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国鉄チャレンジ2万キロ その後3 新幹線踏破

 3.新幹線踏破
 チャレンジ2万キロの冊子に乗っていた新幹線は、東海道・山陽新幹線だけであった。しかし、私の踏破中にも東北新幹線と上越新幹線が開通し、全線踏破のためには、この2線のも踏破も必要となった。1983年9月に全線踏破完了後、JR線の新設は埼京線、京葉線、東西線等もあるが、ほとんどは新幹線である。現在に至るまでに北海道新幹線、秋田新幹線、山形新幹線、北陸新幹線、九州新幹線が開通した。
 この中でも九州新幹線には2度乗車し、踏破を完了した。
まず1度目は、2008年12月27日部分開通した新八代―鹿児島中央間137.6kmを新八代から九州新幹線踏破を始めた。乗車し約40分で終着鹿児島中央に到着し、その速さに驚嘆した。鹿児島中央はかつて西鹿児島と言っており、鹿児島本線・日豊本線の終着鹿児島駅があるにも関わらず、列車の発着が西鹿児島で不思議に思っていたが、昔から鹿児島市の中心駅であった。駅前にはビルが並び、大観覧車が回っていた。この時は博多と新八代間にリレーする特急「かもめ」が通っていたが、この間が開通したら、新大阪からの直通も鹿児島中央まで行き、さぞかし九州新幹線が便利になるものと考えていた。2度目に乗車したのは2015年4月28日で、九州の私鉄全線踏破をしている時だった。博多から新八代間151.3kmを白い新幹線は50分間で走り抜けた。これで、九州新幹線すべてを踏破した。しかし、この九州新幹線の開通は、残念ながら社会に歓迎されなかった。それは、開通前日2011年3月11日に東日本大震災が起きたため、12日開通の祝い事も自重されており、地元以外ほとんど注目されなかった。しかし、今では新大阪から「さくら」や「みずほ」が鹿児島中央まで走り、首都圏・近畿圏と九州間をぐっと近いものにした。
 
 すでに工事を始めている新幹線路線もあり、今後さらに新幹線が伸びていく。長崎新幹線、北海道新幹線の札幌延長、北陸新幹線金沢以降の延長。そして、2027年品川―名古屋間開通のリニアモーターカー、どれも楽しみである。今後もJR路線の踏破は続く。

 

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