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神さんとのお仕事70「どうせ後悔するんだから」

「どうせ何をしても必ず後悔するんだから」

前に進むことをためらっておられる方に神さんはよくこう言われます。後悔は誰もしたくないと思います。しかし、神さんはその考え方では「先に進めない」と思っておられます。なぜ神さんはそう思われるのかについて今回は少し書かせてもらいます。

人は常に右が良いのか左が良いのか、やるのが良いのか辞めるのが良いのか、食べるか食べないか、など多くの「判断」をして毎日を過ごしています。その判断は「その時の最善」を見極めてしているものなので「その時は正解」なのですが、時間が経つにつれて客観的に振り返れるようになってくると「その時では見えなかった判断」が見えるようになってくるので、多くの人はその見えてきた判断が「その時に気づけなかった」ことを自分の足りなさだと思い後悔をしています。しかし、神さんはその考え方にはあまりいい顔をされません。なぜなら

「どれだけうまくやっても”ああすれば良かったかな?”は出てくる」

からです。「結果が出ていない時に見えているもの」と「結果が出た後に見えるもの」は全く範囲が違うので「見えるもの」が全然違って当然だからです。判断をする時は結果が出ていない時なので結果が出たのちに見えてくる最善手と判断が違って然りなのです。どれだけきちんとやったとしても後悔は必ず出てくるものだと思ってください。

では、なくすことはできなくても後悔を減らすためにどうすればいいのかですが、「流動的に考えて動く」ということを続けることだと思います。流動的な考え方とは「その場その時で考え方ややり方を最善に変更していく」という感じだと思ってください。

神さんは「これで大丈夫は存在しない」とよく言われます。ほとんどの事象で「今の時点では大丈夫でも、時間が経てば大丈夫ではなくなる」ということが起こるからです。

いい判断をしたとしても時間の流れとともにその判断では対応できないことが増えてくるので、「この形でいいのか」を常に考え前の判断で足りなかった部分を省みて改善することで現状を「今の最善」にし続けるように心がける癖をつけることができれば後悔はなくなることはなくても減らすことはできると思います。

後悔をしないのではなく、後悔にならない行動を自らでとることができれば何事もやり易くなるように思います。それでも間違いや不具合は必ず起きます。それに対してどう向き合い対処するかなどと深く考えるのではなく、どうせ後悔をするのならばその後悔を残さず自分の生活に活かしながら昇華していこうくらいに生きていくことができれば、人生を少しだけ軽やかに歩んでいくことができるのではないかと思います。

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