見出し画像

グループディスカッション対策のコツ(特に国家総合職試験)

 会社の選考や公務員試験では、グループディスカッションが出題されることがあります。名称は集団討論や政策課題討議など様々な名称があります。ここでは、国家総合職試験を念頭において説明をしますが、細かな差異はあれ、求められている能力はおおむね同様です。国家総合職では、与えられた課題に対して2つの解決策が提示され、どちらがよいか話し合いをします。議論に先立ってレジュメを作ることになります。自分の意見、その理由、懸念点などを箇条書きなどで簡潔に示すとよいでしょう。
 注意してほしいのは、いわゆるディベートではなく、会議に近いということです。相手の意見をロジックでねじ伏せるのではなく、取り入れるべきところは取り入れ、適宜修正していくことで、より良い結論に向けた話し合いをすることを心がけましょう。
 会議である以上、空気を読むことは、当然必要になりますが、話が振られた時にだけ答えるというスタンスだと、主体性が感じられませんし、そもそも、発言時間が物理的に短くなってしまいます(自分の意見が議論の核になっていて、発言機会が相当確保されているならこれでもよいのかもしれません)。タイミングを見計らって自分が割り込む勇気が必要です。
 割り込み方としては、

ここから先は

1,426字

¥ 200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?