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神さんとのお仕事57「逆算して想定する」

「老後の心配を今する意味があるのか?」

神さんは将来の心配をされる方にこんな感じで思ってられます。ほとんどの方が当然のように今の状態がずっと続くと思っておられるからです。

もしかしたら途中で会社が倒産するかもしれない
もしかしたら災害に巻き込まれるかもしれない
もしかしたら日本がなくなっているかもしれない
もしかしたら老後まで生きていないかもしれない

簡単に考えても老後にいきつくまでにいくつもの「もしかしたら」が出てきます。

人生100年計画などが国から出されて日本人は本当に100歳まで生きることができると思っておられる方が多いみたいですが、もしそうなったとしたら今の人口比率から考えても日本は立ちいかなくなっているのが明白です。そうすれば国はなくなり持っているお金の価値もなくなるかもしれません。今より景気が悪くなれば倒産する会社も増えるでしょう。災害はいつどこでおこるかわかりません。明日に事故にあうこともあるかもしれません。それらのことを考えると今を老後のために生きるより、今を丁寧に生きることで老後に繋げていくことが必要なのがわかると思います。

何事にも終わりは必ずやってきます。

その終わりがいつ来るかは誰にもわかりません。それを意識して生活をすると自ずと「終わりを考えた逆算」ができると思いますが、ほとんどの人が「先を見据えた順算」しかしていないのです。さらに加えると、誰もが「現状がずっと同じであることを想定」した計算しかできていないので、逆境が起きた時にすべての想定が崩れるので「こんなはずでは」となり何もできなくなってしまうのです。なので大事になってくるのが、

現状より少し悪い状態を想定して生きるようにしておく

ということです。悪い状態とは「足りない状態」と例えてもいいと思います。便利な状態でなくても生きていけるようにしておけば、便利が使えなくなった時にも生きていくことができますし「こんなはずでは」と動けなくなる時間は少なくて済むと思います。そして次に大事なのが、

終わりは急にやってくる

ということです。現状の終わりはほぼほぼ突然やってきます。そのことを想定して将来を考えるようにしてください。将来にやろうと思っていたことでも、加齢で体が動かなくなればできなくなることも考えておかなければなりませんし、何かのアクシデントが起こり諦めないといけないかもしれません。そういうことも含めて将来のことを考えないといけないのです。

人生は想定通りにはいきません。10年前にコロナウイルスを予想して動いた人はいませんし、10年前に想像していた今の自分とぴったり合っている人もいないでしょう。それくらい将来のことを見据えるのは難しいのです。

「多少の備えをしておいたら、あとは何かが起きた時に対応すればいい」

「今考えて備えすぎても、必ずその通りにはならない」

神さんはいつもそう言われます。
いつ来るかわからない終わりのために、難しいかもしれませんが「いつ終わっても後悔しない」生き方を模索し続けることが生きる上では大事なのではないかと思います。

今回は少し不安にさせる内容になって申し訳ないですが、現状は変わり続けるし、変わり続けることに対応し続けないといけないですし、維持に固執せず変わり続けないといけません。もちろん維持しないといけないこともたくさんあります。ただ、時間は常に流れ続けます。その流れ続ける時間に合わせて考え方や行動を変える柔軟性が必要ではないかと思い今回のお話を書かせていただきました。

参考になれば何よりです。

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