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「夫婦は合わせ鏡」は大ウソ。モラハラは一方的なものです。



どうも、古谷です。


今回は、


・モラハラは「お互い様」ではなく
「一方的な」加害行為である


という点について
詳しく解説をしていきます。



モラハラって、

よく「夫婦ケンカ」
似た捉え方をされることが多いんですよね。



それゆえに、

「夫婦は合わせ鏡だ」

「モラハラはお互い様だ」

「むしろあなたがモラ化させたんだ」


といった意見も
見たことがあるのではないでしょうか?



いわゆる、「喧嘩両成敗」的な
考え方ですよね。



こういうのを見ると、


もしかして私に原因があるのかな…?

モラハラしちゃってるのかな…?

自分が加害者な部分もあるのかな…?



と心配になる方も
いるかと思います。



ですが、


結論からいうと

「お互い様」「喧嘩両成敗」的な理論は
モラハラにおいては
”一切当てはまらない”のです。




この記事を読めば、


・いかにあなたが罪悪感を植え付けられ

・モラ夫とその取り巻きから洗脳を受けているか



に気付くことができるでしょう。



世間には、

まだまだ間違った
モラハラへの捉え方が蔓延しています。



ぜひ、最後まで目を通して
正しい知識を身に着けていってくださいね◎






◆なぜ、「モラハラ」と「夫婦げんか」は混同されるのか?



「モラハラなんてお互い様でしょ?」

と思っている人の多くは、


モラハラ=ただの夫婦げんか

という捉え方をしていることが
ほとんどです。



モラハラって


・隠れた場所
・閉ざされた空間
・かくまわれている状況
・証拠が残らないやり方



で陰湿に行われるので、

経験したことのない
第三者側からすると

割と想像しづらかったりするんです。



経験したことのない事象には、

人は「憶測」でしかものを言えませんよね?


・モラハラって夫婦喧嘩っぽいし、

・自分が経験してきたような
夫婦喧嘩と同じような感じでしょ?



このように自分の経験を
「投影」してしまい、

モラハラ=夫婦ケンカという
「決めつけ」が起こり、


間違った認知の仕方が
広まっているというのは
背景としてありますね。



さらには、

モラハラの場合
被害者さんが

「厳しい上下関係(主従関係)」

に置かれている
ことが多いので、


「モラハラを受けている!」


という声自体を
そもそもあげづらい場合も多いです。



・モラハラという概念自体が広まりきってない

・支配されていて被害にも気付きづらい

・声を上げたとしても周りの理解が少ない




この3重苦が、

モラハラと夫婦喧嘩が
混同されやすい



モラハラがもみ消されやすくなっている



ことの主な
原因となっていると言えます。




◆「たまにケンカする普通の旦那」と「モラハラ旦那」との違い



先述した理由から、


モラハラ被害を受けていても


「夫婦喧嘩の範疇なのかな~」

「私にも原因はあるかも」

「私のガマンが足りないだけかな?」



と思ってしまう方も
いるかもしれません。



ですが、以下に述べる
項目に”1つ”でも
当てはまっている場合、


それは明確に

「夫婦喧嘩」でなく
「モラハラをされている」と言えます。



①怒りや不機嫌で行動をコントロールしてくる




あなたは、

「これをやったら夫が怒るのでは…?」

「夫が不機嫌にならないためにこうしておこう」



といった行動の取捨選択を
していたりはしませんか?



旦那の事を考えると
緊張したり、

ビクッとしてしまうことは
有りませんか?




大声での威圧、無視、暴言など

「恐怖政治」によって
相手を支配しようとするのは
モラの常套手段です。



「不機嫌ハラスメント」とも
呼ばれますが、


モラハラ加害者は

・自分で自分の機嫌をとることができず

・他人に当たり散らかして発散する


という特徴があります。



・大きなため息をつく

・わざと大きな物音を立てる

・舌打ちをする


などなど、

あなたが「怖い」と思う行為を
相手が頻繁にやっている場合、


それはモラハラによる
主従関係をむりやり
作らされている状態
だと言えるでしょう。



②自分にはモラハラをするが、外面は良い



モラハラ加害者というのは
「陰湿」なので、


「絶対にバレない」ような状況で
その攻撃性を発揮してきます。



たとえば、

普通の夫婦喧嘩や
性格のすれ違いなどであれば


・家庭内であろうと

・外面だろうと


もめ事を起こすような人は
どっちみちもめ事を
起こしますよね?


ある意味、

「一貫性」があります。



これがモラ夫の場合だと、


・相手を「下」とみなした場合

→ひたすら無下に扱う


・それ以外の場合

→ニコニコ、ペコペコする


といった「二面性」
持ち合わせているのが特徴なんですよね。



なので

「旦那にモラハラをされていて…」
と周りに相談しても、



「え!?あんな良い旦那さんが!?」

となることは
決して少なくありません。


・顔をコロコロ使い分けている

・人によって態度を変えている

・人を上下関係で見ている


これらに当てはまる場合、

その相手はほぼ間違いなく
「モラハラ」であると言えます。




③建設的な話し合いができない



たとえば夫婦喧嘩であった場合、

ケンカ中には

お互いに意見を
ぶつけ合っているにしても


最終決着として


・お互い悪かったね

・ごめんね(非を認めて謝る)



とお互いが納得できる”中立地点”
行き着くことが普通なはずです。



これが一方でモラハラの場合、


・お前がぜんぶ悪い!

・俺は何も悪くない!


といった「被害者意識」が
非常に強いのが特徴なんですよね。



自分は被害者で、相手が加害者。



そのためには

・論点をずらす

・ウソをでっちあげる

・論破で言いくるめてくる


など、手段を選びません。


そしていつの間にか、

被害者さん側が

「私が悪いのかも…?」

で終わってしまうのが
モラハラ加害者との話し合いですね。



とにかく、まともな話し合いができない。


非を認めず、

責任を全て押し付けてくる。




これは”平等”とは程遠い、

モラハラによる
「不平等関係」であると言えますね。




④不平等で一方的な要望をしてくる



たとえば家事・育児の分担割合など、


・共働きなのに
妻が10割負担する



といったことを
モラは平気で要望してきます。



「家事は女の仕事」

「俺の方が稼いでる」


とかテキトーな理由を付けて、


あなたに一方的に
やるべきことを
押し付けてくるのがモラですね。



モラハラ加害者には

「助け合いの精神」

というのが無いので、



・辛い状況を協力して乗り切る



という思考がありません。



面倒なことはぜんぶ人任せで、

責任も全部押し付けて、

失敗したら後ろ指をさしてくる。



✅大して家事をしないのに
家事に関する文句や命令をしてくる



などが良い例です。



「なんか自分の負担が多くないか…」

と思ったらそれは、

モラハラによって
言いくるめられている
可能性が
非常に高いと言えるでしょう。



⑤長期間、または一定のサイクルで攻撃をされ続けている




人間だれしも、

一時的に感情が高ぶって
取り乱してしまうことはあります。


ですが、

”普通”であれば
それは収まるし、


「怒りや不機嫌が永遠に続く」

のはおかしいことなのです。



モラハラ人間には、

”敵意帰属バイアス”

という


「相手の一挙手一投足を
過剰に”悪意”だと捉える」



習性があります。



たとえば「生活費が足りない…」
と相談すると


「お前は金にがめついやつだ!」

といった感じですね。



相手には悪意がある、敵意があるという認知をする



自分から先に攻撃を仕掛ける



周りからもっと嫌われる



さらに周りに敵意を向けるようになる
(敵意帰属バイアスが強化される)



といったように、

モラハラ加害者の嫌がらせには
「ガソリン切れ」がありません。

それどころか、

年々エスカレートしていくことが
一般的とも言われます。




それも四六時中
怒っているという訳ではなく、


モラハラをする

一時だけ優しくなる

治ったと思ったらまたモラハラする



といったサイクルを
繰り返すのも
モラハラ人間の特徴の1つですね。


(※一時的に優しくなる期間を「ハネムーン期」と言います)


・長期間、何年経って攻撃をされている

・一瞬優しい→また元に戻るを何度も繰り返している

・「変わる」と約束しても結局変わらない


この辺りは、

まさに「学習して成長する正常な人」

「全く学習せず、ぜんぶ周りの責任にするモラハラ人間」との
差が分かりやすく出る所かなと思います。





◆「私が改善しなきゃ」はモラ夫の思うツボ



通常の感覚を持っている人であれば、

・お互いに非を認めあう

・相手とは平等な関係を築く

・困った時には助け合う

・相手に命令するだけでなく自分も努力する


というのは普通に
感じることだと思います。



ただ一方で、モラ夫からすると


・相手を支配下に置きたい

・自分が絶対正義、何も間違ってない

・困ったら相手に押し付ければいい



という”超絶テイカー”
考え方が当たり前なので、


そこに「ズレ」が生じます。




結果、


・モラ夫は理不尽な要求を出し放題で

・あなただけが不平等に努力をしいられる



といった状況も
非常に起こりやすくなります。



相手を完全に支配して
思い通りに動かしたい


というのはモラ夫の
思うツボですから、


・「私が行動を改めないと」

・「もっと人格者にならないと」

・「相手のために動かないと」


と思う必要は決してないのです。



夫婦喧嘩なら、

お互いに非を認めて、
お互いに改善し合う。




モラハラの場合は、

まずは「これはモラハラだ」と気づく。


そして過剰に内省しない、

自分を責めない、犠牲にしない。




テイカーに対して尽くしても、

その恩は「忘れ去られて」
終わってしまいますからね。





◆まとめ




最後に、要点をまとめます👇

✅「夫婦は合わせ鏡」、はモラハラには当てはまらない

✅モラハラ被害は経験した人にしか分からない秘匿性がある

✅モラ夫は怒りや不機嫌で相手の行動をコントロール(支配)してこようとする

✅モラ夫は外面が良く、二面性がある

✅モラ夫は被害者意識が強く、まともな話し合いができない

✅家事の負担割合など、当然のように不平等な条件を押し付けてくる

✅モラ相手に、自分が反省して行動を改善する必要は無い



いかがだったでしょうか?


モラハラ被害には、

まずは「気づく」ことが大切です。



モラハラ加害者は、


・「私が悪いのかも…」

・「もっと私が頑張らないと」


と相手に思わせるための
”罪悪感の植え付け”が非常に上手いです。



世間におけるモラハラへの
理解度もまだまだ低く、


「夫婦は合わせ鏡」
という一般論に照らし合わせて


「自分もモラなのかも…?」


と頭によぎってしまう
方もいるかもしれません。



ですが、根本を言えば

モラハラをするかどうかは

「幼少期の家庭環境」による
部分がほとんどを占めます。



なので結婚を機にとか、

夫婦関係が悪くなったから、

とかはほぼほぼ関係がありません。



モラはどんな幼少期を過ごして、
どんな価値観や性格になって、
大人になるとモラハラをしてしまうのか?



それをこちらの記事では解説しています👇



ぜひ、こちらも
ご覧になってみてください!



今回もお読みいただき、
ありがとうございました◎






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