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ガチャを引いたらカルトでた。はじめに

タイトルの「ガチャガチャ」・「ガチャ」とは

コインを入れてハンドルを回すカプセル玩具と、スマートフォンのソーシャルゲームを思い浮かぶ方が多いけどだろう。私も推しキャラが欲しさに、結果に一喜一憂することがある。
ゲーム会社各社、確率などが設定されておりレアなモノほど出にくい。私の人生は、奇しくも超級レアを引き当ててしまった。

我が家に出たガチャの中身は「カルト宗教」だった。

私、志文まひろは現在40代になる女性だ。
我が家はある「宗教」により崩壊した。

――宗教の名は、オウム真理教。

あの無差別テロを起こし教祖や幹部が死刑執行され、教科書にも載る世間を騒がせたカルト教団だ。近しい親族が入信し、勧誘を受けた母がオウムに入信。私も1桁の年齢で信者となった。当時の私は分数の割り算が難しいと悩む普通の小学生でした。

2022年世間にその存在を広く知られ、流行語大賞にノミネートされた「宗教2世」なのです。

待ってくれ!

ここまで読んで画面を閉じようとした方が何人かいらっしゃるだろう?この告白の後受ける拒絶は、私たち元信者が長年受けてきた扱いだ。それは子供だった2世も同様だった。

電車や職場など、あなたの隣に座っているような人間だ。仕事をし、友達と遊び、食事をし、泣き、好きな事に熱狂する。危害を加えたり、宗教に勧誘することもない。ただ私たちの存在と経験した事を知ってもらいたい。

宗教は違くとも苦しむ2世にアドバイスになれば。また世間の皆様には知らない世界を知るきっかけとして、そして後世に残しておきたいと常々考えていた。だが正直気が重い。なぜなら私はいまだにトラウマを抱え、戦っているからだ。

幼い頃に宗教に染められた子供時代、その後の人生を取り戻す期間、そして気づきと回復、様々な視点を綴ってゆきます。重い題材なので並べく一般的な言葉で、面白く書けたらいいと考えています。


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