サポート?過保護?

2年間同じ部署で働いたJさん(男性、20代後半)が大学院に進学することになった。
学部を卒業して社会人として働いたが、社会生活や組織人という窮屈さに馴染めずに、ぶっちゃけ逃げるように進学を決めた。
大学院のことをいろいろ相談されたから、その都度知ってることは答えてきたけれど、進学先の様子が思っていたものと違ったようで、教授に愚痴ったがために、知り合いを伝って私にクレームがきた。
私はその教授を直接は知らないけれど、知り合いの知り合い、みたいな繋がりだ。
「進学前に相談にのっていたくせに、それが十分ではないから入学早々にもう難しい状況になっている、サポートが足りなかったんだろう、etc」

…理不尽。

Jさんは立派な成人男性だ。
確かに若干メンタルが弱めだからそのへんを気をつけて相談にはのったけど、Jさんが自分で調べて自分で決めたのだ。
そこからはもうJさんと教授の話であって、私には関係ない。

ムカつくのはその教授だ。
そもそも話したこともない私に、人伝に文句言ってくる神経がわからない。
私はJさんの先生じゃないのに、私のサポートが足りない?
じゃあどういうサポートがあれば「足りた」というのか。
あの教授の求めている関わりはもはや「過保護」でしょ。
最近の学生がさまざまなサポートを必要としているのは、新採用者の研修を担当すれば痛いほどわかる。
でもさあ…学部入学の18歳じゃない、20代半ばのオトナだよ?
結果を引き受けさせるべきだ。
わたしは彼のママでもないし。

配慮を忘れずに人と接したいけれど、必要以上に求めたり与えたり、配慮の有無に口出しする人間にはなりたくない。


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