お仕事柄、たくさんの方の相談をお聞きさせてもらって思うことがあります。

「難しくし過ぎていないか？」

問題を解決するにあたって大事なことは「問題の根本を見つける」ことなのですが、大抵の場合その問題の根本は「自信の弱さ」からきていることが多いので触れようとされる方はいません。しかし、その弱さに触れない限りはどれだけ外側を変えたところで内側は変わらず同じなので問題を解決することはできないのです。

弱さに触れたくない方は「難しい」という言葉で自身の弱さを克服するという「簡単な方法」を突っぱね、問題の根本を変えないままの「難しい方法」でどうにかしようとされるのですが、ほとんどの方がどうしようもなくなって心を弱らせておられるように思います。

神さんはよく、

「やれる方法をまず考えなさい」

と言われます。
自身の中にある弱い部分を変えることが問題の解決に一番シンプルに立ち向かうことができる方法なのですが、いつの時代からかそれが「一番難しいこと」だと刷り込まれてしまってできないと思っている人が多すぎるように思います。

メンタルヘルスという言葉が世に出回るようになり人は自分の弱さから逃げるようになったように思います。その結果、自分の周りの簡単な問題解決もできなくなってしまっているように感じます。ひき算で答えられる問題に因数分解を使って回答をするくらい無駄なことをしているのです。

自分の遠くに問題点を置くのではなく、自分の中にある問題点と向き合えば問題は意外と簡単にクリアできることがほとんどだったりします。そのクリアの方法をできる限りシンプルにわかりやすく、やり易くさせてもらうのが、神さんのアドバイスだと僕は思っています。