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朝の十分作文✏️年取っておいしく感じるもの

 祖父はポンジュースが
好きだった。
だから祖父母の家には
重たい瓶のポンジュースが
ごろごろと
たくさんストックしてあった。

 我が家は
ジュースが常備されている
家ではなかったので
ジュースを他所で出されると
とてもうれしかったが、
祖父の飲んでいるソレは
とても酸っぱくて
目の敵にしていた。
「ジュースなのに甘くない。
すっぱい。」
ムスッとしたのを覚えている。

 先だって行った、新橋の
香川・愛媛せとうち旬彩館に
ポンジュースがあり、
突如飲みたい気持ちに駆られた。

 小さい紙パックのものを
連れて帰る。
 一口の飲むと、
とても甘いではないか。

 祖父が亡くなって
二十余年の間に
ポンジュースは甘くなったのか?
 おそらく違う。
疲れている証拠だと分析する。
クエン酸がどうたらとかで
酸味を欲する結果
酸っぱいジュースが
甘く感じられるのだろう。

 じいさん、
私も年取ったからか
ポンジュースがおいしいと
感じるようになったぜと
次の墓参りで報告しよう。

#ポンジュース #クエン酸 #疲労回復 #ジュース #愛媛 #アンテナショップ #祖父 #墓参り


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