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ヒカリズム2023~医と禅と芸術の融合「奉納舞踊で天女が舞う」

9月9日 重陽の節句に国宝高岡山瑞龍寺において、「ヒカリズム~医と禅と芸術の融合」が開催されました。開催に先駆け、仏殿で奉納舞踊「天女」が披露されました。

総門

高岡山瑞龍寺は、加賀藩前田家2代利長を弔うため、3代利常が建立した曹洞宗寺院です。高岡山(たかおかざん)ではなく、(こうこうざん)と呼びます。

山門への道
山門

総門から山門までの白い玉砂利の景色は、山門を抜けると一瞬にして芝生の緑に変わり、仏殿へつながっています。

仏殿

仏殿は、万治2年に建立された山上善右衛門嘉広の最高力作の一つで総欅造りの一重裳階付き建造物。 屋根は装重量47トンの鉛瓦葺になっています。須弥壇には釈迦如来、脇侍に文殊、普賢菩薩の釈迦三尊が祀られ、背景となっている壁面は、ケヤキの美しい木目を生かして、西方浄土の空に横雲がたなびく様子が現されています。

須弥壇

釈迦三尊の上部にかけられている大陸から渡ってきたとされる布製の天蓋

天蓋
天蓋の内側
天蓋の内側

この天蓋の下から、見上げた天女の美しさをモチーフに松井千代子先生に曲を作っていただきました。

奉納演奏の様子

松井先生が作られた奉納曲「天女」を「おりん」で奏で、創作舞踊を奉納しました。

天女の舞
おりん演奏

仏殿での演奏と歌唱は美しく、演奏は空に吸い上げられていくようでした。
おりんの倍音は音のベールに包まれているようで、本当に心地よいものでした。

感謝と祈り捧げました。

(キャスト)ピアノ 松井千代子、歌 納村真紀子、舞踊 岩波佳江子 おりん 新藤悠子 おりん協力(株)山口久乗


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