中秋の名月に何を思ふ。


○9月の終わりと中秋の名月。


 2023年9月29日(金)あと少しで9月が終わり・・・
この9月色々なことがあったなぁ~
大体9月というと調子が悪かったりなどマイナスな事が今年も色々とあったけど今回も何とか乗り切った。
 で、本日は中秋の名月とのこと。
「中秋の名月」とは、8月15日の夜(太陰太陽暦)に見える月のことを指し、中秋の名月をめでる習慣は、平安時代に中国から伝わったと言われている。(国立天文台HPお月見をしようによる

○やっぱり月が好き。


 仕事帰りにふと空を見上げると、
雲がかかっていたりで、見え難かったことが多かったけどそれもそれで風流だと思ってしまう。
 確かに何も雲がかかっていない奇麗な月だけが月であるし、雲がかかっていても月は奇麗なのだと私は思う。
 しかも、なんで静かに奇麗に瞬いているのだろうか。だから、私は月が好きなのだ。

○阿部仲麻呂と月で考えたこと 

あと、『百人一首』の阿倍仲麻呂(698?-770年?)の一首で

「天の原 振りさけ見れば 春日なる
      三笠の山に いでし月かも」
(大空を遥か見上げれば月が出ている。 あれは故郷の春日の三笠山の上に出ていた月と似ていた。)
(「こんなに面白かった百人一首」吉海直人監修 PHP文庫 P40-P41)
を思い浮かべる。

 阿倍仲麻呂といえば、遣唐使で唐に渡り、科挙の試験を突破
そして高級官僚に昇りつめ、時の皇帝である玄宗皇帝(685-756)に気に入られるのであった。
 そして、日本に戻ろうとしたが3回失敗して挫折・・・
唐の地で、72年生涯と閉じた人であった。

 唐の地から見た月はどんなものであったのか。
さぞ奇麗だったに違いない。
 けれど、その奇麗さが故郷の月を思い出せ、故郷への帰郷を夢見たのかもしれない。
帰郷、そして挫折。
 優秀であるが故なのか、はたまた船が難破したとか・・・
いろいろと想像しながらも、さぞ故郷に残した家族・友人に会えない、
その思いを諦めたが、心のどこかに引っかかっては故郷を思い出し・・・
さぞ辛かった、哀しかった、悔しかったのだろうか。
 その辛さや哀しさを抱えながら生きていくというのは、どういうことなのか。
 想像を遥かに絶するものなのに違いない。
 挫折といえば、私も今まで、多くの挫折をし、諦めてきた。やはり今でも思い出すと、出来なかった自分が悔しいし、夢破れて哀しかった。その後をただ、ひたすら生きていく辛さがあった。だからこのその一首は、共感できるのである。
 挫折を経験するということは、生きているということなのか、その辛さ、哀しさ、悔しさも含めて。なので自分も自分を生きなければという励ましにも感じ取られたのであった。

自分を生きる?=陰キャ大冒険の旅に出るのか?

 人と接することを拒み、一人で内にこもっていた私だが、
過去に2回程、、一念発起して、外の世界に出てみようと思い立ち色々なことをしてみたことがあった。
 自己啓発本を読み漁ったり、カフェ読書、写真散歩などなど・・・
故あって挫折?頓挫してしまったが、また再び外に世界に出て見ようかと画策?準備をしている真っ最中である。
 つまり、私の中で人生3代キャンペーン?の一つである第3次脱人間嫌い克服キャンペーンが到来したのである。
 その一環として、再びいろいろな自己啓発本を読み始め、今回は少しではあるが実践している。
 そうそう、実践と言えば前回の記事『ゴミを拾うこと、すれすなわち落ちている幸運それとも・・・』でも書いたが、自分もゴミを拾ったら「幸運みっけ」と心の中でつぶやいてゴミ箱に捨ててみた。
 以前の「私の業(悪行)よさようなら」よりかは、気持ちが良かった。
運が上がるかどうかは解らないが、ゴミを捨てるのは良いことだし、運気UP+悪業DOWN?の線で続けてみようかと思った。

 話は逸れたが、コロナ過で頓挫していた趣味、カメラ・散歩を再開しようかとも思っているし、パソコンスキルをUPというか、写真編集ソフト、ドローイングソフトを極めんがためににスクールに通って見ようかとも思う。
 あとサークルなんか参加したら楽しいだろうなぁ~
 いわゆる自分のような陰キャが、再び外の世界に冒険の旅に出ようというのだ。
 ただ、銅の剣と旅人の服で、中ボスに挑戦しようなんて無謀はしない。
いきなり、身の程を知らずにいろいろ挑戦したので、挫折したのかなぁ~と反省。
 まあ過去は過去・・・挫折も人生のうちの一つ、よくあること。と開き直りつつ、時間はたっぷりある、ゆっくりと1歩1歩着実に、やってみたいこと、なりたい自分を目指していこう、「まずは行動あるのみ!」失敗したらその時はその時。と中秋の名月を見ながら、阿倍仲麻呂の1首に勇気づけられ、そう思い考えたのであった。

それと同時に本日の中秋の名月を見ている人たち皆に幸あれと願ってみたのであった。

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