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神さんとのお仕事58「対人環境の整え方」

先日、伏見のお稲荷さんにお参りに行ってきました。だいぶ前のブログでも書いたようにお稲荷さんのお山に登る時はゴミを拾いながら登っているのですが、今月はゴミがあまりなくきれいなお山だったので気持ちよく登らせてもらえたとお山を下りていたら、前にゴミ袋とトングを持った青年が一人歩いていることに気づきました。

彼がゴミを拾ってくれていたからお山がきれいだったのです。

人見知りなので面と向かってありがとうは言えなかったですが、本当に感謝の気持ちでいっぱいなのと同時に次回は彼に気持ちよく登ってもらえるように僕が頑張ろうと思いました。


「まずは自分が動かないと環境は良くならない」

会社で部下の方を動かすにはどうすればという相談をされた方に神さんが伝えられた言葉です。非常にシンプルな考え方で誰もがやれているように感じますが、できていない人がほとんどだと思います。

山本五十六の言葉に

やってみて 言って聞かせて させてみて
ほめてやらずば 人は動かじ
話し合い 耳を傾け 承認し
任せてやらねば 人は育たず
やっている 姿を感謝で見守って
信頼せねば 人は実らず

というものがあります。最初の一節は知っておられても最後までは知らない方がほとんどだと思います。本当に人を動かしたいのならば、まずは自分が動きその姿を見せることが大事なのです。ほとんどの方が最初の「やってみて」を忘れ「言って聞かせて」から始まってしまっているので、「させてみて」以降にちゃんと移行できていないのです。

自分に厳しく行動し成果を残している上司の下で働く部下は、上司と同様の行動をするのできちんと成果を出すことができます。逆もまた然りで自分に甘い上司の下では自分に甘い部下しか育ちません。これは上司部下だけでなく、親子の関係も同様だと神さんは言われます。部下も子も、上司や親の行動を真似て行動を覚えていくからです。

「部下や子の人格を疑う前に、まずは自らの立ち居振る舞いを正しなさい」

神さんは上記の相談に来られた上司の方に最後にはこう言われました。まわりに原因を求めるのではなく、まずは自分から正すことをすれば自ずと立ち居振る舞いが整いまわりの立ち居振る舞いも変わっていくからです。まわりのせいで苦労をしていると思っている間は、山本五十六の言葉にもあるように感謝ができていないので人が育つこともありません。環境をよくも悪くするのも自分次第なのです。

「水は上から下にしか流れない」

責任感や常識や行動力などは、上司から部下に、親から子に伝わるようになっています。上の水が澱んでいれば下には澱んだ水しか流れません。人を育てる人には責任のある人がきれいな水を流し続ける忍耐力が必要になりますが、逆をとれば自分次第で環境をよくできるという簡単な位置にいると考えることもできると思います。はじめがどれだけしんどくてもしんどいことの内容が大きければ大きいほど、あとについてくる楽は大きなものになり必ず帳尻はあうので、できるだけ先にしんどいことするように神さんはアドバイスされているように僕は思っています

ただ今回のお話で一つ気をつけてほしいのは、「上司と部下」「親子」の関係では今回の話は成り立つのですが、もう一つ上の段階(社長など、祖父母)が甘かったりするとこの頑張りは成り立たないので、そこからの水の流れはうまく切り分けて動くようにしてください。会社などで水の流れが切り分けられない場合は転職をするか「お金のため」と割り切ってお仕事をすることをおすすめしています。

上に書いた山本五十六の言葉は「対人」でもあり「対自分」にも当てはまる言葉なので、自信を持ちたい方は一番手っ取り早い方法だと思って自分自身を成長させるための行動指針として利用されてもいいと思います。

環境をよくするためには、国やまわりに頼るのではなく、まず自分でできることをやってみてください。思っておられるより大きな変化が得られると思いますよ。

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