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神さんとのお仕事62「話を聞いてもらうには」

「自分の言葉で話さないように気をつけなさい」

自分の話をきちんと聞いてもらえないという方に神さんがされたアドバイスです。

自分の話したいことを自分の言葉で話してしまうと、相手は聞いた言葉の意味を理解をするために脳内で変換する時間が必要になる「理解のためのタイムラグ」が発生します。そのタイムラグが増えるほど相手は聞きながら理解をする二つの行為を同時進行しないといけない「聞きづらい話」になっていることを相談者はわかっていませんでした。

わかってもらえない話の最たるものは「愚痴」ではないかと思います。愚痴は発言者の感情に任せた言葉の羅列なので、よっぽどうまく話さない限り聞いている人はチンプンカンプンの「苦痛」な話になってしまいます。

そのあたりを踏まえて、きちんと話を聞いてもらうにはどうすればいいかですが、これはとても簡単なことで

「相手にわかりやすい言葉で話しましょう」

ということです。簡単だと書きましたがこれができている人は本当に少ないと思います。相手にわかりやすい言葉とは、自分の話したい言葉を相手が「すぐに想像できる言葉」に変換をすることになります。すぐに変換ができれば前に書いたタイムラグが減るので、相手にも聞きやすくわかりやすい話に必ずなります。

そのためには自分の話したいことをしっかり自分自身で理解をする必要があるのですが、話を聞いてもらえない人の多くはその理解をせず行き当たりばったりで話をしてしまうので、聞き手もビジョンが作れず話にのめりこむことができないのです。

落語や漫才などは創造の世界を言葉だけで端的に表し聞き手が想像しやすいように話を作られていて、人気のある噺家さんや漫才師さんほど自分達の創造の世界にお客さんを引き込むのが早くうまいように思います。噺家さん達のようにうまくなる必要はないですが、一般の我々でも真似できるところもあります。

聞いてほしい話を
自分でもしっかり理解して
聞きやすく
想像しやすい言葉で
端的にまとめる

この4つのこととちょっとユーモアを混じえることができれば愚痴であっても大概の話は聞きやすくなります。話をきちんと聞いてもらえない人のほとんどがこの4つのパターンの2個以上ができていないので、相手の人が聞きにくい話になっているのだと思ってください。

聞き手にとって愚痴や悪口は深刻に話せば毒ですが、愚痴や悪口を笑い話に変えれば薬になります。同じように自分で理解できていない話は、聞き手には様々な浪費をさせてしまいます。せっかく聞いてもらうのならば、相手の人の薬や有意義な時間になるほうがお互いにとっていいのではないかと思います。

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