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認知科学コーチングって何?~コーチングを受ける前に知っておくこと~

こんにちは! 
KEIと申します。

 私は普段、銀行で勤務している傍らで、今年4月からMindset Coaching Schoolの8期生として、【認知科学に基づくコーチング】の勉強をしています。

 この記事では、これからコーチングを受ける方、又は受けようと考えている方に向けて、【認知科学コーチングって何?】コーチングを受けるとどうなるの?】について、分かりやすくシンプルに説明したいと思います。
 


✅1.コーチングって何?

コーチ(coach)の語源は【馬車】と言われており、その役割は【目的地まで連れていくこと】です。
そこから派生して、コーチは「クライアントをGOALまで導くこと」が仕事になります。
そして、私が勉強している【認知科学コーチング】は、マインド(脳や心)のカラクリを使って、クライアントの「GOAL設定」と、GOALを達成出来る「マインドの獲得」をサポートします。

✅2.認知科学って何?

認知科学とは「心とは何か,心はどのように働くのか」について、科学的に追求する学問です。そして、認知科学は、心や脳の【情報処理】に注目します。
 
私たち人間は、日々何らかの【刺激=情報】を受け取り、自らの「ものの見方」のフィルターに通したうえで、次の行動・思考を展開しています。
この「ものの見方」のフィルターが【情報処理】であり、認知科学では「ビリーフシステム(内部モデル)」と呼びます。
認知科学に基づくコーチングでは、このビリーフシステムに着目します。

例えば、あなたは毎月貰っているお給料を何に使っていますか?
趣味に使う人、投資に回す人、とにかく貯金する人・・。
人それぞれ違いますよね。これは「ビリーフシステム=ものの見方」の違いによるものなんです。
 
ビリーフシステムは、子どもの頃に刷り込まれたもの、大人になってからも本で読んだこと、テレビで見たことなど、これまでの経験や外部からの影響によって作り上げられたルールや常識などによって形成されます。
 
そして、認知科学コーチングは、このビリーフシステムの書き換えに焦点を当てていることが大きな特徴となっております。

✅3.GOAL設定について

コーチングにおいて、最も重要な概念は【GOAL設定】です。
そしてGOAL設定の重要なポイントは以下の3点です。
①    現状の外側に設定
②    本音でやりたいこと(want to)であること
③    複数の領域でゴール設定

① 現状の外側に設定

現状の外側にゴールを設定する】ことが、他のコーチングと大きく異なる、認知科学コーチングの最大の特徴であります。

◆現状とは
今現在、および現状の状態のままで行けば十分に起こりうると予測される未来のことです。
例えば、勤務先の会社で出世して社長になる、転職して年収1,000万円を超える、五輪アスリートが金メダルを獲る。。これらは現在の延長線上にあることなので、全て“現状”です。これを【理想の現状】と呼びます。

◆現状の外側とは
現在置かれている環境からは想像もつかない未来のことです。現状の延長線上にはない状態を「現状の外側」と定義します。

◆現状の外側のGOALとは
これまで考えたこともなければ、どうやったら辿り着くかプロセスが全く思いつかないけど、そんなことやれたら最高!しかし、それを人に言ったら絶対に止められるし、行動に移すのは超怖い。
それこそが「現状の外側のGOAL」です。

② 本音でやりたいこと(want to)であること

GOAL設定は、「want to」 (本音の欲求)であることが重要です。
今の自分がやりたいことではなく、「誰かに頼まれたわけでもなく、誰かに禁止されても、ついついやってしまっていること」を指します。
「願望」というレベルではなく、自分が心の底から欲しているものです。

③   複数の領域でGOAL設定

ここで、バランスホイールという概念を紹介します。
人生=GOALを【8つの領域】(仕事、趣味、人間関係、社会貢献、知性、家族、健康美容、ファイナンス)に分けたもの、オールライフで捉えるための目安となるものです。各項目にいくつもGOALを設定していきます。
いくら仕事で成功したと言っても、それで病気を患ったり、家庭が崩壊しては本末転倒です。どれだけお金持ちでも、趣味や知性もない人は、魅力的に映るでしょうか。
本当の意味で“最高の人生”を送るためには、オールライフでGOALを設定して、バランス良く回すことが大切です。

✅4.コーチングセッションについて

さて、ここまで、認知科学コーチングについて
・最も重要な概念は【GOAL設定】
・【ビリーフシステム】を書き換えることで、クライアントの【GOAL設定】と【GOAL達成するためのマインドの獲得】をサポートしていくもの
 
 と説明させていただきました。

とは言え、【実際のコーチングセッションでは何をするのか?】について、具体的なイメージが浮かばないと思います。
 
ここからは、コーチングセッションの流れや、セッションを受ける上での重要なポイント、あらかじめ知っていただきたい最低限の予備知識(専門用語)を解説します。
これらをご理解して頂いた上でコーチングセッションを受講して頂くことで、より有意義なセッションになります!

● コーチングの役割

あなたの未来に焦点を当て、あなたの人生を劇的に変化させる。

● コーチングに向いている人

・現状に不満を強く感じている。現状維持から脱したい。
・本音の欲求に素直に生きたい。
・変わりたいけど、本当にやりたいことが分からない。

● コーチングに向いていない人

・悩み相談をしたいだけの人。
・現状に満足しており、変化する必要性を感じていない人
・ただ転職相談したい人
※コーチングは、カウンセリングではありません。

● コーチングセッションの形式

60分のオンライン(Zoom)でお話します。
冒頭の説明等を含めるとトータルで90分要する場合もあるので時間に余裕も持っていただけたらと思います。

● コーチングセッションでやること

未来の【GOAL設定】をします。
・GOALを先に設定するとプロセスが見えてきます。
・GOALを達成するには、【GOAL設定が先、プロセスは後】です。

なお、共感・傾聴はいたしません!
ネガティブ発言や仕事の愚痴話を始めたら、遠慮くなくカットします!

● コーチングセッションで得られること

・才能に気がつく
・やりたいことが明確になる
・未来へのGOALを設定できる

● 質問する内容

・過去の成功体験や、自分がイキイキとしている瞬間。
・権威を持つ人(親、先生、上司、パートナー)に、禁止や強制されても、ついついやってしまっていた行動。
・現在の職業で、あなたは何屋さんなのか?

● 事前に考えておいていただきたいこと(スムーズなセッションにするため)

・昔から人より上手にできてたと思うこと、得意だと思うこと。
・誰かに頼まれたわけでもなく、誰かに禁止されても、昔からついついやってしまっていること。
・現在のあなたの目標や課題
・下記の専門用語に目を通してもらい、ご理解していただく

 ✅5.重要用語の解説

エフィカシー

GOALを達成するために最も必要なものが「エフィカシー」です。
「GOALを達成する自己能力に対する自己評価」と定義されます。
簡単に言えば、「俺なら出来る!」という根拠のない自信です。「実際にできる能力があるかどうか」ではなく、「自分にはできると信じているかどうか」です。
しかし、エフィカシーは、「実際にできちゃう」を生み出すパワーを持っています。

セルフ・エスティーム

エフィカシーと同じく「自信」なのですが、「現在の自分のポジション(肩書き)に対する自己評価」を意味しています。ここには、第三者評価も含まれています。
第三者評価とは無関係なエフィカシーとは、明確に異なる概念です。

スコトーマとRAS(ラス)

◆RAS(Reticular Activating System:脳幹網様体賦活系)とは
情報のフィルター」みたいなもので、その人にとって「重要な情報」だけが見えたり聞こえたりする機能がRASです。
人間の脳は、世界中の全ての情報を受け入れることは不可能です。故に、脳がパンクしないように、RASが重要なものだけを意識に上げ、重要でないものを無意識下にして、情報を振り分けているのです。
つまり、RASが変われば、あなたの視る世界も変わります。
 
例えば、妊娠したり出産した場合、街中にいる赤ちゃんがやたらと目が入ったり、ベンツを買うと決めると、やたらと道端を走っているベンツが目につくようになります。

◆スコトーマ
スコトーマとは、「心理的盲点」のことです。
RASが「重要ではない」と判断し死角になっている部分、目の前に存在していても見逃している部分(盲点)をスコトーマと言います。
つまり、スコトーマとは「現状の外側」のことであり、私たち人間の可能性は、このスコトーマの中に隠れていると言えます。
コーチングにおいては、スコトーマを外すことで、現状の外側へのGOAL設定が可能になります。すると、RASも変化し、自然とGOALへの道が拓けてきます。

コンフォートゾーンとホメオスタシス

コンフォートゾーン(CZ)とは、「自分にとっての居心地の良い空間」のことです。人間にはCZに居続けようとする機能(本能)が備わっており、これをホメオスタシス(恒常性維持機能)と言います。CZから抜け出そうと思っても、ホメオスタシスによってCZに戻ろうとする力が働くので、抜け出すことは出来ません。
ホメオスタシスは意識ではなく、無意識の力なのでコントロールすることが出来ませんし、このパワーはかなり強大で恐ろしい力です。現状に留めさせて、自分の成長を止める抑圧となります。
 
例えば、激しい運動すると体温が上がるので、通常の体温に戻そうと汗をかきます。反対に、寒くなっても体が震えたりすることで体温の低下を防ぎます。
体温のように、人間はCZを1つしか持つことは出来ません。
 
コーチングにおいては、CZは2つ取ることは出来ない、ホメオスタシスは臨場感の高い方(居心地の良い方)に戻るという脳の仕組みを、GOAL達成に利用します。
つまり、現状のCZから抜け出すのではなく、GOALに対する臨場感を高めることでCZをGOAL側にズラします。そうすると、脳はそのGOAL側の世界こそが本当のCZと認識することで、むしろ今の状態の方が居心地が悪くなり、自然とGOALを目指すマインドへと変わっていくのです。

セルフトーク

無意識に自分自身に語りかける言葉です。人は1日に数万回自分に語りかけていると言われています。日本人はネガティブなセルフトークが多くなる傾向にあるようです。
この「セルフトーク」を変えることが、GOAL達成の鍵になります。
ポジティブなセルフトークによって、自分が成功している映像が作られ、臨場感が高まることで、エフィカシー(根拠なき自信)が生まれます。それによってビリーフシステムが書き換わり、新しいコンフォートゾーンが形成され、GOALへと突き進むのです。
例え失敗しても「しまった!」ではなく、「自分らしくない!じゃあ、どうする?」と自分自身に語り掛けましょう!

✅6.最後に

ここまでお読みいただきありがとうございました。少しでも、認知科学コーチングの全体感を掴んでいただけたら嬉しいです。
現在。プロコーチの卵としてモニターセッションを行っております。この記事を読んで興味を持ってくださった方は是非FacebookTwitterのDMでご連絡いただければ幸いです。また、ご友人で「コーチングと相性良さそうだな。」という方がいましたら、ご紹介いただけたら嬉しいです。
ぜひコーチングを体感してみてください!お待ちしております!

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