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賑わいの継続と創出 観光地空き店舗対策


【秋芳洞商店会にぎわい対策プロジェクト】

コロナウイルス感染症拡大の少し前より、上記のプロジェクト名で秋芳洞商店会は動き始めている。

初めは、秋芳洞商店街の空き店舗をチャレンジショップとして活用し、賑わいの創出ができないかと企画し動き出したが、行政からのアドバイスで空き店舗対策のような形に変わってきた。

今までは貸し手と借り手が口約束で契約することが多かったが、トラブルが絶えなかったためにこの度から不動産屋を通すこととした(口約束でやってたから、悪意のある借りての方が一枚上手だった)。
また高齢の店主や後継者がいない店舗に何かあってからでは遅いため、借り手がついたら家賃収入に切り替えて行くことも促している。賑わいは創出も大切だが、継続して行かなければ意味がない。増やしてもその分シャッターが増えては意味がない。
まずは成功例を作ろうと1店舗を選定。間取りやスペックの確認や適正家賃の算出を行い、準備を進めていた。

そんな矢先、コロナウイルス感染拡大により話は一時中断。秋芳洞に続く商店街という超観光立地は外出制限、県境を跨ぐ移動の制限が直撃だ。元々人口もなく、ゴーストタウンと化した。

このプロジェクトの発案は私なのだが商店会長が私の父親であることから、私がリーダーをすることで反発があることも予想されたのでリーダーを他に立てた。そうしたところが、リーダーの会社がコロナウイルス感染症拡大の煽りを受けて廃業。その後行政の担当が市を途中退職。観光協会の担当だった人間も観光協会を辞職し、事業のストップを余儀なくされた。

そして令和5年2月現在、停滞していた観光もそろそろ動き始めたかのように思う。本調子にはまだまだ程遠いが、徐々に動き始めてきた。観光客が増えてきたことに伴い、出展希望者が出てきてモデルケースに不動産業を絡めた物件に出展者が現れた。変なしがらみもなく、不明点もなく正式な契約で出店作業が進んでいる。出展者はたまたま知人で、私に相談があったのでこの物件をお勧めした。家主との話も順調に進んだようで何よりだ。春から開業するという。

この一連の活動を例に、【分からないことは不安だからやりたくない高齢者】のマインドを変えていく。事業継続が困難になる前に新店舗を入れ、観光地の賑わいを絶やさないという、義務とも言える行動を促し、コロナ明けやインバウンドの復活をはじめとした波に乗れるように活動していく商店街でありたいと考えている。

写真は、空き店舗というより、立派な廃屋『鬼笑亭』👹(笑)廃業萌えな方々はよくここに写真を撮りに来る。

モデル店舗

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