見出し画像

rivalry friendship【秋斗と菊之助】 おっさんずラブ リターンズ

おっさんずラブ リターンズ第5話にて「和泉の復讐心が燃え上がったのも、私が永久的に弟扱いなのも全部!春田さんのせいだ!」酔って春田に絡んでいた菊之助。「俺だって……あんな生意気な秋斗と ごにょごにょ」と春田が言えば「秋斗のことを悪く言うな!」と怒鳴った菊之助は、秋斗とはライバルで親友だったことを明かした。

何をやっても秋斗は一番で自分は二番、勉強も訓練も叶わなかったとうなだれています。なんでも器用にこなすかと思えば「本当は真面目で真っ直ぐな奴なんです。消灯時間の後も1人で勉強してましたから」と努力家だった秋斗の姿を思い出していた。

「なぁ菊、起きてるか」「うーん」「俺、好きかも。和泉教官のこと、逮捕する」「だっさ」

好きになった人も同じで、警察学校卒業後は公安に配属され和泉と再会。あるテロ事件の捜査のために、秋斗と和泉がバディを組んだことで急接近。「気づいたら付き合ってました」というのだから、秋斗はそうとう頑張って和泉を落としたのだと考えられる。
そもそも、教官の言うことは聞かない態度は反抗的で「超問題児」の秋斗。成績は優秀でも警察官としての資質に不安もあったのだろうと予測はできる。その問題行動も、和泉に対してのアプローチだとしたら、とんだ小悪魔である。
第一印象が悪い、態度が反抗的、ビッグマウスだけれど、成績優秀で「10年に1人の逸材」と評価された秋斗。教官としては逸材だろうがなんだろうが、上官の命令を聞けない人間は危険度が増す。指導する和泉の言うことを聞くどころか喧嘩腰。そんな秋斗を菊之助は、ハラハラしながら見ていたに違いない。

控えめな菊之助には、好きな相手に反抗的な態度をとる秋斗の行動は謎だったはず。相手は年上で教官、自分は一介の生徒でしかない。どうやって気持ちを伝えればいいのか考えた結果が、反抗的な態度。インパクトはあるけれど、リスクも高い方法ではある。おかげで、しっかり和泉の記憶には「問題児」としてすりこまれたのだから菊之助も負けをみとめるしかない。

菊之助の敗因は「秋斗にはかなわない」って諦めてしまったことではないかと思っている。思いが叶わなくても、戦って負けるのと戦わずに負けたでは精神的な重みが違う。宣戦布告されたときに、自分もなんらかのアクションを起こしてれば、グダグダ悩むこともなかったかもね。

菊之助の切なさは、好きな人に弟扱いされ振り向いてもらえないだけでなく、秋斗と和泉がどれだけの信頼関係と愛情で繋がっていたかを知っているからだ。

「好きになってもらえるわけないのに」は、親友の命をかけた愛を目の当たりにしていたからに違いない。

ここが気になった!公安の上司「アシカガ」はなぜ和泉に警告したのか

黒澤部長が福引で「熱海温泉旅行」を引き当てた当日。風邪を引いた和泉は薬局で風邪薬を購入し福引券1枚をGETする。「あと4枚か……」といったところで視線を感じた先には、秋斗の仇の姿が!追いかける和泉が路地を曲がったところで、元公安和泉の上司に出会う。「お前は警察を辞めて、家を売る男になったんじゃないのか」「……はい」「大人しく家に帰って薬飲んで風邪を治せ」と福引券を渡す。
福引券を渡すために、公安の上司が登場したの?熱があるから幻をみた?すごく、無駄な描写なので、引っかかってるんだけど。菊之助は現役の公安警察官で、和泉と同居しているため、上司から和泉の様子を聞かれれば差しさわりがない程度は話をしているとは思う。
公安ずラブ見た時から疑問だったんだけど「どうして秋斗は1人でアジトに乗り込んだのか」。公安警察のような危険任務は、通常チームを組んでその中でバディを組むわけです。ドラマがどこまで書いてないから推測でしかないのですが、個人的なストーリーはこうです。

テロ事件があり、一部は制圧か逮捕できたが組織は解体していない。公安警察の人って、警察名簿から名前が消えるんだけど、危険な団体とテロ組織には面バレしてるらしいです。和泉は公安のエースとして、危険な任務をこなして検挙率も高いので要注意人物としてマークされている。(されていた)警察学校の教官だったのも、それが原因。水面下でテロリストが動きはじめたため、和泉は公安に復帰し秋斗とバディを組む。すると、エース級が組んでいるために、テロリストは動きが取れない。そこで、どちらかをつぶすために罠をかけたら秋斗が引っかかった……というストーリー。秋斗が1人で乗り込んだのも内通者からの情報だったら納得はいく。

秋斗は、和泉の足手まといになりたくないため、少しでも早く活躍して認めてもらいたかったと考えている。それだけじゃなく、和泉を危険な目に合わせたくない気持ちがあるからこそ、自分が矢面にたったのだと。この究極の愛が、秋斗を1人で向かわせたと考えています。推しが尊い……

脚本はそこまで考えてないし、そんな話もないのだろうけど。でもなー、すごく気になる。あのタイミングでテロリストの幻に、上司は怪しすぎる。そして、次回は血だらけの菊之助ときたら、なにか関係がないとは言えなくもない。想像だから、短い回数でそこまでの回収はないとは思うけれど。
自分で小説を書く分には、かなりできたストーリーだと思ってる。

希望としては、和泉は警察に再就職してもらいたい。彼には公安が一番似合うし、秋斗の敵をキッチリ取って欲しい。