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インド3日目③ 年末カウントダウン

時刻は15時くらい。時間を全く気にせず行動していて、もう18時くらいかと思った。
とりあえず明日のガイドを頼もうとジェイくんに電話した。
するとすぐに出てくれて、「今からでもいいよ。今パップーさんの店にいるからとりあえずこっち来なよ」と。
あの有名なジェイくんと こんなにもあっさり会えてしまうのかとホテルを出る

ジェイくんとの出会い

(ホントにジェイくん…?)
動画の時よりも大分太って見えた。
※声からして本物だったが、実際ニセモノもいるらしいので注意。
いかにもインド人の顔をしてる人から流暢な関西弁が飛び出してくるので、一瞬違う所から声がしてるのかと思ってキョロキョロしてしまった。

ジェイくんのガイド

ガイドは、今日アッシガートの方まで歩いて、明日の朝一緒に舟に乗ろうという話になった。
てっきり、ガンジス川はGoogleマップに出てくるところかと思ったが、この辺りを散策することらしかった。
お寺のお祈り方やバラナシにどんな祭りがあるか、インド人にとっての牛の存在などの話をしてもらいながらアッシガートの方まで歩いて行く。

バラナシと言えば火葬場だ。所々で火が炊かれており、その傍に遺灰が積み上がっている。
バラナシで男性が亡くなるとまず家に連れて行き、女性含む家族で追悼する。それから男性たちだけでこの火葬場へ運んでくるそうだ。
遺体には花などのお供え物が乗せられており、火葬場の人が飼っているヤギがそれを食べる。
火葬場の人は焼却した遺灰の中から金品を探って売るそうだ。
女性と子供はここで火葬はしない。理由を聞いたが「そういう決まり」だそうだ。
男尊女卑的な宗教文化のせいかなぁと推測する。

話しているはなから、次の遺体が運ばれてくる。火葬は24時間やっていて、一つの遺体に5時間ほどかけて火葬するらしい。
今回はジェイくんに特別に撮影を許可してもらったが、怒られる事もあるので気をつけましょう。

バラナシの火葬場
アッシガート

途中でケンタロウとすれ違ってジェイくんが声を掛ける。4年ぶりに会った友達って言ってた。4年前の観光客を覚えてるジェイくんすごい。

ミニ遊園地もあるよ

同じような道ばかりかと思っていたらジェイくんについて行くと初めて通る道だらけで、道が複雑に入り組んでいるため、すぐにどこを歩いているのか分からなくなる。
気づけばお土産屋に行き、ホテルの所まで戻ってきていた。
買いたいものを伝えて連れて行ってもらうのだが、似たような商品を売ってるお店はゴマンとある中、あえて知り合いの店に連れていくのは紹介料を貰っているからなのだろう。
割高なようにも感じるが、下手にぼったくられるよりは知り合いに手数料が入った方がマシなので良しとする。
「これは高いけど錆びずらいよ」とか教えてくれるし。果物を買う時は付き合ってくれたけど、ふらっと寄った店で買う時はあまり関与してくれなかったw

ガンジス川の水を入れる容器
果物

一日の終わり

朝から動き回っていたこともあり、割と疲れていたのでレストランでご飯を食べる。そういえば朝から何も食べてない。
ビリヤニと、お店の人にオススメされたほうれん草の料理を頼んだけど一人で食べる量じゃない……
(ジェイくんは「食べ終わったら連絡して」とどっか行った)

ビリヤニ(左)と、ほうれん草と豆腐のやつ(右)


この日のプージャは大晦日かつ日曜日という事でとんでもない人だった。
ジェイくんもこんなに混んでるのは初めて見たと言っていたw

大晦日日曜日のプージャ

太鼓隊もいたよ。

プージャはは毎度同じことをしているが、花火を見ているようでなんだか楽しい。
プージャは神が云々とかではなく、活気づけるために必要な行事なのではないかと思った。これがあるから人々が訪れ、信仰心を仰ぎ、取引が生まれ、社会と繋がることで人々の心と生活を豊かにする。

インドの地方の人もバラナシに訪れているそうで、日本人を見たことがない人も多いらしい。歩いているだけで「セルフィ!セルフィ!」いわれる。まるでゆるキャラだ。
1度捕まると次々に「次は私!」とセルフィーが止まらなくなることもある。

子供達とセルフィー

この男の子、この後恥ずかしそうに「みんなとじゃなくてツーショット撮りたい」って言ってて爆笑されてた。かわいいw

朝6時にまたホテル前に来るように言われ、ジェイくんと解散した。

大晦日のカウントダウン

その日は実感は全くないが大みそかなのでカウントダウンに行こうと思っていた。インドの深夜、女性1人はかなり危険なことは承知だが幸いホテルから徒歩1分程で有名なダシャーシュワメード・ガートがあるのでササッと行って帰ろうと思った。

年越し直前のダシャーシュワメード・ガート

事前調査ではインド人はカウントダウンに興味がないとの事だったので、あまり期待はしていなかったのだが、ホテルから出ると日本語が達者なラッシー屋さんが店を出しており、ハッピーニューイヤー!と声をかけれる。
大音量の音楽をかけてw


プージャの時ほどではないが思ったより町は活気づいており、お酒を飲んだ男性がチラホラ集まっていた。
一応カウントダウンはしていて、なんだか時間が5秒くらいズレて花火が2箇所で上がっていた。特にそれ以上の盛り上がりはなかったので宿の方に戻る。

ラッシー屋さん

新年だし、ラッシー屋のおっちゃんもいるので注文する事にした。
ラッシーを頼むとおじさんはニヤニヤしながらしばらく踊っており応答しなかったが、じきに準備を始める。
「日本の流行りの音楽を教えて」と言われて戸惑っていると、カモンベイベーアメリカだったか、日本のノリノリの音楽を流してくれた。
花火を見ながらできあがるのを待っていたのだが、少し時間がかかっていた。
ラッシーを食べてちょっとおじさんと会話してホテルに戻る。

今日も一日濃すぎた。シャワーを浴びて布団に入る。
寝る前にボーっと。一日色んなことがあり過ぎたのと寝不足のせいか、最後にアラームを設定することがとても億劫だ…。なぜかアラームを設定しようとして2回カメラを起動してアレ?ってなった。
しばらくすると唐突に吐き気に襲われた。視界が歪むし、外からの音はおかしく、ずっと自分の名前を呼ばれている。遠のく現実感。
かなりマズイ気がしたのでホテル備蓄しておいた5リットルの水をほぼ全て飲み、朝まで吐き続けた。セルフ胃洗浄である。

幸先悪いスタート。
果たして、どんな1年になるのやら…

ジェイくんの金魚のフン

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