World」の理芽が披露。

順番はライブ順ではなかった。

1曲のなかでもリアルタイム的に歌い方が変化していくような、理芽の実力を存分に味わえた幸福。
溶け込むような声はハモらせにいくと主役を立たせるけれど、ソロになるとその魅力が直接届く。

百年の「だって」の連続が反則で、ストリングスの演奏と理芽の表現が感動的だった。

23 ゲンフウケイ

「PLEYER II」の回想。type-real 「Betelgeuse」の幸祜が披露。

過去の話をした後に、自身が作った歌でこちらに話しかけてきたあの日の感動が、またここで蘇るなんて。

下モニターに歌詞、上モニターに演者というレイアウトの逆転がこの〈第五部〉からされている。

「叫んだ僕は今 この場所に立っているんだ」ここの画が、完璧に言葉のままで、現地で泣きそうになった。

見たくないと閉じ込めていた過去を打ち明け、代々木第一体育館で叫んで、表現のひとつひとつで大勢を湧かせている。

そして、本番の後半にあの高音とロングトーンを届かせた歌唱力凄すぎる。

24 身空歌

「シャーマニズム II」の回想。纏其ノ特「五色」の春猿火が披露。

成長して、たかやんさんとの別れになった「シャーマニズム II」の最後の一曲。
ラップは強くささやき、歌は強く張り上げる。
常に強さを纏いながら、生きた人間の弱さのような表現もできる人だ。
現地ライブでより力を増して、圧倒されながら観測者は呼応する。

ただの力技とは言えない、聞き手に寄り添う繊細さのある強さのような。
広い会場に強いインパクトを残した。

25 邂逅

「不可解参(想)」の回想……いや、歌ってはいない。当時はエンドロール曲だった。特殊歌唱用形態 「軍鶏(想)」の花譜が披露。

カンザキイオリ卒業にあたり、最後に提供された楽曲なのでテーマ曲になったのだろうか。正直「リメンバー」を期待していたが、「明日もあるし…」と思った。なお……

「怪歌」レポでこの曲については書きたいので、ここでのパフォーマンスやステージについて。

声を震わせ、壊れそうなのに芯のある歌声は、今日この時までのなかで最高だった。
ソロで独壇場のときは、このアーティストはこういうことをする。
圧倒的な個に化ける。
この短縮バージョンの一曲だけで、過去の「不可解」の情景、感動が押し寄せてきた。

映像のクライマックスが、不可解参(想)のカンザキイオリさんとの(最後じゃないけど)デュエットのシーンなのは卑怯だ。

魔女特殊歌唱用形態 八咫烏

ムービーが始まる。
5人が神椿市の各地から歩き出し、「NEWROMANCER II」の最終ステージ「不可解空間」へ集結。
そこで物語の中のもう一人の自分と向き合い、触れていく。
春猿火は腕と腕。幸祜はグータッチ。ヰ世界情緒は握手。理芽は片手ハイタッチ。花譜は正面で両手を合わせる。

魔女5人は「魔女特殊歌唱用形態 八咫烏」へ姿を変えた。

26 花束

花譜センター。
新曲ゾーンのはじまり。
かっこよく、細かいビートが際立つ(シャッフルビート?)、とても明るい曲。
2000年代のイカした名ポップスみたいな。
途中曲調が大きく変化し、当時は曲が変わったと思った。

ハモリを崩さずこの曲を歌いあげる改めてレベルの高いグループだ。

このテイストの楽曲は今までなかったので、新境地だと思った。
サビ終わりの「花束」という明るく突き抜けるようなハモリが最高。
香椎モイミさんの提供曲がこの先さらに増えていくのだとしたら…という希望が膨らんだ。

MC2

MC2こんな終盤だったのかと書きながら驚き。なんて絶え間ないセトリだ。

八咫烏の各々の衣装の素晴らしさを褒めあう平和空間。
理芽のハイテンションが面白かった。

ライブも終盤と言うと「ええ~!?」っていうやつも代々木の大観衆のパワーを感じた。

春猿火「カンザキイオリさんに作っていただいたあの楽曲たちを、新たな試みでお届けしたいと思います。」

27 祭霊


「祭壇」と「言霊」のマッシュアップ。

確かに、オケもメロも似ている2曲だとは思っていたが、公式がこういう試みをするとは。
V.W.Pの足元からはスモークが出て、実在感が増していたように思う。

原曲の歌分けを完全にばらして、再構築されているので、例えば「ここ情緒じゃなくて幸祜!?」という驚きもある。
ミニライブなどでも、5人曲を2人や3人バージョンでやっていたが、そのたびに本来のパート以外を歌うのは混乱しないのだろうかと思ってしまう。

凄いものを見せてきた上で、さらに斜め上なこともしてくるこのライブ。

余談。アウトロのとき、
「愛よ 言霊となって 世界を救って」が最後に来るんだろ…?
と思っていたら無かった。

MC3

祭霊の感想、歌わりの違いへの各コメントと、ハイテンション理芽の新曲ラッシュ宣言。
幸祜「声を出したり、動いたり~?」
さあ、終盤。出し切るぞ。

〈第六部〉覚醒2

28 同盟

幸祜センター。
過去最高のダンスナンバー。
サビ後半のパラパラすごく好き。
「Vertual Witch Phenomenon」のコールが何度も会場を揺らす。
「共鳴」とは別の方向でアクティブな5人の動きも楽しさを増大させる。
サビの腕クルクルも即順応し、ペンライトを掲げ一体となって動く。

不可解弐REBUIRDING Q2で「共鳴」を初めて体感したとき、V.W.Pにはこういう方向性もできるのか!とわりと大衝撃を受けた。
そしてまたレパートリーが増えた。

喉はこの曲でおしゃかになったが、後悔は無い。
高い声だからこそ張り上げたくなる。

29 強気

理芽センター。
綺麗でかっこよく、不思議な色もある新曲。

ピアノがひたすら爽快で、そこに乗る5人の歌も曲名のごとく強気で良い。
系譜曲から拡声曲になり、よりパーソナルな気持ちやキャラクター性のあるテーマも増えてきたように思う。
偽物、魂、バーチャル文化といった世界から、よりポップスな方向に。
これは良い変化だし、可能性が拡張していくのだろう。

最後の炎、19列でも温かかった。

30 感情



春猿火センター。

個人的な話だが、MV公開からこの日までで、一番聴いたV.W.P楽曲はこれだ。
良い曲すぎる。大好物。

ストリングスの生演奏が最高で、サビの解放感、舞い上がっていくような上昇する音楽を与えてくれた。

パートがどんどん替わり歌い方も二転三転する、音程もあちこち難しい曲。
それを終盤にして音源超えて完璧に歌いきるV.W.P、凄すぎる。

もはや幸せを噛みしめるような気持ちで、目と耳に焼きつけた。

31 切札



ヰ世界情緒センター。

タイアップにもなる曲だが、この楽曲単体でもV.W.Pの世界になっている。
筆者は朝から物販にならんでいたので、当日朝のアニメ視聴はできなかった。

体力勝負のラストスパートといった感じで、アップテンポで振り落とされそうになる。

この時点で3時間という時間のほぼ湧きまくっていた空間。
ずっと声を上げてペンライト振ってきた観測者と、V.W.Pと、コラボアーティスト達の戦場。
そして忘れてはならない、この3時間激闘を繰り広げたプロフェッショナル9人
略称で失礼ながら紹介。

ピアノ ワタルさん
シンセサイザー&ライブアレンジ担当 ソウスケさん
ギター ショーマさん


ドラム タイヘイさん
ベース ナガイさん
チェロ シュウヘイさん
ヴィオラ レイイチさん
バイオリン マツリさん


バイオリン ミカさん


バンドメンバー紹介では、一人一人名前を叫ばせてもらった。
4人の花譜バンドから、「現象」で弦楽器やターンテーブルなどが増え、そのときのメンツがほぼ残っていて、今日も本当に素晴らしかった。
もちろん新顔の方も最高だった。

感謝と尊敬に溢れんばかりの声援を全員に贈った。

MC4

新曲の振り返り、噛み幸祜×2など、なごやかなムードに。
花譜から後一曲と告げられる。
あれ?MV化企画あるよな…?
と思ったが、一旦置いておいて、集中。
5人が各々語る。

要約になってしまうが、書きとめておきたい。

花譜 
SINKA LIVEでメンバーのパフォーマンスや本質的な部分を知れて嬉しかったです。
バラバラな5人が集められた一番最初の奇跡からここまで、チームや観測者の想いが積み重なって、今日という必然的最高の日が生まれたんだとおもいます。
ここまで連れて来てくれてありがとう。
花譜としてこの一員でいられることが、本当に誇りです。

理芽
感動しちゃった…え無理なんだけど泣
それぞれ違うあたしたちが、心を一つに活動できていることが奇跡だなと思うし…あぁ…
あらたな現象を巻き起こすことを、感動をみんなで分かち合うことを目標に。
めっちゃ最高!みんな!

春猿火
わたしも、皆とおんなじ気持ちなんですけど…ああ泣く…泣
昨年のワンマンリレーからここまで、皆で壁を乗り越えてきたV.W.Pのみんなに感謝を伝えたいです。ほんとにありがとう……。アリガトォ…
宝物のような日になったと思います。
最高の景色を私たちに見せてくれて、同じ時間を共有してくれて、本当にありがとう。

ヰ世界情緒
まずは、このライブを見に来てくださっている皆さん、配信でご覧になっている皆さん、本当にありがとうございます。
今ここでご覧になっている皆さんとは、私たち5人との歌の出会いが、必ずあって、それが、絶えず今日まで、歩んでこれたということが、どんなに愛おしいことなのか…ぅぁ…泣 ナイチャウヨネー 花「ジョウチョチャーン」集まるメンバー
情「もーみんなぁ~……泣」
この瞬間を更新できるように、これからも5人で頑張っていきます!

幸祜
泣…この流れはアカンて…
私たちがこうして存在しなかったら、こうして観に来てくr…る…ざ、ぜ、全国の… 春「さすが。最高」
今回私がSINKALIVEを通して得たものとしては、自分を信じることの可能性の…なんだろな、信じていく、可能性の…のことです。
笑うのってホントに一瞬で、泣くことのほうが多いかもしれないんだよね…いつも…泣 情「ここぉちゃ~ん…泣」 花譜、涙拭う動き…?
今日で!一番!大きい声を聞かせたください!!観測者「(文字にならない大歓声)~~!!!!」
また感動のキャッチボールをしましょう!

一同、水飲みと涙拭く。理芽「歌えないよ~こんなんじゃ!」
理芽「もう一回ちょっとみんなの声聞いとく?」
理芽「みなさん!おかわりくださーーーい!!」
観測者「(文字にならない大歓声)~~!!!!」
理芽「(けっこうな咳)」一同「大丈夫?笑」


「花と椿と君」という、確か花譜一周年で行われたYouTubeの生放送があった。
そこで神椿STUDIOとしての発足、春猿火、ヰ世界情緒が発表され、その後理芽が花譜の目を持つ第二の存在みたいな文句で登場した。
そこから共演を重ね、幸祜加入、V.W.P結成、初ワンマン、シンギュラリティライブ、武道館での共演、神椿FES、SINKALIVE…と経て、この日のこの瞬間に到達した。

バラバラに個を成長させ、時に集結し、各々の能力を持ち寄って。
この独特な仕組みと、アーティストとチーム全体のバイタリティが作り上げたここまでのストーリー。
もう抜け出せない。追い続けたい。それだけの魅力が、この5人にはある。

たくさんの熱い言葉を聞けた。
残すは最後の1曲となるが、ここでまさかの撮影許可宣言。
大トリの曲を撮影パートにするとは流石に予想外すぎた。
スマホを取り出し、カメラ待機。
そしてサイドの透過LEDにはライブのコメントが流れ出した。


やってそうでやってなかったコメント表示もついに実装か。
19列の見晴らしのおかげか、低身長でもそこそこいい画面で撮れた。

そうして、最後の1曲。最後の「現象」となるのは……

32 魔女(真)

本当に何度も言ってしまう、書いてしまうが、「魔女」が正真正銘花譜とのファーストコンタクトな筆者にとって、「魔女」はずっと特別な曲。

V.W.Pの全楽曲のテーマの始祖のような位置づけであり、唯一漢字2文字タイトルでない、原曲「魔女」がV.W.Pにルート分岐された曲。

「現象」と変わらずラストになったのは、あの日からのSINKAの証明か。

美麗なストリングス、ピアノからドラム、ロックサウンドへ…これが生演奏の「魔女(真)」かと、豊洲のリベンジがまた一つ果たせた喜び。

撮影しながら、ペンライト振りながら、画面ではなく、残り僅かな時間で終わるこの世界を感じようとした。

幸祜のクールさと美麗さの歌声、ヰ世界情緒の類まれなる表現の歌声、春猿火の魂で突き抜けるラップと熱い歌声、理芽の揺らめき飲み込んでいくような歌声、花譜の自らを世界に発露するような歌声。
その全部をストレージではなく記憶として残せるように。

浮かぶシャボン玉、立体感を感じさせる背景、超速で流れるコメント、ラスサビでは銀テープ射出まで。そこまでしてくるとは。

壮大な演奏が終わりを告げるように、夢のような時間が終わった。

ラストMC

魔女(真)で発現したOPの宝石の花の前に5人。

V.W.P「ありがとうー!!」観測者「ありがとうー!!」


花譜「それでは!神椿代々木決戦DAY1「現象II」!!これにて、終~了~!!!」

花譜「みんな今日は本当に本当に、ありがとう!そして…(左右のメンバーに向き直り)みんな、本当に、ありがとう…!今日という日を糧にこれからも頑張っていきます!またどこかで、皆さんに会える日を、楽しみにしています!それでは、花譜でした。またね。」観測者「(大歓声)ーー!!」
また。どこかで。会える日……。

理芽「みなさん、今日は天候が悪い中お集まりいただき本当にありがとうございます!!」観測者「(文字化不可能)ーー!!」理芽「心は晴れましたか!」観測者「(文字化不可能)ーー!!」理芽「そして、素敵な、私の、ラブい、仲間と。素敵なバンドメンバーの方と。そしてもう、いっぱいのスタッフの方と!力を合わせて、この素敵な舞台に立たせてくれて、本当に、ありがとうございます!また現地でお会いしましょう!理芽でした。バイバーイ」観測者「(歓声)ーー!!」理芽「大好きー!」芽組「」

春猿火「あの、この、大好きな、5人と、こんな、大きな舞台に立てて、本当に嬉しかったです!本当に最高の景色を、皆さんありがとうございます!今日は、一緒の時間を、共有できて、凄く嬉しかったです!本当に、ありがとうございました!」観測者「(大歓声)ーー!!」春猿火「春猿火でした。それじゃ!」観測者「(大歓声)ーー!!」春猿火「ダイスキダヨー」春組「」

ヰ世界情緒「ライブに、関わってくださったすべての皆さん。そして、観測していて…くださる、皆さん!ほんとにほんとに、今日は!素敵な景色をありがとうございました!感無量です。また、ライブで、音楽で、あなたと繋がれるように…頑張っていきます!ヰ世界情緒でした。また会おうね。」観測者「(大歓声)ーー!!」ヰ世界情緒、禁断の手でハート。ヰ組&筆者「」

ボロボロの幸祜「………ホンジツワ…泣」4人&観測者「笑。最後まで!?最高だよぅ!」幸祜「最後って…やだね…泣。皆の言葉を聞いてると…なんか…なってしまいました…本日は…ありがとう…本日は本当に…アゥ…」観測者&4人「がんばれー!!」幸祜「本日は、本当にありがとうございました!今日のために本当にみんな、頑張ってきました!そして、この素敵なステージを、作ってくれたのはスタッフさんやけど、連れてきてくれたのは観測者のみんなです。ほんまにいつも、応援ありがとうございます!これからも、V.W.Pと神椿をよろしくお願いします!幸祜でした!ありがとーー!!」観測者「(大歓声)ーー!!」

花譜「せーのっ!」
V.W.P「V.W.Pでしたーー!!みんな、大好きだよーーー!!!!」

「現象」でもやっていた二人でハート作るやつを全員でやったり。
帰り気を付けてー!とか。

広大な会場の、歓声と拍手に包まれ、強い光のなかに魔女5人は消えていった。

エンドロール

会場は再び暗闇。
朗読パートが響く。
「カンパネルラ」に語り掛ける、自分のこと。力。可能性の兎。
この代々木決戦は物語の特異点なのか。



そしてエンドロール。
新曲「遊戯」(漢字表記の正誤不明)が流れる中、大きな拍手。手拍子。
この「現象II」で誰一人欠けてはならなかった、関係者の皆さん。
今回、初めて筆者はエンドロールクレジット権を見送ったが、たくさんの観測者もそこに名を残していた。

「and You!」で歓声と拍手が起きるのも最高だ。



そしてアニメーションが始まる。
Lが魔女5人に語り掛ける。これはもう一つの世界の壮大な始まり、と。
SINKA LIVE の次なる展開が発表された。

エンドロール後

KAMITSUBAKI STUDIO INFORMATIONの観測者のノリとまだまだ元気に歓声を上げるさまも楽しかった。
しかし、9まであるとは…。
ここでは触れないが、この先の展開も期待できると強く思った。

そして、最後の映像。正直、待っていた。あるだろうと。

渋谷の夜が映り、花譜ひとりが登場。代々木第一体育館や、昼何度も通った代々木公園の広場。

怪しい花が開く。渋谷スクランブル交差点にも開花。「夜行バスにて」のオーケストラ風インストがかっこよすぎる。
そして、「花譜」「怪歌」と表示され、「Re:HEROINES」のインストに変化。
第四形態「雉」の色が変化する。
巨大な花の前で、花譜は手を広げ、再度タイトル「怪歌

そうして、開場はライトアップし、退場アナウンスがかかった。大きな感動の時間が終わったというのに、最後にこれはテンションが上がってしまう。明日。またここにくる。

終演後

終電がヤバい。なぜ宿をとらなかったのかと強く後悔。
PIEDPIPERさんのポストから察するに、開演遅れと時間も押していたのだろうと思った。
なまじ前列よりだったために、退場列の最後の方になってしまった。
上の階を通っていけたのはフラスタも見れて嬉しかったが、のんびりしていられず、例の想像通り歩道橋が激混みなのに恐々とした。
渋谷では間に合わないし、コインロッカーのグッズも今日持ち帰って明日は身軽になりたいし…ということで、凍結した本当に危険な歩道橋を渡り、終電ギリギリでなんとか帰宅した。
道中感想ポストなどして、でもフラフラになっていた。

早朝から、0時過ぎるまでの長丁場。
幸福な疲労を回復させるために、とにかく眠ることにした。

おわりに

改めて、四時間に迫る時間をフルで楽しませ、感動をくださったV.W.P、バンドメンバー、スタッフ、運営の方々に感謝します。

そして、自己満足の塊のような記事にお目通ししてくださった方も、ありがとうございました。
長くなりましたが、これはまだ半分ということで。
まだ続きがありますので。
もしよければ、スキ機能やコメントください。喜びます。
「怪歌」レポも書くつもりですので、良ければそちらも。

それでは、次の観測地点でお会いしましょう。
ありがとうございました。

X Name&Fan Name:AshZ6839
17291字


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?